http://www.movies.co.jp/tree-life/

「ツリー・オブ・ライフ」

見てきました。

ショーン・ペン。ブラッド・ピット。

この顔ぶれにあのTVコマーシャルだと
「インディアン・ランナー」@ショーン・ペン
「リバー・ランズ・スルー・イット」@ブラッド・ピット
・・・みたいな、ノスタルジックでいかにもアメリカらしい、
「ある家族の歴史を描いた大作ドラマ」を連想するじゃないですか。
私もそのつもりで見ました。

ぜんぜん違いました。

むしろ、キリスト教的な『神』(注:ネ申ではありませんw)に対峙する人間の葛藤を、
息子を亡くした母の視点から、莫大な時間とエネルギーを傾けて描ききった作品。

しかもものすごく抽象的

なんといっても圧巻は『宇宙誕生→地球創世記→カンブリア紀→中生代』を
CGを駆使して描ききったパート。20分近く延々・・・・・・。
よくNHKとかでやってる「古代はるか〇〇万年」みたいな(;´∀`)
私含め、観客ぽか~ん・・・・。
ううむ。
確かに美しい・・・美しいけど・・・やっぱこれは監督の趣味としか(ry.

でも映像はめちゃくちゃ綺麗で、これだけでも見た甲斐はありました。
特に赤さん目線で眺めた世界の、美しく驚きに満ち溢れ、全てが幸せに輝いている感じ。
鮮やかな色彩、ママとパパの優しい手の温もり、抱かれた感触、音の鮮明さ。
カメラは赤ん坊のほっぺのうぶ毛のひとつひとつの輝きをも捕捉すべく、まるで
人間の目のような緻密さで光と陰をあやつる。

そして赤さん~少年期の主人公の目に映るママの、美しさと神秘的なこと。
赤毛で憂いを含んだ大きな緑の瞳とふっくらしたオレンジがかった唇、そばかす。
1950年代らしい、淡いカラーのノースリーブ・ワンピース。むき出しの白い肩。
きゅっと締まったウエスト。ふんわり膨らんだスカート。無防備な裸足。
禁断のエロティシズムさえ感じてしまったのでした←ええ、ヘンタイですが何か。

個人的にはあまり人に勧められない(笑)
でも、そうですねー・・・昔見たアンドレイ・タルコフスキーの『ノスタルジア』とか
『ストーカー』とか、あの辺りに感覚が似ているかもしれません。
<水>の描写が多用されてるとことか。
タルコフスキーの<水>が氷の融けた雪解け水の水溜りだとしたら、
この作品の<水>は、永遠に寄せては返す母なる海の、青く・碧のイメージでした。

そういやICWRもTVCMと作品がかけ離れてたよな~・・・・。
う~ん。
内容に忠実なCMで集客すべきでは?
こういう作品の需要ってのは一定数あると思うんですけどね・・・・。

コメント

nophoto
aya*
2011年8月18日21:32

あ~・・・なるほど、そういう系の作品だったのですね (´∀`;)
すっかり勘違いしてました。
よくよく作品紹介を見たら 「映像美に酔う」 「映像詩」 という表現が・・・。
Yahoo!映画のユーザーレビューも、ま~散々な評価で (^ω^ ;)
低評価というより 「評価ができない」 「理解できない」 のが多いのかも。
覚悟はできたけど(笑)、精神的に安定してる時期に観たいなーw

・・・その前に 『RED LINE』 を観なきゃだった。
アレもわりと人を選ぶ感じ (普段娯楽大作しか観ない!なライトファンの
受けが悪い) みたいなので自分大丈夫かちょっと心配なんですけどねw

HT
2011年8月18日21:56

こんばんはayaちゃん!

そうなんすか・・・レビュー評価散々なんだ(笑)わかるわぁ←
あのテの作品は見慣れてないと面食らうよな・・・つかあのCMはないわ。
覚悟してみたら意外と癒されるやもしれぬ。
とにかく映像の美しさは保証するぜ(´∀`)←オマイじゃ信用できんわ。

『REDLINE』はライトファンのウケが悪いのか!?
えええええ(((( ;゚д゚))))
おそろしく単純な話でごじゃるが。
スター・ウォーズとマッドマックスとチキチキマシーン大レースが理解できれば
全然へーきだぜ。
大丈夫!保証するぜ。(´∀`)←だからオマイじゃ信用できんと(ry.

nophoto
aya*
2011年8月18日22:21

大丈夫!信用してる! (・∀・) ←
映像だけは、ほんと綺麗だろーなー・・・って感じだったので、
万が一頭悪くて内容が理解できなくてもそれなりに楽しめるかなって(ぉぃ

あ、そーなんだよかったw <RL
何かこう、迫力はすごいけど中身が~みたいに言われてたから、
劇場でノリに任せて観た方がよかったのかなと思ったのですよね・・・。
アメコミ調の絵柄でヲタ以外には敬遠されてただけかしら?
・・・しかしスターウォーズ以外の2つが、わ、分からぬ・・・!!
出直してきますorz

HT
2011年8月18日22:59

信用してくれてありがとう☆

「ツリー・オブ・ライフ」もストーリー自体はわりとありきたりなんすよ。
ただ・・・描き方が・・・抽象的すぎで大げさすぎ!
ふつーでいいやん、ふつーで。
三人兄弟の描写はちょこっと「スタンド・バイ・ミー」を思い出したりもするよん。
ただしモエはない(・∀・)キッパリ!

そうか。
ayaちゃんの年齢だとわからんのか・・・ナニゲにorz