先日たぬきん師匠がゲツクドラマについて書いてるのを読んでふと思い出した。
映画鑑賞リストを見ていただければお分かりのように「恋愛ドラマ」をほぼ見ない自分が
見はじめたら止まらない!!!を経験したのが唯一、『ロンバケ』だったなぁ。
Giftでヲタになったんでリアルタイムでなく追っ掛け体験でしたが。
いや~~~~・・・「キムラタクヤってすげぇな!」が第一印象でした。
その後彼は「ラブジェネ」「BL」とこのジャンルにおいて異例のヒットを飛ばすのですが、
どっちも個人的にはあまり印象に残ってない。
それだけロンバケは特別な作品でした。
もちろんストーリーも演出も良く出来てはいますが、その<よさ>は例えば
良く出来た少女漫画と普通の出来の少女漫画の違い程度であり、
決定的なものとは思えません。
また、これが俳優:キムラタクヤを特別な存在へと押し上げた事実をも考慮すると、
理由はおそらく別のところにある。
このドラマが単なる少女漫画的ロマンチシズム以上の作品になりえた理由の一つは
役柄と俳優の内面的変化・成長が奇跡的にシンクロしたからではないかと思うのです。
物語の最初は、内気で青臭くて自意識過剰な瀬名よりも、
大人でハンサムでワイルドな南の弟:真二のが断然カッコイイのです。
なので瀬名が涼子ちゃんにあっさり振られても見てる側は
「そりゃ~そ~だよね~w」と納得してしまう。
しかしあの永遠の名シーン=海岸での初キッスwの瞬間から、
(もっというとキスの後大胆にも南のうなじにこっそり口付けした瞬間から。
なんてエロいんだ。)
瀬名(=キムラタクヤ)は劇的成長を始めるのです。
葉っぱの裏で鬱々としていた小さい青虫が次々と皮を脱いで大きくなっていくように、
どんどん瀬名が色っぽく艶っぽくなっていくあの見事な変化!
それはつまり、俳優:キムラタクヤの台詞と動きが進化していく過程に他なりません。
充分成長しいよいよ命がけの変化(=脱皮)を前に、蛹になって休止するのと同様、
瀬名もピアニストの夢を諦め、大事なピアノを売ろうとする。
そして、目も眩むような綺麗なチョウチョの羽化=脱皮の瞬間がやってきます。
運命のピアノ演奏シーン。
ドラマの過去の回想とピアノを演奏する瀬名の表情だけで表現するとても難しいシーン。
一歩間違えたら目も当てられない陳腐さに陥りかねないようなこの場面を、
キムラタクヤは表情の移り変わりと腕・肩の動きだけでドラマチックに、
そしてものすごく官能的に演じきったのです。
「うわ~・・・こいつすげー!!!!!」とその力技にただただ圧倒されました。
まぁ顔の美しさも尋常じゃーないけどね(笑)
「日本魅録」で香川さんは彼自身から貴重な証言を得ています。
ロングバケーションの時に何かがカチっとハマった。
役に近づくのではなく、自分に近づく。
それをあの時はじめて知った。
まさにその<カチっとハマって>いく過程を目撃してしまったのかもしれません。
さて。
数ヶ月前、自分は偶然おねラン!の某コーナーで某若手俳優のこんな言葉を聞きました。
「ロンバケのキスシーンは演技じゃないでしょ?あの二人、絶対愛し合ってますよ!」
まさに。
恋愛ものにおいてはこれが全てなのかも。
映画鑑賞リストを見ていただければお分かりのように「恋愛ドラマ」をほぼ見ない自分が
見はじめたら止まらない!!!を経験したのが唯一、『ロンバケ』だったなぁ。
Giftでヲタになったんでリアルタイムでなく追っ掛け体験でしたが。
いや~~~~・・・「キムラタクヤってすげぇな!」が第一印象でした。
その後彼は「ラブジェネ」「BL」とこのジャンルにおいて異例のヒットを飛ばすのですが、
どっちも個人的にはあまり印象に残ってない。
それだけロンバケは特別な作品でした。
もちろんストーリーも演出も良く出来てはいますが、その<よさ>は例えば
良く出来た少女漫画と普通の出来の少女漫画の違い程度であり、
決定的なものとは思えません。
また、これが俳優:キムラタクヤを特別な存在へと押し上げた事実をも考慮すると、
理由はおそらく別のところにある。
このドラマが単なる少女漫画的ロマンチシズム以上の作品になりえた理由の一つは
役柄と俳優の内面的変化・成長が奇跡的にシンクロしたからではないかと思うのです。
物語の最初は、内気で青臭くて自意識過剰な瀬名よりも、
大人でハンサムでワイルドな南の弟:真二のが断然カッコイイのです。
なので瀬名が涼子ちゃんにあっさり振られても見てる側は
「そりゃ~そ~だよね~w」と納得してしまう。
しかしあの永遠の名シーン=海岸での初キッスwの瞬間から、
(もっというとキスの後大胆にも南のうなじにこっそり口付けした瞬間から。
なんてエロいんだ。)
瀬名(=キムラタクヤ)は劇的成長を始めるのです。
葉っぱの裏で鬱々としていた小さい青虫が次々と皮を脱いで大きくなっていくように、
どんどん瀬名が色っぽく艶っぽくなっていくあの見事な変化!
