↑ムスコ@中3の感想。

斉藤&真田の辺りからメガネをはずして涙を拭ってるのに気付いたのですが(笑)
もうラスト辺りはすすり泣いてました。
彼の号泣キーワードは「ゆき。」だったそーです。
声を押さえるので必死だったと言っておりました。

人それぞれですけど、泣く、という行為は一種の浄化作用であります。
内部に溜まっている何かが堰を切ってあふれ出す。
リアルに自分の人生に起こった何事かで流す涙はともすると心を傷つけますが、
映画でのそれは・・・とりわけヤマトの場合のそれは快感かもしれません。
なぜなら、この作品はあくまでもハッピー・エンドだから。

この作品で語られているのは希望であり、
どんな瞬間のどんな悲劇的場面においてもそれらはすべて<希望>へと繋がっていく、
そういう仕組みで作られた作品なんだな~・・・と。

ある側面からみれば、放射能汚染によって滅亡寸前の地球はまさに、
今の<大和>=日本の姿に他なりません。
(そこまで切羽詰っているかというとそれはまた別の問題だが)

どんなに無謀な挑戦に思えてもやらないよりはいい。
そこから希望が生まれ、可能性が見えてくる、と確か山崎監督もおっしゃっておりましたし。

そして超絶熱演のキムラタクヤとその周りをがっちりと固める役者陣。
一回目の鑑賞のあとにも感じたのですが、
西田・橋爪・山崎のお三方の素晴しいこと!
とりわけ山崎<艦長>努氏の、あの茶目っ気たっぷりの沖田ときたら・・・!
艦長に捧げられた<敬礼!>にちょっと照れくさそうに返す掌。
死神との死闘の最中のウィンク。
もう正直モエ過ぎてクラクラしました←筋金入りのおやぢモエ。

そして帰宅後。

パラパラとめくったパンフレットの、山崎<艦長>努氏の、キムラタクヤへのエール。

すみません、ついうるっちゃいましたw

西田さんの言葉もめっちゃ嬉しいし(鉄平!)、
山崎監督はいうまでもなく。


そしてこんな志を高く掲げたエンターティンメント作品が、
どーかヒットしますように、と祈らずにはいられません。
それはきっと、未来のクリエーター達への贈物になると思うのです。

コメント

nophoto
明石
2010年12月7日21:24

艦長の、クルーへの返礼。あれ絶品だよねっ
割とはじめのほうの、空間騎兵隊を従えた立ち姿がかっこよかった~
父性的なばかりではない、食えないところのある男。
「以上。…以上。」のシーンとか、小さなグリーンを生かしてるとことか、
チャーミングな人ですね。

古代進復隊時の、「ネコ!?」も好きです。
あれは、キムラ史上最高にさりげない「!?」では?

HT
2010年12月8日16:06

沖田=山崎でほんっとによかったな~と思う。
山崎努さんのあの百戦錬磨wな雰囲気が、例えアニメを一切見なくてもそのまんま
沖田十三という人物を極自然に三次元化してたんじゃないかな~・・・。
その意味でSBヤマトのキャスティングはまさに絶妙で。
『そうあるべくして、あった』
人たちがそれぞれに<役を生きた>結晶だと思うのです。