サムサッカー(追記しました)
2010年5月29日 映画 コメント (2)
親指を吸う癖の直らない17歳のジャスティン。
両親も教師も「何か異常があるのでは?」と過剰に心配する。
行きつけの歯科矯正の先生(キアヌ・リーブス、カッコイイけど怪しい;)
まで、「幼児期の虐待等、トラウマが原因」だと決め付け、
怪しい催眠療法を試みる。
本人も周囲もものすご~くタイヘンなことだと
深刻に受け止めているけど、
ジャスティンは17歳の内気な男の子としては至ってフツーだった。
ただ、親指を吸う癖が直らないだけ。
カウンセリングが盛んなお国柄か?やたら精神分析されてしまうジャスティン。
果てはADHD(注意欠陥多動障害)の診断がくだされ、リタリンが処方されてしまう。
ものすごい大雑把なカウンセリングでリタリン処方OK出ちゃうってお国柄かしら?
発達障害の対処のガイドラインが日本とアメリカでは違うからか?
それは置いといて。
結局、ジャスティンの親指を吸う癖を巡って、彼の周りの大人たち自身が抱える
内面の問題が明らかになっていく。
若い頃描いていた未来と、現実の自分の落差。
幻滅と諦めを抱きながら生きている自分を正面から見つめるのは大人だってキツイ。
キアヌ演じる変人歯科医がジャスティンに言う。
「大切なのは結果を求めずに生きる力を持つことだ。」
すごい・・・一種のサトリだね。
しかしご立派な言葉を口にしながら、診察室だというのに、
歯科医は煙草を吸い続けるのをやめられない。
・・・一番ダメなのは先生じゃん(笑)
現実と正面から向き合うことに決めたジャスティンは、希望通りNY大学に合格する。
その夜、母はこれから息子が暮らすNYのマップを見ながら涙する。
「もう、ジャスティンはここにはいないから。」
「どうして?僕、まだ家にいるじゃない?」
「ううん。わかるの。私にはわかるのよ。」
親指を吸わなくなり、リタリンに頼ることもやめ、自分の道を歩みだしたジャスティン。
そのことを実感したとき、母親の胸のうちに去来したもの。
・・・私ももうあと何年かしたら同じ気持ちを味わうのだろうか。
そう思ったら泣けてきた。
両親も教師も「何か異常があるのでは?」と過剰に心配する。
行きつけの歯科矯正の先生(キアヌ・リーブス、カッコイイけど怪しい;)
まで、「幼児期の虐待等、トラウマが原因」だと決め付け、
怪しい催眠療法を試みる。
本人も周囲もものすご~くタイヘンなことだと
深刻に受け止めているけど、
ジャスティンは17歳の内気な男の子としては至ってフツーだった。
ただ、親指を吸う癖が直らないだけ。
カウンセリングが盛んなお国柄か?やたら精神分析されてしまうジャスティン。
果てはADHD(注意欠陥多動障害)の診断がくだされ、リタリンが処方されてしまう。
ものすごい大雑把なカウンセリングでリタリン処方OK出ちゃうってお国柄かしら?
発達障害の対処のガイドラインが日本とアメリカでは違うからか?
それは置いといて。
結局、ジャスティンの親指を吸う癖を巡って、彼の周りの大人たち自身が抱える
内面の問題が明らかになっていく。
若い頃描いていた未来と、現実の自分の落差。
幻滅と諦めを抱きながら生きている自分を正面から見つめるのは大人だってキツイ。
キアヌ演じる変人歯科医がジャスティンに言う。
「大切なのは結果を求めずに生きる力を持つことだ。」
すごい・・・一種のサトリだね。
しかしご立派な言葉を口にしながら、診察室だというのに、
歯科医は煙草を吸い続けるのをやめられない。
・・・一番ダメなのは先生じゃん(笑)
現実と正面から向き合うことに決めたジャスティンは、希望通りNY大学に合格する。
その夜、母はこれから息子が暮らすNYのマップを見ながら涙する。
「もう、ジャスティンはここにはいないから。」
「どうして?僕、まだ家にいるじゃない?」
「ううん。わかるの。私にはわかるのよ。」
親指を吸わなくなり、リタリンに頼ることもやめ、自分の道を歩みだしたジャスティン。
そのことを実感したとき、母親の胸のうちに去来したもの。
・・・私ももうあと何年かしたら同じ気持ちを味わうのだろうか。
そう思ったら泣けてきた。
コメント
親指を吸う癖からはじまるなんて・・・、深イイ・・。
私が見るのとナツリちゃんが見るのとではまた違う観点が生まれると思うから。
青春映画でもあるし、ファミリー映画でもあるし。
いい映画って大抵そうだと思うけど、いろんな要素が含まれていて、それでいて作品として
きちんと一本の流れになってるんですよ。