真夜中のカーボーイ [DVD]
2011年6月29日 映画
一番最初に思ったこと。
「あ~・・・10代、せめて20代の頃に見たかった!」
自分が10代で衝撃を受けた作品は
「タクシー・ドライバー」「地獄の黙示録」「ディア・ハンター」
なのですが、うち二本は所謂<アメリカン・ニュー・シネマ>という
括りになってるらしい。
この作品もまさにその流れを汲んでます。
ストーリーは単純。
テキサスの片田舎に住むなんちゃってカウボーイのジョー。
自分の体とセクシーさに自信のある彼は、退屈な田舎を棄て、
ニューヨークでジゴロとして金を稼ぐ野心を胸に一人大都会へ出てくる。
所詮純朴な田舎育ちで、大都会のシビアさに翻弄され挫折したとき、
彼は<ネズミ>と渾名される片足の不自由のイタリア人の青年に出会う。
解体を待つばかりの閉鎖されたボロアパートで二人の奇妙な同居生活が始まる。
ジョー役はジョン・ヴォイト。
アンジェリーナ・ジョリーのお父さん(笑)
ジョーがUPになるたびに「ん~。確かに似てるかもしれない・・・。」と気になってしまった。
70年代アメリカ映画で良く見かけるブロンド+ナイスボディでイマドキの顔ではない。
娘さんの顔は大好きなんですが、お父さんは苦手な部類である。
いかんいかん、そんなことどうでもいいですよネ(笑)
逆にとっても良かったのが<ネズミ>ことリコ役のダスティン・ホフマン。
ゴッド・ファザーとレインマン位しか見たことなくてそんなに魅力的だとは思わず。
でも、この役は本当にイイ。
ブロンクスの靴磨きの息子として生まれ育ち、しかも片足が不自由な彼の希望は、
フロリダへ行くこと。
寒くて暗くて貧乏人にはシビアな街・NYから脱出して
常夏のフロリダでテキサスから来たカウボーイのポン引きとして楽しく暮らすのが夢。
ダスティンて小柄じゃないですか?
顔も決して美形じゃないし。でも目がきれいなんですよねー・・・。
ずるくて手先が器用で、スリと万引きで食いつないでいる彼の中にある、
子供のように純粋な憧れ。
それがあの目に集約されてた気がします。
ラストは物悲しくて、でも美しい。
一種のロード・ムーヴィでもあります。
「ノッキン・オン・ヘヴンズ・ドア」はきっとこの作品があったから生まれたんだろうな。
自分の心も感性も10代20代のように無防備で剥き出しではないけれど、
なんだか心をざわつかせてくれる、そんな作品でした。
余談ですが、邦題について前々からギモンに思ってたのです。
『真夜中のカーボーイ』と『真夜中のカウボーイ』と二種類あるんですよね。
で、英語のタイトルは『MIDNIGHT COWBOY』つまり『真夜中のカウボーイ』なのです。
ちょっと調べてみたところ、邦題つけるときに
「カウボーイよりカーボーイのほうがより都会的だから」
(つまりCOW=牛でなくCAR=自動車のほうがよりアメリカ的で都会的だと)
というよくわからない理由で『カーボーイ』になったらしいです・・・。
公開当時の日本ってそんな時代だったということなんですかね・・・?
「あ~・・・10代、せめて20代の頃に見たかった!」
自分が10代で衝撃を受けた作品は
「タクシー・ドライバー」「地獄の黙示録」「ディア・ハンター」
なのですが、うち二本は所謂<アメリカン・ニュー・シネマ>という
括りになってるらしい。
この作品もまさにその流れを汲んでます。
ストーリーは単純。
テキサスの片田舎に住むなんちゃってカウボーイのジョー。
自分の体とセクシーさに自信のある彼は、退屈な田舎を棄て、
ニューヨークでジゴロとして金を稼ぐ野心を胸に一人大都会へ出てくる。
所詮純朴な田舎育ちで、大都会のシビアさに翻弄され挫折したとき、
彼は<ネズミ>と渾名される片足の不自由のイタリア人の青年に出会う。
解体を待つばかりの閉鎖されたボロアパートで二人の奇妙な同居生活が始まる。
ジョー役はジョン・ヴォイト。
アンジェリーナ・ジョリーのお父さん(笑)
ジョーがUPになるたびに「ん~。確かに似てるかもしれない・・・。」と気になってしまった。
70年代アメリカ映画で良く見かけるブロンド+ナイスボディでイマドキの顔ではない。
娘さんの顔は大好きなんですが、お父さんは苦手な部類である。
いかんいかん、そんなことどうでもいいですよネ(笑)
逆にとっても良かったのが<ネズミ>ことリコ役のダスティン・ホフマン。
ゴッド・ファザーとレインマン位しか見たことなくてそんなに魅力的だとは思わず。
でも、この役は本当にイイ。
ブロンクスの靴磨きの息子として生まれ育ち、しかも片足が不自由な彼の希望は、
フロリダへ行くこと。
寒くて暗くて貧乏人にはシビアな街・NYから脱出して
常夏のフロリダでテキサスから来たカウボーイのポン引きとして楽しく暮らすのが夢。
ダスティンて小柄じゃないですか?
顔も決して美形じゃないし。でも目がきれいなんですよねー・・・。
ずるくて手先が器用で、スリと万引きで食いつないでいる彼の中にある、
子供のように純粋な憧れ。
それがあの目に集約されてた気がします。
ラストは物悲しくて、でも美しい。
一種のロード・ムーヴィでもあります。
「ノッキン・オン・ヘヴンズ・ドア」はきっとこの作品があったから生まれたんだろうな。
自分の心も感性も10代20代のように無防備で剥き出しではないけれど、
なんだか心をざわつかせてくれる、そんな作品でした。
余談ですが、邦題について前々からギモンに思ってたのです。
『真夜中のカーボーイ』と『真夜中のカウボーイ』と二種類あるんですよね。
で、英語のタイトルは『MIDNIGHT COWBOY』つまり『真夜中のカウボーイ』なのです。
ちょっと調べてみたところ、邦題つけるときに
「カウボーイよりカーボーイのほうがより都会的だから」
(つまりCOW=牛でなくCAR=自動車のほうがよりアメリカ的で都会的だと)
というよくわからない理由で『カーボーイ』になったらしいです・・・。
公開当時の日本ってそんな時代だったということなんですかね・・・?
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