それはつまり、俳優:キムラタクヤの台詞と動きが進化していく過程に他なりません。
充分成長しいよいよ命がけの変化(=脱皮)を前に、蛹になって休止するのと同様、
瀬名もピアニストの夢を諦め、大事なピアノを売ろうとする。
そして、目も眩むような綺麗なチョウチョの羽化=脱皮の瞬間がやってきます。
運命のピアノ演奏シーン。
ドラマの過去の回想とピアノを演奏する瀬名の表情だけで表現するとても難しいシーン。
一歩間違えたら目も当てられない陳腐さに陥りかねないようなこの場面を、
キムラタクヤは表情の移り変わりと腕・肩の動きだけでドラマチックに、
そしてものすごく官能的に演じきったのです。
「うわ~・・・こいつすげー!!!!!」とその力技にただただ圧倒されました。
まぁ顔の美しさも尋常じゃーないけどね(笑)
「日本魅録」で香川さんは彼自身から貴重な証言を得ています。
ロングバケーションの時に何かがカチっとハマった。
役に近づくのではなく、自分に近づく。
それをあの時はじめて知った。
まさにその<カチっとハマって>いく過程を目撃してしまったのかもしれません。
さて。
数ヶ月前、自分は偶然おねラン!の某コーナーで某若手俳優のこんな言葉を聞きました。
「ロンバケのキスシーンは演技じゃないでしょ?あの二人、絶対愛し合ってますよ!」
まさに。
恋愛ものにおいてはこれが全てなのかも。
コメント
刑事ドラマばっかり見てて、恋愛ドラマはよほどの事が無い限り見ない私がハマったのも、「ロンバケ」でした。これ以降、純粋な恋愛ドラマにハマった事は無いんじゃないかって程に、ハマりましたね〜〜(´∀`*)
「ロンバケ」語り出したらウザイ程熱いですよ(笑)←ひとんちのコメント欄でするな
>役柄と俳優の内面的変化・成長が奇跡的にシンクロしたから
まさにそうだと思います!ドラマの中でも頻繁に「奇跡」ってワードが出て来てたんですが、このドラマ、奇跡だらけだったと思う。上記の事も奇跡だったし、久保田による神曲が主題歌だったのも奇跡だし、瀬名演じる木村拓哉の相手役が山口智子だったのもまた、奇跡だったからね。
>「ロンバケのキスシーンは演技じゃないでしょ?あの二人、絶対愛し合ってますよ!」
見ている者にそう思わせる程の熱演が出来たのは、木村くんの成長だけではなし得なかったと思うもの。山口さんだったからこそ!でしたね。ホント、良いドラマだったなぁ…(*´ω`)
こんな奇跡が奇跡を呼ぶようなドラマ…それは恋愛物じゃなくても全然構わないんで、また見たいっすね。勿論、そこに木村拓哉が存在してたら言う事はありませんです(人´∀`)
余談:涼子ちゃんに振られるシーンの瀬名君のショック受けた顔はとんでもなく綺麗でございました〜〜(*´Д`) S心をいたく刺激された記憶が甦るw
カッコつけてロンバケを語りながら、リアルでは揚げナスと小松菜炒めを作りつつ
汗だくデス。
現実とはこんなものでやんす(つД`)・゜・←ロマンの欠片もなし。
>「ロンバケ」語り出したらウザイ程熱いですよ(笑)←ひとんちのコメント欄でするな
いや、コメ欄が表示不能になるまで語ってくだサイ。
許すw
>このドラマ、奇跡だらけだったと思う。
>久保田による神曲が主題歌だったのも奇跡だし、
>瀬名演じる木村拓哉の相手役が山口智子だったのもまた、奇跡だったからね。
そうそう!
今回はキムラヲタ=自分目線の、あくまでキムラ部分のみしか語ってないけど、
相手役=山口智子ってのはものすごくデカいっすね。
彼が<カチっとハマる>ことができたのも、彼女が相手役だったってのが大きい。
・・・演技してる間は精神的に擬似恋愛関係にあったのは間違いないとオモ。
奇跡を呼び寄せるのも才能の一つだもんな~。
本当に面白いドラマって人間の計算を超えた何かの力がはたらいて初めて成立するのかもね。
余談>
や、あの顔はモエるよね。
目がまん丸でさ~・・・照明に照らされた表情がとんでもなく愛くるしいw
あれは苛めたくなるよねw←サディスト。
ロンバケ語り出したら止まらない奴がここに…。
あのシーンは…女性に慣れてないはずの瀬名がという人も多くいらっしゃいますが
いや~~そういう方に、私は言いたい…
恋愛っつーもんはそういうもんですよと…。
>女性に慣れてないはずの瀬名がという人も多くいらっしゃいますが
>いや~~そういう方に、私は言いたい…
>恋愛っつーもんはそういうもんですよと…。
や~・・・奥深いですねぇ・・・。
女性になれていないはずの瀬名が・・・と仰る気持ちはわかるんですけど、その言葉は正論かもしれませんが
あくまで左脳の言葉って気がします。
あのシーンで初めて瀬名は感覚や感性(もっといえば官能)を開放した気がしたんです。
リーマンならともかく、才能豊かなピアニストたる彼の、潜在的な官能力はそーとーなもんだったはずですよね。
だから、あそこはアレでいいんです!←誰に向かって主張してるんだw
MAYUKOさまのロンバケ語り・・・お時間ありましたら、是非!