ターニング・ポイント(追記しました)
2011年5月28日 日常 コメント (2)MAYUKOさまの日記を読んで思い出しました。
発電床
人が歩いたとき生じる圧力で発電するシステム。
*概略@wiki
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%99%BA%E9%9B%BB%E5%BA%8A
これを会場の床面いっぱいに設置すればコンサ+余剰電力を東電に売って
お釣がくるかもしれない(笑)
すごいですからね~ファンの熱気は!
さて。
先日NHKのニュースで、東京・大阪で行った街頭インタビューの結果について
取り上げていました。
そのれによると、震災は日本人の価値観・意識を大きく転換させたことは間違いない、と。
特に20代30代で人の絆、家族の大切さ、笑顔の大切さに気付いたとの答えが多く、
あたりまえの日常が実はあたりまえじゃないと痛感した結果、
一日一日を大切に、目の前の問題に真剣に取組むとともに、
<社会の中の自分>を強く意識し、<誰かのために役に立つ自分>でありたいと
願う傾向が顕著なんだそうです。
そうですよね。
津波による破壊の信じられない光景を目撃し、原発事故の恐怖を実感したとき、
私自身、無力感とともに日常がいかに大切でまた脆いものなのかを
実感せざるを得ませんでしたもん。
後の世代が2011年を振り返って「この年は日本の大転換期だったんですね。」と
総括するに違いありません。
・・・いくらかの非難をも込めて。
毎週金曜の朝日夕刊にbeというコーナーがあって、今回は堤さんのインタビュー。
(キムラのインタも何度か掲載されましたが、結構面白いんです切り口が)
その中でこんなくだりがありました。
震災後、こんなとき役者なんかやってる場合か?
芝居なんて必要ないんじゃないか、と真剣に考えていた。
しかし時間が経つにつれ、文化や芸術の力は人と人とを繋げる大事なものだと
思えてきた
同じような言葉をどこかで読んだなぁ。
そうだ。香川さんの『日本魅録』だ。
さらに今発売中のMyojoでの、キムラと寺島さんのやりとり。
芝居すること、演じることに深い意義や価値観を見出して真剣に取組んでいたからこその、
自分と自分の生業への失望感と無力感だったのかも。
壁の前で立ち止まって深く悩み、結論は出ないまでも、
人と人とを繋ぐのが自分の役割りだと思いきって、
できることを精一杯やっていくしかない、と強く決意した人のことば。
上に引用した堤さんの言葉にも、最近のキムラの言動にもそんな意志が
垣間見える気がします。
発電床
人が歩いたとき生じる圧力で発電するシステム。
*概略@wiki
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%99%BA%E9%9B%BB%E5%BA%8A
これを会場の床面いっぱいに設置すればコンサ+余剰電力を東電に売って
お釣がくるかもしれない(笑)
すごいですからね~ファンの熱気は!
さて。
先日NHKのニュースで、東京・大阪で行った街頭インタビューの結果について
取り上げていました。
そのれによると、震災は日本人の価値観・意識を大きく転換させたことは間違いない、と。
特に20代30代で人の絆、家族の大切さ、笑顔の大切さに気付いたとの答えが多く、
あたりまえの日常が実はあたりまえじゃないと痛感した結果、
一日一日を大切に、目の前の問題に真剣に取組むとともに、
<社会の中の自分>を強く意識し、<誰かのために役に立つ自分>でありたいと
願う傾向が顕著なんだそうです。
そうですよね。
津波による破壊の信じられない光景を目撃し、原発事故の恐怖を実感したとき、
私自身、無力感とともに日常がいかに大切でまた脆いものなのかを
実感せざるを得ませんでしたもん。
後の世代が2011年を振り返って「この年は日本の大転換期だったんですね。」と
総括するに違いありません。
・・・いくらかの非難をも込めて。
毎週金曜の朝日夕刊にbeというコーナーがあって、今回は堤さんのインタビュー。
(キムラのインタも何度か掲載されましたが、結構面白いんです切り口が)
その中でこんなくだりがありました。
震災後、こんなとき役者なんかやってる場合か?
芝居なんて必要ないんじゃないか、と真剣に考えていた。
しかし時間が経つにつれ、文化や芸術の力は人と人とを繋げる大事なものだと
思えてきた
同じような言葉をどこかで読んだなぁ。
そうだ。香川さんの『日本魅録』だ。
さらに今発売中のMyojoでの、キムラと寺島さんのやりとり。
芝居すること、演じることに深い意義や価値観を見出して真剣に取組んでいたからこその、
自分と自分の生業への失望感と無力感だったのかも。
壁の前で立ち止まって深く悩み、結論は出ないまでも、
人と人とを繋ぐのが自分の役割りだと思いきって、
できることを精一杯やっていくしかない、と強く決意した人のことば。
上に引用した堤さんの言葉にも、最近のキムラの言動にもそんな意志が
垣間見える気がします。
コメント
これ…いいですねっ!
自ら発電し、それを活用しライブをする…こんな素晴らしいことはない!
今回の震災は本当にありとあらゆる変えてしまいました…。
悲しいかなこういったことがないと
「日常の大切さ」に気づけなかったということに…愚かだと思ってしまう自分…。
その日常の大切さだけでなく…
暴力装置と言われた組織がたくさんの命を救う皮肉…
高度経済成長を支え続けたにも関わらず、無駄だ無駄だと切り捨てられ
忌み嫌われた日本の土木技術の凄さ、高さを改めて実感し…
それになんと言っても…普段何気なく使用していた電力…。
東北の小さな街で作られた電力が首都圏を照らしていたというその事実…。
とにかくありとあらゆるものから気付かされ、考えされた…。
戦後はやっと2011・3・11でやっと区切りがついたという人もいます…。
明治維新・ポツダム宣言と並ぶ転換点だと言った人もいます…。
戦後初めて日本が直面したターニングポイントだと思う今年…。
できることはなんでもやってやるという木村さんの決意…
ずっと見ていたい…そんな気持ちです。
これいいでしょ~。エコだし電気の節約になるし!
>暴力装置と言われた組織がたくさんの命を救う皮肉…
>忌み嫌われた日本の土木技術の凄さ、高さを改めて実感し…
>東北の小さな街で作られた電力が首都圏を照らしていたというその事実…。
このリストを眺めて、震災は日本人が敢て目を逸らせてきたタブーの存在を明らかにして
私たちにつきつけたんだなと実感します。
明日が今日の続きかどうかはわからない、もう隠蔽・先送りはできないぞ、と。
原発にしろ国の復興への道筋にしろ、まだ全ては始まったばかりでカオスですが、
日本人が今の気持ちでいればもう少しマシなほうへと舵をきれるかも・・・
いや、そうであってほしいです、心から。
秋に放映されるであろう南極チャンももちろんのこと・・・堤さんが的確に表現したとおり
文化や芸術には大切な働きがあります。
だからこそ、一部の人間しか共有できない一夜の打ち上げ花火より、
より多くの人が自由に選び取り、長く味わうことのできるものであってほしい。
でないとキムラの決意も上手く機能しないのではないかと。
考えてしまうんですよね・・・。