アートディレクターが平林奈緒美さんに交代してから
ついつい毎号立読みしてます(笑)
で、今回は購入しました。
正直、これに掲載されてる服もバッグも靴も、
私が到底日常に身につけようと思うお値段ではありません。
ゼロが一桁(場合によっては二桁!)多かったりします。
でもレイアウトやグラフィック、つまり見せ方の面白さ、
カッコよさに惹かれてしまいました。
表紙でも充分伝わると思うのですが、写真はシンプルに。文字は効果的に。
ダイナミックでインパクトがありながら、見やすい。
すばらしい。
中身の構成も当然こんな感じであります。
もう一つ「上手いな!」と思わず唸ったのが、テーマの提示のしかた。
フツーに【秋冬注目のシューズ&バッグ、ぜんぶ見せます!】などという直球勝負なコピーも
もちろんアリですけど、
【フェティッシュ コケティッシュ】ですよ。
オシャレな女性にとって、靴とバッグは場合によっては服そのものより情熱の対象になります。
つまり、それらは【フェティッシュ】な存在であり、
秋冬のテーマの一つであるらしい【コケティッシュ】を語呂合わせ的に併記した上手さ。
ついつい中身をじっくり見たくなるではありませんか(←それは私だw)
肝心な中身のほうも、靴とバッグをただカタログ的に漫然と並べるのではなく、
例えば靴を「誘惑」「ダンス」「音楽」の切り口で分類したり、
バッグを「旅のシーン」別に相応しいシチュエーションを演出して見せたり、
とっても興味深い。
カタログと化したファッション雑誌とは根本的に発想が違うんですね。
まずコンセプトありきといいますか。
この面白さは文章で書いても伝わりにくいなぁ~・・・。
ヒマがあったら書店で見てくださいね。
一方にオマケで読者を釣って成功しているファッション誌の作り方があり、
また掲載品数で勝負のカタログと化したファッション誌もあり、
でも中にはこういう、遊び心満載の、作り手が楽しんで・情熱を持ってモノヅクリしてるのが
アツく伝わってくるファッション誌があってもいい。
so-enとともに新刊が毎回楽しみです。
あ、そうそう。
「読む」=コラムも良いです。
川上未映子さん×辛酸なめ子さんの「フェティッシュ、コケティッシュ」トークと、
あの「大奥」の作者(元BL漫画家w)よしながふみさんと語る「ベルばら手帖」
は、切り口が新鮮でとても面白かったデス。
特によしながさんの「アンドレが大好き!だってすごくバカでしょう?」
という観点は目からウロコであります(笑)
ついつい毎号立読みしてます(笑)
で、今回は購入しました。
正直、これに掲載されてる服もバッグも靴も、
私が到底日常に身につけようと思うお値段ではありません。
ゼロが一桁(場合によっては二桁!)多かったりします。
でもレイアウトやグラフィック、つまり見せ方の面白さ、
カッコよさに惹かれてしまいました。
表紙でも充分伝わると思うのですが、写真はシンプルに。文字は効果的に。
ダイナミックでインパクトがありながら、見やすい。
すばらしい。
中身の構成も当然こんな感じであります。
もう一つ「上手いな!」と思わず唸ったのが、テーマの提示のしかた。
フツーに【秋冬注目のシューズ&バッグ、ぜんぶ見せます!】などという直球勝負なコピーも
もちろんアリですけど、
【フェティッシュ コケティッシュ】ですよ。
オシャレな女性にとって、靴とバッグは場合によっては服そのものより情熱の対象になります。
つまり、それらは【フェティッシュ】な存在であり、
秋冬のテーマの一つであるらしい【コケティッシュ】を語呂合わせ的に併記した上手さ。
ついつい中身をじっくり見たくなるではありませんか(←それは私だw)
肝心な中身のほうも、靴とバッグをただカタログ的に漫然と並べるのではなく、
例えば靴を「誘惑」「ダンス」「音楽」の切り口で分類したり、
バッグを「旅のシーン」別に相応しいシチュエーションを演出して見せたり、
とっても興味深い。
カタログと化したファッション雑誌とは根本的に発想が違うんですね。
まずコンセプトありきといいますか。
この面白さは文章で書いても伝わりにくいなぁ~・・・。
ヒマがあったら書店で見てくださいね。
一方にオマケで読者を釣って成功しているファッション誌の作り方があり、
また掲載品数で勝負のカタログと化したファッション誌もあり、
でも中にはこういう、遊び心満載の、作り手が楽しんで・情熱を持ってモノヅクリしてるのが
アツく伝わってくるファッション誌があってもいい。
so-enとともに新刊が毎回楽しみです。
あ、そうそう。
「読む」=コラムも良いです。
川上未映子さん×辛酸なめ子さんの「フェティッシュ、コケティッシュ」トークと、
あの「大奥」の作者(元BL漫画家w)よしながふみさんと語る「ベルばら手帖」
は、切り口が新鮮でとても面白かったデス。
特によしながさんの「アンドレが大好き!だってすごくバカでしょう?」
という観点は目からウロコであります(笑)
コメント
コメントありがとうございました。
この号はまだ未見ですが…やっぱり大きいですよね
ディレクターの存在は…
今本当、どこの雑誌も本末転倒的なものばかりで
付加価値がつかないとまったく雑誌が売れないという…
どうして…こうなってしまったのでしょう…。
「アンドレ大好き!だって馬鹿でしょう!」
わかるわ~~その気持ち
小利口ぶったり、バカな振りしてる男にはまったく興味ないんです…
単純直情タイプな男大好き…です(笑)
少し体調が戻られたようで一安心いたしました。
大きいですねディレクターの存在感は。
それとマガジンハウス社の潔さといいますか、平林さんを信頼して任せた姿勢も良かったのだと思います。
長年の繋がりとか、いろいろあるんでしょうけど・・・。
>どこの雑誌も本末転倒的なものばかりで
>付加価値がつかないとまったく雑誌が売れないという…
>どうして…こうなってしまったのでしょう…。
私も同じことを考えてました。
雑誌自体で魅せてやるぜ!という、本来ならあって当然の気概を感じられるものが少ないと思います。
消費者の動向を分析することは大事ですけど、安易な迎合は避けるべきです。
以前MAYUKOさまが書いてらした【半歩先に行く】姿勢。
ファッションにも出版物にも、もちろんエンターティンメントにも大事ですよね。
よしながさんのアンドレ観、すっごく面白くてしかも納得。
MAYUKOさまの男性観、わかるわ~・・・すっごく(笑)