くりゅうのテンション。(追記しました)
2011年1月29日 キムラさん コメント (2)久々にHERO SPを見ました。
これ不思議なドラマなんですよね~。
設定もストーリーもそれほど面白くないし、城西支部メンバーによる
スタイリッシュな(笑)掛け合いもない。
犯行の動機もそれを解明するまでの流れもごく平凡な印象なんですよね。
しかもキムラのビジュはさいあ(ry.
なんで最初から最後まで飽きずに見れちゃうんだろう?
これこそ俳優さんの力量で見せちゃうドラマだな~、と。
キャスティングだけはとてもいい。
主要キャスト4人・・・久利生・津軽・泉谷・滝田、は言うまでもなく、
その他一瞬登場するキャラクターすらよく考えられた配役だと思いませんか?
渋くて味のある方々ばかり。贅沢。
圧巻はやはり滝田と久利生の対決シーンなんですけど、
やっぱり何回見ても感動します・・・。
すごいですよね~。
机を挟んで向かい合った検察官と被疑者。
その向こうに事務官が記録をとってるだけ、という。
ほとんど滝田と久利生の会話だけのシーンなのに、一気に見せてしまう。
放映当時、滝田役の中井さんの上手さが話題になりましたけど、
私はここでも木村の<受け>の技が存分に生かされているな~・・・と思ってました。
滝田役の中井貴一さんは全身全霊で<愛する街を守るため自分を捨てた男>を
熱く演じている。
口調は静かですが、目線、仕草、声から伝わってくる感情は激しく一途。
それを<受ける>側、ここでは久利生を演じるキムラも同じテンションで
中井さんの熱演を受け止める。
・・・はずだと思うのですよ、ふつーは。
でもキムラは敢て、その熱情に引っ張られない、ちょっと見軽い雰囲気で久利生を演じた。
仮に二人が同じテンションでぶつかったとすると、確かにわかりやすいのですが、
話の流れ的に完全にトゥーマッチ。
おそらく見てる側はある種の芝居くささ=作り物っぽさ、を感じたはずです。
話の流れから行くと久利生はあくまでもよそ者として<公平な>判断を下すはずですから。
いや~・・・あの中井さんの迫力に巻き込まれず、しかも緊張感をそこなわず、
自然に受け止め・受け流す。
相当な集中力と感情のコントロールが必要だったはず。
で、滝田への共鳴・共感を代理して表現するのが、堤さん演じる津軽。
「滝田さん、あなたの本当に守りたかったものは・・・」と問いかける場面なんて、
マジで涙溜めてましたしね。
激情・冷静・共感。
劇的にして果てしなく自然で、しかも共感を呼ぶ、見事な<攻め>と<受け>の技。
すっごいな~・・・・。
しかし、脚本の段階で果たしてここまで見事に着地できることを予測できたでしょうか?
3人全員が自分の役を深く理解するとともに、全体の感情の流れを俯瞰で見て
コントロールできる人だったからこそあのシーンが成り立ったのでは。
それにしてもキムラと堤さんってほんっとに息ぴったりだよなぁ・・・。
津軽と久利生の出会いのシーンの、握手を避ける津軽と久利生のぎこちなさが、
久利生の
「僕は滝田さんがいい人かどうか証明したいんじゃない。真実を知りたいんです!」
という一言からどんどん変化して、手塚里美演じる女将の宿屋のシーン辺りからは
二人の体の動きがシンクロしてるんだよね(笑)
田舎駅のホームで、一人旅立とうとする久利生をひっそりと見送りに来た津軽。
「あなたとこの先もずっと仕事をしたかった。」彼の目がそう語ってました。
MAYUKOさまも書いてましたけど、堤さんはご自分のテンションが役柄とピタリと
一致するところまで集中力で高めていく俳優さんな気がします。
そこんところは憑依型のキムラとは少し違うのかな。
ものすごく消耗するだろうな・・・。
それにしても。
キムラとはほんっとーーーーーーーーに、またがっつり共演していただきたいなぁ。
これ不思議なドラマなんですよね~。
設定もストーリーもそれほど面白くないし、城西支部メンバーによる
スタイリッシュな(笑)掛け合いもない。
犯行の動機もそれを解明するまでの流れもごく平凡な印象なんですよね。
しかもキムラのビジュはさいあ(ry.
なんで最初から最後まで飽きずに見れちゃうんだろう?
これこそ俳優さんの力量で見せちゃうドラマだな~、と。
キャスティングだけはとてもいい。
主要キャスト4人・・・久利生・津軽・泉谷・滝田、は言うまでもなく、
その他一瞬登場するキャラクターすらよく考えられた配役だと思いませんか?
