晩秋の朝

2010年11月4日 日常
いきなり冬が来たかとおもいました・・・・・・。
寒い。

でもこういう寒さは嫌いじゃない。
晩秋から初冬にかけての朝の空気。
日差しも空気も透き通って、何か非現実的なくらい清々しい。
もうすぐ吐く息も白くなる。

会社のすぐ傍に高級輸入車のショールームがある。
朝、歩道を歩いていたら何か茶色っぽいカタマリが転がっていた。
近寄ってみると20センチくらいの若草色と薄茶色の野鳥の死骸だった。
目を開いたままで。
小さな黒いビーズのような目にはもはや何も映っていない。
見上げると光り輝くガラス張りの壁。
前にここでもっと小さな鳥の死骸を見つけたことがある。
夜のうちにこの辺りを飛んでいて昼のように眩いライトに目が眩んで
衝突して死んだのかもしれない。
先を急いでいたのでそのまま通り過ぎたが、
あの黒い瞳と美しい羽根の色が妙に頭に残った。

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