今回表紙がかっこいいなぁ~・・・と思ったら
平林奈緒美さんのコレクションのひとつ
1930年代の軍用包帯のパッケージだそうで(笑)

『いとしいものは、形をかえて。』

要はリサイクルとかリメイクとかそういう類のことですが、
さすがに切り口が面白い。
そのテのジャンルのキーワードはカワイイになりがちだと思うのですけど
ku:nelのそれは敢てキーワードを探すならアート系←w
何がどうしてアート系なの?とお思いでしょうが・・・それは見てくださいとしか>え?

さて。
表紙の包帯をコレクションしてらっしゃる平林奈緒美さん。
この方は資生堂のアートディレクターとして活躍なさってらっしゃいましたし、
最近ではArts&scienceやJournal Standardのアートワークを手がけてらっしゃるそうで
(ソニア・パークのショッピングマニュアルも平林さんのデザインです)
ご本人もインタビューで語ってらっしゃるように、BAUHAUSやロシア・アバンギャルドが
お好きだったとか

クリエーターズファイル/平林奈緒美
http://biz.toppan.co.jp/gainfo/cf/hirabayashi/p1.html

ku:nelではご自宅のコダワリの内装から小物に至るまで多くの写真が掲載されてまして、その隅々まで美意識の行き届いた世界に思わずため息が漏れたのですが。
中でも目がクギヅケになったのは、アメリカの業者さんに問い合わせて、
そこから輸入できないとわかると、わざわざスリランカの製造元から取寄せたという、
真っ白なタイルのバスルーム。
タイルの白さ、キッチリと並んだ長方形の規則正しいピッチ、備え付けられた真鍮のシャワーや水栓まで、完璧としか言いようがありません。

美学。としか表現しようのないものがそこにある。

以前平林さんはku:nelのおしゃれ特集にも登場されてました。
白いシャツ+(本物の)軍パン、そして黒ブチメガネにこだわりがあって、
気に入ったのを見つけると、なくなる不安から複数購入してしまうとか(笑)

う~ん・・・カッコイイ。

香りにしろ音楽にしろ映画にしろ、いろんなものが好きでちょっと気になると
ついつい手を出してしまう自分は心からの尊敬の念を抱いてしまうのでした。

そうだ。
ku:nelは毎回映画紹介のページもマニアックで面白いんですよ。
(といってもマニアックすぎてこれを参考に見ることはあまりない・笑)
というか、毎回文章を書いてる方の顔ぶれがユニークで読んでるだけで楽しいのですが、
今回はアッバス・キアロスタミ監督のお当番でした。
この方の作品はみたことがないのですが、「オリーブの林を抜けて」は
映画好きの知人が絶賛していたので、一度見てみようかと。
「甘い生活」も大学時代、深夜の映画館で見たけど途中で寝ちゃったので;
これまたほとんど覚えていない・・・。
キアロスタミ監督の紹介がとっても良かったので、見てみようかと思ってます。

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