渋くて味のある方々ばかり。贅沢。
圧巻はやはり滝田と久利生の対決シーンなんですけど、
やっぱり何回見ても感動します・・・。
すごいですよね~。
机を挟んで向かい合った検察官と被疑者。
その向こうに事務官が記録をとってるだけ、という。
ほとんど滝田と久利生の会話だけのシーンなのに、一気に見せてしまう。
放映当時、滝田役の中井さんの上手さが話題になりましたけど、
私はここでも木村の<受け>の技が存分に生かされているな~・・・と思ってました。
滝田役の中井貴一さんは全身全霊で<愛する街を守るため自分を捨てた男>を
熱く演じている。
口調は静かですが、目線、仕草、声から伝わってくる感情は激しく一途。
それを<受ける>側、ここでは久利生を演じるキムラも同じテンションで
中井さんの熱演を受け止める。
・・・はずだと思うのですよ、ふつーは。
でもキムラは敢て、その熱情に引っ張られない、ちょっと見軽い雰囲気で久利生を演じた。
仮に二人が同じテンションでぶつかったとすると、確かにわかりやすいのですが、
話の流れ的に完全にトゥーマッチ。
おそらく見てる側はある種の芝居くささ=作り物っぽさ、を感じたはずです。
話の流れから行くと久利生はあくまでもよそ者として<公平な>判断を下すはずですから。
いや~・・・あの中井さんの迫力に巻き込まれず、しかも緊張感をそこなわず、
自然に受け止め・受け流す。
相当な集中力と感情のコントロールが必要だったはず。
で、滝田への共鳴・共感を代理して表現するのが、堤さん演じる津軽。
「滝田さん、あなたの本当に守りたかったものは・・・」と問いかける場面なんて、
マジで涙溜めてましたしね。
激情・冷静・共感。
劇的にして果てしなく自然で、しかも共感を呼ぶ、見事な<攻め>と<受け>の技。
すっごいな~・・・・。
しかし、脚本の段階で果たしてここまで見事に着地できることを予測できたでしょうか?
3人全員が自分の役を深く理解するとともに、全体の感情の流れを俯瞰で見て
コントロールできる人だったからこそあのシーンが成り立ったのでは。
それにしてもキムラと堤さんってほんっとに息ぴったりだよなぁ・・・。
津軽と久利生の出会いのシーンの、握手を避ける津軽と久利生のぎこちなさが、
久利生の
「僕は滝田さんがいい人かどうか証明したいんじゃない。真実を知りたいんです!」
という一言からどんどん変化して、手塚里美演じる女将の宿屋のシーン辺りからは
二人の体の動きがシンクロしてるんだよね(笑)
田舎駅のホームで、一人旅立とうとする久利生をひっそりと見送りに来た津軽。
「あなたとこの先もずっと仕事をしたかった。」彼の目がそう語ってました。
MAYUKOさまも書いてましたけど、堤さんはご自分のテンションが役柄とピタリと
一致するところまで集中力で高めていく俳優さんな気がします。
そこんところは憑依型のキムラとは少し違うのかな。
ものすごく消耗するだろうな・・・。
それにしても。
キムラとはほんっとーーーーーーーーに、またがっつり共演していただきたいなぁ。
コメント
兄やんも…普段の語りが…あんなだから…ですけど…ね
HT様の仰る通り…。
どこまでも集中力を高めて…の人には…
俺も遠慮なく直球がつんがつんいくんで…がっつりいきましょうな人は…ね…
やりやすいでしょ…だから相性も良いんだろうな…と…。
香田さんとの…「君に礼を言わなければ…」から始まる…
木村の受けの芝居がね…良くて
ジェーンの言う…正に「ナイスコンビネーション!」です…。
今回の南極は…配役からして…
その受けのうまさを存分に活かせそうですから…楽しみです…。
「HERO」特別編はほんとうに配役が素晴らしいと思います。
しょーじき映画版は何が残念って花岡練三郎…役…
特捜黛も蒲生も申し分ないのに…花岡が…っていう…
飛び道具すぎるだろうと…。
せっかくの…秘書役の石橋蓮司さんももったいないし…
私は…特別編の…あの感じをもっとと思っていたのに…
裁判長役の岸部さんが…花岡だったらあの法廷シーンは
もっと素晴らしいシーンになったのではないかと思っていたり…。
タモさんのまったり感が上手く作用するのは…タモさんの番組だけ…ですもん…。
フジテレビドラマで今後楽しみなのは唐沢さんの共演実現でしょうか…
やるとしたら、やっぱり久利生登場…でしょうから…。
これはもうGL最初から見なくてはですね!
クライマーズ・ハイを見てから取り掛かる所存にございます。
改めてキムラドラマを見て、お芝居ってある意味格闘技なんだなーと思ってしまいました。
精神と肉体でぶつかり合う無差別級ハードプレイ(笑)
ボクサーがいたりレスラーがいたり、相性の良し悪しももちろんあるんですが、
ホンキ同士がぶつかったときの技の掛け合いってスリリングですよね。
どっちかのテンションがそれなりだったら、なんとなく伝わっちゃって面白くないですし・・・。
花岡役=飛び道具。
まさに!お見事でございます。
俳優の個性と、テンションの持っていき方のバランスって、ああいう緊迫した場面でははっきりと見えてきてしまう。
唐沢さんとキムラ、見たいなぁ。
唐沢さんというとガリレオ。
ほんと第1話は良かったんですよね~・・・あれも配役の妙かな~。