ショコラ

2010年7月23日 映画
実家のPCからUPしてますー。
さすが九州の田舎w
チャンネル数、少ないっ!!
・・・ってことでNHKのBS三昧であります。

で、偶然見た『ショコラ』がすっごく良くて。
ジュリエット・ビノシュ主演、共演がレナ・オリン。
(『存在の耐えられない軽さ』コンビ復活だなw)
そして、ジョニー・デップ!

あらすじは、厳格なカトリックの領主の下、
全ての楽しみを禁じられた村に
ふらっとやってきた母娘がショコラティエを開店する。
秘密のレシピで作られたチョコは、
それを口にした人の心に喜びと自由を吹き込み、
堅苦しい規律で灰色に染まった村の人々が、
チョコの魔法で人生に色彩を取り戻していく。
他にも奔放な母(ジュディ・デンチ!)とその娘、彼女の息子をめぐる心のすれちがいや、
厳格すぎて女房に逃げられた領主の心の傷、DVで傷ついた女の反撃と自立など、
さまざまな人間模様を巧みにエピソードの中に織り込んでいく腕前は
ほんとに「おみごと!」です。
舞台がフランスで女優さんもフランス人なのに、なぜか全編英語なのは不思議だがw

夢があってユーモアがあって、秘密と魔法の香りのするステキな作品でした。
この面白さは、上手く説明できないなぁ;
や、ぜひともDVD借りてきてご覧ください。
絶対ハッピーになれると思いますです。

で、とっても素敵だなあと思ったポイントをひとつだけ。

<色彩>

特にビノシュの衣装とメイク。
コーラルピンクを基調にした衣装が、ピンク肌・ブルネットの髪と目の色にぴったりで、
それはそれはキュートで目を見張るほどの美しさなのです。
濃い珊瑚の繊細なネックレスに、コーラルピンクのブラウス。
紺のシンプルなワンピースにパンプスだけコーラルピンク。
ブラウスと同じ色の唇の彼女はまさに<良い魔法を使う妖精>のイメージである。

もともと彼女は洗練された美女ではなく、ちょっと野暮ったい。
個人的にはレオス・カラックスの『汚れた血』の神秘的な少女役のイメージが強い。
自分ではその気がないのに周りの男を振り回して不幸にしてしまう女。
とても自然体で無邪気で、そのくせ愛には奔放で情熱的。
(誰だったか・・・「フランスの大竹しのぶ」と評した方がいらっしゃった。当たってるw)
でもこの映画ではふわふわしたしぐさやおっとり天然ボケっぽい雰囲気が役にぴったり。
・・・なんとなくコーラルピンクの服が着たくなりました(似合うかどうかは別である)

彼女は川からやってきたジプシーの青年(ジョニー・デップ)と恋に落ちるのですが、
その途端に口紅の色を変えるんですよ・・・コーラルレッドに。
ものすごーく女!って感じでね、これが。印象的でした。

そして、ジプシーの青年役のデップがとっても素敵なんっす。
流れ者と人々に蔑まれ忌み嫌われながらも、束縛を嫌い、
自由に生きるためにひとつ処にとどまることを拒む彼。
・・・そうです。なんかちょっとハウルっぽいw
「あー・・・こういう役もやってほしいよなぁ・・・・・。」
なーんて思わず妄想に浸ってしまいました。

追記)
あああ・・・・・。
今日のワッツはそんな楽しい妄想話だったのね;←電波が上手くキャッチできず。
明日どっかでレポ探して脳内再生しよ。

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