これはいい。
両方とも買いました。

全く違う顔を見せてくれてます。
トラッドがテーマのメンノン。
ロックがテーマのポパイ。
どっちも着こなしてるんだよね。
『どう見せたらいいのか』『何を要求されているのか』がわかってないと
ああはできないと思う。

存在感のある俳優さんは時としてプロポーション抜群のモデルさんよりもずっと、
服を上手く着こなします。
それを実感したのはもう随分昔ですが、故デニス・ホッパーが
Comme des garcons hommeのコレクションにモデルとして登場したとき。
ベーシックなスーツから癖の強いシャツまで、圧倒的な存在感で
<彼の服>にしちゃってました。
キムラはそこまでの境地に達してはないけど(だってまだ若いからw)
このままイイ感じで年をとってくれたら、もの凄く存在感のある
味わい深いオトコになるに違いない。

メンノンのツボは表紙とP.26のバストショット。
表紙・・・こーゆう表情で見つめられたらやっぱ買っちゃうでしょ(笑)
ポーズもちょっと頼りなげで切ない。
光の加減で右目がアンバーっぽく透けてるのがめっちゃ好き。
P.26は絶妙じゃないですか?
いたずらっぽい表情といい、右手にイチゴ突き刺したフォークを持ち、
それを掲げてる感じとか、伸ばした小指とか。
ん~、とにかく全てのバランスが取れていて、それがまたニットとキャップの
ダメージ感を生かしてるんですよ。
彼と食い物wの組み合わせはいつもとってもいい。
少し前のポパイの、ハンバーガーやらポップコーン食べてるショットがそうだった。
こーいうシチュエーションって意外と「その人らしさ」が出る。
そこにユーモアが存在してるのがいい。
100問100答のツボは「一日腹筋300回」マジかよ(´д`;)
それとやっぱり沖田艦長とのアドリブ。
わっつで詳しく話してほしいなー・・・。
山崎努さんとお仕事できたことは、彼のこれからに大きな意味を持ちそうな予感がします。
(当たるかどうかはわからん)


ポパイは全部好きだなー・・・。
キムラタクヤのカッコイイ部分が凝縮されてるから。
なんつってもセクシーだし!
ロックなオトコはまず、足が細くないとダメですが(笑)その点もクリア。
実にロックだ(意味不明)
メンノンの一問一答も面白かったけど、ポパイのインタは結構深いとこまで喋ってません?
例えば古代進という人物への理解の深さ。
その人物の目で見ようとする人の理解の仕方、っていうんでしょうか?
台詞の行間を埋める作業、とか「危機のときにも口角を上げることができる」って表現に、
あー。
アタマでなくカラダで考える人なのね、という感じを持ちました。
それと、最後の「カッコいい男性像とは?」の質問の答えがあまりにもらしくて。
この人はいつ・いかなる時にもブレないんだなぁ・・・と
ちょっとばかり感動すら覚えたのだった。
.
.
.
しかし。
海では日焼け止めを塗ってくれ。@おはすま。
そこんところはブレていいからw


追記)

メンノンのフォトグラファーは秦さん。
何故かポパイにはキムラ以外のページで秦さんのお写真がいーっぱい(笑)
色合いや質感に特徴があるからわかりやすいですよね。
この方の撮るキムラはどこか可愛いw

ポパイのキムラを撮ったのはKei Ogataさんという方で、スママガでも
野口×キムラコラボのページを担当してる方。
どっちかっつーとワイルド&セクシーな感じのが得意なのかなー・・・。

こうやって比較してみるとフォトグラファーの好みがわかって
面白いですね。


追記)その2.

ポパイのフォトを見てふと思った。
ナニゲに空中でポーズ取ってるけど(直径4mのトランポリンを使ったらしい)、
これができるのは彼が踊れる人 だからかな。
足の開き具合、顔の角度・指の先端まで・・・。

凄いことを何気なく・当然のような顔でやってしまう。
だから意外と気付かれない(笑)

コメント

nophoto
明石
2010年11月10日22:31

こんばんは。
ポパイの細い脚、好きです!!
「踊れる人」って指摘、確かにそう思います。
空中でこの表情とこのポーズは、他の人にはできない。
小指まで立ててるし(^^)
メンノンでは「左肩の骨がちょっと飛び出している」と
自分で言ってるのがツボです。
何年も写真に撮られてきた人らしい感じがします。
光に透けるキムラさんの瞳、キレイですよね~
白目がすっきり白くてきれいだから、よけいにいいんだろうな。
映画のスクリーンで見てみたいなぁ。

ポパイを読んで、映画監督とVFX監督が同一人物というのは
特殊な状況なんだな、と改めて気づきました。
「突き抜けてる」山崎監督との出会いも、よかったなと思います。

HT
2010年11月10日22:57

明石さんこんばんは。

んー・・・たぶんプロのダンサーさんならできると思うのですよあのポーズ。
ただ、ダンサーさんの表現とキムラのそれは微妙に違うんじゃないかと思ったんです。
ダンサーさんならまず、<ダンスのポーズとして美しいかどうか>に拘るんじゃないかな、と。
キムラは厳密に言えばダンサーじゃないので、割とその辺り自由な解釈でやっちまえる。

山崎監督、インタ読む限りだとキムラ本人に通じるものがあるし、
作品作りにはとことん拘るけど、自分の立ち位置にヘンな拘りのない感じの方ですね。
ほんとに撮りたいものを撮ってるんじゃないかな~・・・。
大事だよね、そういう感覚。