POISON / Christian Dior (1985)
2010年9月29日 香り
最近は街中でPOISONとすれ違うことはほとんどない。
日本ではバブル期と重なり、セクシーで<POISON=毒>のある香りとして一世を風靡しました。
ある意味、日本女子が<石鹸の香り>以外に目覚めた功労者であるにもかかわらず、
80年代を経験した人には<お水系で臭い>イメージが刷り込まれているようです。
でもね・・・大好きでした。
その頃、自分には似合わないや、とミニチュアをこっそり購入。
時々嗅いでうっとりしてました←匂いフェチ。
ひと月ほど前、同僚の女性のお母様がご逝去なさいました。
ようやく遺品を片付ける気持ちになって整理していると愛用のPOISONが出てきたそうです。
もう80歳近いのに、この香りをたっぷり纏っていたそうです。
「匂い自体強烈で好きじゃなかったけど、捨てるに捨てられなくて。」
「んじゃ~私にください。POISON好きなんです~!」
「え?すごい匂いだけど大丈夫?」
「大丈夫。是非!」
・・・そしてPOISONのEDT(オードトワレ)が昨日私の家にやってきました。
早速キャップを外し香りを嗅ぎます。
あーーーーこれ。
妖しい紫色の煙のような、魔力のある香りがもわっと立ち昇りました。
甘くて甘くて、でもお菓子みたいなふわふわした甘さではございません。
そうですね~・・・名前といいボトルといい、魔女の秘薬を連想します(笑)
肉厚の紫色のベルベットのような触感と光沢のある匂い。
手首にスプレーしてしばし酔う。
今日その香りを纏って出勤しました。
強烈な香りですが、コツさえ掴めば難しくはないのです。
直接空気に触れるところを避け、ウエストや足首に控えめにスプレイします。
こっくりしたプラムと陶酔を誘うチュベローズ、オレンジの花。刺激的なシナモン。
人肌の温かさの白檀、ちょっと動物的なムスク、コクのあるバニラ。
それらが時には官能的な熱帯の花のように、または寺院のお香のように、
一瞬ごとに姿を変えながらふわっと立ち昇る。
同僚の傍に行ってみました。
「何か匂いしますか?」
「うん。ほんのり甘くていい匂いがするけど?」
「昨日のPOISONを着けてきました。」
「え?全然違う香りみたい!」
POISONは1985年、Dior社の当時の社長が
「香りは心の毒である」というフランス詩人の言葉からネーミングしたそうです。
心の毒。
遣いこなすには少し注意が必要ですけど・・・毒を含んだ美しさって素敵。
若い女性よりも年齢を重ねた女性のほうが絶対に似合います。
髪が真っ白になったら今よりもっと格好よく使いこなせるに違いないと勝手に思ってますw
日本ではバブル期と重なり、セクシーで<POISON=毒>のある香りとして一世を風靡しました。
ある意味、日本女子が<石鹸の香り>以外に目覚めた功労者であるにもかかわらず、
80年代を経験した人には<お水系で臭い>イメージが刷り込まれているようです。
でもね・・・大好きでした。
その頃、自分には似合わないや、とミニチュアをこっそり購入。
時々嗅いでうっとりしてました←匂いフェチ。
ひと月ほど前、同僚の女性のお母様がご逝去なさいました。
ようやく遺品を片付ける気持ちになって整理していると愛用のPOISONが出てきたそうです。
もう80歳近いのに、この香りをたっぷり纏っていたそうです。
「匂い自体強烈で好きじゃなかったけど、捨てるに捨てられなくて。」
「んじゃ~私にください。POISON好きなんです~!」
「え?すごい匂いだけど大丈夫?」
「大丈夫。是非!」
・・・そしてPOISONのEDT(オードトワレ)が昨日私の家にやってきました。
早速キャップを外し香りを嗅ぎます。
あーーーーこれ。
妖しい紫色の煙のような、魔力のある香りがもわっと立ち昇りました。
甘くて甘くて、でもお菓子みたいなふわふわした甘さではございません。
そうですね~・・・名前といいボトルといい、魔女の秘薬を連想します(笑)
肉厚の紫色のベルベットのような触感と光沢のある匂い。
手首にスプレーしてしばし酔う。
今日その香りを纏って出勤しました。
強烈な香りですが、コツさえ掴めば難しくはないのです。
直接空気に触れるところを避け、ウエストや足首に控えめにスプレイします。
こっくりしたプラムと陶酔を誘うチュベローズ、オレンジの花。刺激的なシナモン。
人肌の温かさの白檀、ちょっと動物的なムスク、コクのあるバニラ。
それらが時には官能的な熱帯の花のように、または寺院のお香のように、
一瞬ごとに姿を変えながらふわっと立ち昇る。
同僚の傍に行ってみました。
「何か匂いしますか?」
「うん。ほんのり甘くていい匂いがするけど?」
「昨日のPOISONを着けてきました。」
「え?全然違う香りみたい!」
POISONは1985年、Dior社の当時の社長が
「香りは心の毒である」というフランス詩人の言葉からネーミングしたそうです。
心の毒。
遣いこなすには少し注意が必要ですけど・・・毒を含んだ美しさって素敵。
若い女性よりも年齢を重ねた女性のほうが絶対に似合います。
髪が真っ白になったら今よりもっと格好よく使いこなせるに違いないと勝手に思ってますw
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