インドール

2011年6月24日 香り
インドール
今日の東京はもの凄く暑いです・・・・。
クーラー無しで窓全開+扇風機で涼をとってますが
吹いてくる風が既に熱い!
フェーン現象だろうか。
植物は元気ですね。
人間と違い光合成する彼らにとって梅雨の晴れ間は
エネルギー補充の貴重な時間。
強風にもめげず葉をいっぱいに広げて貪欲に活動しています。
一見モノ言わぬ自己主張の少ない彼らですが、結構したたかかも。

そんな中、自転車をこいでるとどこからともなく甘くてうっとりする香りが。
クチナシが咲いてました。
写真のは一重咲きです。

クチナシはその姿にもひんやりした触感にも、またその香りにも、どことなくほの暗い
エロスが漂っているような気がします。
同じ印象の花というと、ジャスミンやみかんの花(オレンジフラワー)かな。
どれも白い色をして花弁が割と肉厚ですよね。
これらの花には<インドール>という成分が微量含まれていて、
それがあの独特の陶酔させるような印象を与えるようです。
で。この<インドール>は濃度が高いとまさにウ〇チのニオイなのですw
悪臭の代名詞で皆が大ッキライな〇ンチと同じ匂いの成分が、
匙加減であの陶酔感を生み出す。
すばらしいと思いませんか?
人智を超えた自然の企みにはいつも興奮させられます。

一瓶30000円近くするゲランの香水Jicky(ジッキー)を初めて嗅いだとき、
すばらしく複雑な芳香の裏にほんのり見え隠れするウ〇チ臭にビックリしました。
これは調合されたジャスミンの仕業だそうです。
肌に乗せてしまえばハーブやバニラやオポポナクスに覆われて、
香りに深みを与える程度にしか感じられないのがまた絶妙で感動しました。

さて。

昨日久々に友だちと新宿でお昼を食べて、彼女がLUSHで石鹸を買うというので、
お店に行きました。
知ってる人はわかると思いますが、店頭に並んだ石鹸の匂いが強烈で
少し離れていても「あ。近くにLUSHがあるな!」ってわかるようなお店です。
ここのカウンターでフレグランスオイルのサンプル(1ml位)を390円で売ってました。
その中の「LUST」という香りは「こ、これは!!」と思う位衝撃的です。
早速友だちに嗅がせてみました。匂いに敏感で、香水は使わない人です。
彼女は嗅いだ瞬間顔をしかめ、サンプルを指差して口をパクパクさせました。

店を出たあと「今の匂い、どうだった?」と訊ねると
「う~ん・・・こんなことお店ではいえなかったけど、ウ〇チの匂いがした!信じられないわ!」
と答えました。

「LUST」はジャスミンを軸にした、インドール臭満開の香りでした。
あそこまであからさまなのは私も初めてかもしれません・・・。
説明には<とってもセクシーな香り>と書いてあったけど(;´∀`)
本店のあるロンドンでは好まれるのでしょうか?
どう考えても日本人ウケはしなさそうですがw
(個人的にはキライじゃーありません。つけたいとは思いませんがw)

ちなみに「LUST」とは強い欲望、強烈な熱情、または性欲とか肉欲という意味です。

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