朝は曇りだったけれど昼前から晴れました。

用があって外を歩いていると、あちこちから香りが。
金木犀の季節ですね。
樹を探して見上げるとまだ、ほとんど蕾の状態なのによく匂う。
澄んだ甘さにピーチのようなフルーティと軽いムスクのイメージ。
今晩は外食だったのですが、夜もよく香ります。
暗がりの中で感じる花の匂いは、昼間より密度が高い。
視覚が制限されるから、日頃脇役になりがちな嗅覚に意識が集中するせいかも。


今日も少しずつ見てます、メンノンアーカイブと開放区。

あ~これだよ、これ!!
・・・と思うディテールがたっくさんありすぎて、どっから語ればいいかわからなくなる。
って、別に語らなくてもいいんですけどね(笑)

ただ、両方に通じることですが、積み重ねってすごいな~と思う。
開放区にしてもメンノンにしても、こんなに長い期間コンスタントに、同じ出版物に
登場し続けるのって珍しいんじゃないでしょうか。
しかもひとつひとつの密度もレベルも高い。
前にkonynonちゃんもそういう表現をしてたけど、文章にしろ写真にしろ、
すっごく生々しいんですよね。
なんていうんだろう・・・本のどこでも、ナイフを入れたら血がしたたりそうな。
それはもしかしたら、彼の根本が全く変わらないってことだろうし、
また常に現在進行形な人だから、その時々の生々しい感覚がぎゅっと詰まってるから、
ともいえるんじゃないかな。

アニバーサリーだから写真集でも作ってみます?とかエッセイ集どうですか?
・・・とは全然違う次元で成立してる本だよね。

一冊に纏められたものを見るとカッコよくキレイにまとまってるけれど、
その時々に撮られ・書かれた過程は、ことのほか泥臭く、時には痛みを伴いつつ、
生み出されたのでは、と思わせる手ごたえがある。
和気藹々、気楽にスマートに、なんて生ぬるい発想とは真逆の存在感。

もちろん、それも含め「楽しんだよ。」って言うんだろうけど。


追記)

「仕事の流儀」2分のPR番組。

10/2日曜 16:58からオンエアされるようです。

コメント

nophoto
shou
2011年10月1日23:13

こんばんは。
読ませていただいて、胸にストンと落ちました。
前作の写真集との違いが。
ENDLESSはチリチリ痛くて、エネルギーが要ります(笑)
幸せです、こんな人を観察して行けるなんて。

HT
2011年10月2日0:01

Shouさま、こんばんは。

前作の写真集とは、昔のアレでしょうか?
実はちゃんと見たことがなくって(;´∀`)←ダメヲタ。
ぱらぱら~っとめくってあんまり印象に残るモンがなかったもので;(え?)
ENDLESSは写真家もスタイリストもメイクさんも、スタッフ全員が全力な感じ。
どんなによい作品も、装丁や編集のまずさで台無しになることもあるのが写真集の怖いところ。
編集も練りに練ったのでしょう、よく出来た本だと思います。
もちろん被写体があの全力兄さんだから、ってのが大きいですよね。
同じ時代に居合わせて本当に良かったなぁ・・・と幸せを噛み締めております。