ガエル・ガルシア祭り(笑)

結婚前のラテン美女が、ふとした弾みでキスをした
ブラジリアンの美青年と恋に落ち
スリリングな三角関係が展開する。

・・・というストーリなのですよ途中までは。
なのですが、所々に手持ちビデオで撮影したと思しき映像が
フラッシュバックのように差し込まれ、微妙に混乱した気分にさせられます。
なんだなんだ?この映像?と思っても、話の流れには全く関係ないようにも思われ、
ちょっと不可解かつ先の見えない展開に引き込まれること約70分。
いきなり意表を突いた真相が明らかになり、「ええええ!?」と呆れてるうちに
最後の15分間でまたもやどんでん返し・・・・・。
半ばボーゼンとしつつ苦笑してるうちにいきなりのエンドマーク。
やられた!

カルメン役の美女が素敵。
登場人物が彼女を「ベティ・ブルーみたいなイカレた女」と表現するのですが、上手い。
なんといっても魅力的なのはフラメンコを踊る彼女。
日頃は胸の大きく開いたトップスにピタッとしたジーンズという
いかにもラテン系カジュアルな彼女が、黒と赤の衣装を纏った姿の迫力に圧倒されました。

そして透き通ったまあるい目ときゅっと上がった口角が可愛いガエル・ガルシア。
毎度ながら笑ったときのくしゃっとした子犬みたいな笑顔にやられます(笑)
や~・・・間違いなくウェポンだね、キミの笑顔はw

この二人の出会いのキス。
最初はかる~く、だんだんその気になっていく、美女と少年のような男。
二人の気分の昂りがダイレクトに伝わってくるキス・シーンは圧倒されます。
これがラテンの血か!!!!(違)
ベッドシーンもかなりエロティックですが、妙な躊躇いがないので
「うわ~・・・いろっぽいなぁ~・・・ガエルのヒップ可愛い////」
とじっくり堪能いたしました。(ヲイ)

サスペンス的風味も上手に盛り込んであって、92分しっかり楽しめました。
アイデア&キャスティングの妙ですね。

ちなみに、タイトルの<ドット・ジ・アイ>とは。
"dot the i’s and cross the t’s"
細かいところまで注意を払う。細部にまで十分気を配ること。
(iとtは似ているから)間違えないように、iは点、tは横棒(で区別しろ)
・・・という意味から来てるんだそうです。
なーるほどね!

作品紹介サイト
http://www.cinematopics.com/cinema/works/output2.php?oid=3591

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