面白いですよこれ。
今日が初日なため、詳しい内容は説明できませんけど、いい映画でした。
近未来の話。
石油燃料を使い尽くして大気を汚しゴミと砂漠化で荒れた地球を、
新しい原子力エネルギーが救う。
ルナ産業は、月の裏側でその原料の採掘権を持つ巨大資本。
3年契約でたった一人、月の裏側の基地で採掘作業をコントロールする男、サム。
あと2週間で契約期限が切れ、愛しい妻と子供のもとへ帰還できるというとき、
彼の前に<存在するはずのない>もう一人の自分が現れる。
そこから彼は自分という存在が実は何だったのか、ルナ産業と自分の契約が
実際はどんなものだったのか、という事実を知ることになる。
かなり・・・ショッキングな展開もあります。
淡々としたサムの日常。
月の裏側でたった一人、話相手はコンピューター制御のロボット:ガーディ。
寝て働いて食事して、その全てはガーディにまかされている。
そうです。
サムの滞在する月基地は、2001年宇宙の旅の宇宙船内にそっくり。
白とグレイの漂白された世界。
そこに、サムと彼の家族の写真のみが人間の息遣いを感じさせる。
セットも撮り方も、華々しいCGに慣れた目から見ると、なんだか懐かしい。
宇宙服の汚れ方はほんとに作業着っぽい。
月面のトレーラー、掘削機械も旧式デザインで、アポロ計画の時代の機械みたいです。
設定はSFですけど、描いているのは巨大資本と一個人との関係。
効率と収益性を優先して成長し、繁栄を維持しようとする資本と、
自分が自分であるための権利を死守しようとする男とのせめぎ合い。
SF映画ならではの設定が、最後まで見終わったときになんともいえない余韻を残します。
私たちは自分の記憶や感情が、私が私であることの揺ぎ無い証明だと思って暮らしている。
でも、それは脆い基礎の上に築かれた建物のようなものかもしれない。
・・・そんなことを考えさせられる作品です。
出演者にケヴィン・スペイシーの名前が。
一体どこで出てくるんだろう????と思っていたら・・・・
ガーディの声の出演だった(;´∀`)
や、でもこの声がすごくいいんだよ~。
そっけないボックスにマジック・アーム、小さな画面に現れるスマイル・マークだけで
表情を表すロボットなんだけど・・・最後には愛しくなるのも、この声のお陰。
プログラミングされた通りに任務を遂行するだけのはずの電子頭脳が、
サムの心を察して、自分のプログラムを<都合のいいように>解釈して、
絶妙なやり方で彼を助けていく。
血も涙もないルナ産業のスタッフたちより、ガーディのがよっぽど人間らしく思えてくるのです。
追記)
はっ!!!!!
これのタイトルにも<月>が入ってる!!!!!
まぁ・・・月づいてるわねアテクシ。
今日が初日なため、詳しい内容は説明できませんけど、いい映画でした。
近未来の話。
石油燃料を使い尽くして大気を汚しゴミと砂漠化で荒れた地球を、
新しい原子力エネルギーが救う。
ルナ産業は、月の裏側でその原料の採掘権を持つ巨大資本。
3年契約でたった一人、月の裏側の基地で採掘作業をコントロールする男、サム。
あと2週間で契約期限が切れ、愛しい妻と子供のもとへ帰還できるというとき、
彼の前に<存在するはずのない>もう一人の自分が現れる。
そこから彼は自分という存在が実は何だったのか、ルナ産業と自分の契約が
実際はどんなものだったのか、という事実を知ることになる。
かなり・・・ショッキングな展開もあります。
淡々としたサムの日常。
月の裏側でたった一人、話相手はコンピューター制御のロボット:ガーディ。
寝て働いて食事して、その全てはガーディにまかされている。
そうです。
サムの滞在する月基地は、2001年宇宙の旅の宇宙船内にそっくり。
白とグレイの漂白された世界。
そこに、サムと彼の家族の写真のみが人間の息遣いを感じさせる。
セットも撮り方も、華々しいCGに慣れた目から見ると、なんだか懐かしい。
宇宙服の汚れ方はほんとに作業着っぽい。
月面のトレーラー、掘削機械も旧式デザインで、アポロ計画の時代の機械みたいです。
設定はSFですけど、描いているのは巨大資本と一個人との関係。
効率と収益性を優先して成長し、繁栄を維持しようとする資本と、
自分が自分であるための権利を死守しようとする男とのせめぎ合い。
SF映画ならではの設定が、最後まで見終わったときになんともいえない余韻を残します。
私たちは自分の記憶や感情が、私が私であることの揺ぎ無い証明だと思って暮らしている。
でも、それは脆い基礎の上に築かれた建物のようなものかもしれない。
・・・そんなことを考えさせられる作品です。
出演者にケヴィン・スペイシーの名前が。
一体どこで出てくるんだろう????と思っていたら・・・・
ガーディの声の出演だった(;´∀`)
や、でもこの声がすごくいいんだよ~。
そっけないボックスにマジック・アーム、小さな画面に現れるスマイル・マークだけで
表情を表すロボットなんだけど・・・最後には愛しくなるのも、この声のお陰。
プログラミングされた通りに任務を遂行するだけのはずの電子頭脳が、
サムの心を察して、自分のプログラムを<都合のいいように>解釈して、
絶妙なやり方で彼を助けていく。
血も涙もないルナ産業のスタッフたちより、ガーディのがよっぽど人間らしく思えてくるのです。
追記)
はっ!!!!!
これのタイトルにも<月>が入ってる!!!!!
まぁ・・・月づいてるわねアテクシ。
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