マリソル

2011年10月10日 日常
マリソルって初めてちゃんと見ました。
MORE、nonnoよりは洗練されてて年上で、SPURほどモードでなく、
世代的に自分はジャスト(?)なはずですけど・・・こーゆうファッションには縁がない(笑)
菊池京子さんのトレンチのコーディネートはなかなか素敵でしたけど。
背が高くてヒールのあるパンプスとロングヘアの似合う人向けの雑誌だ。

写真は可もなく不可もなく。
ファッションもごくコンサバティブなこの雑誌に合わせてごくフツー。
ですが、黄色味よりのベージュのVニットが日焼けした肌に合ってるなー・・・
と思って胸のマークを見たらkistuneのでした。
しかし帽子はいらん。←上から目線。

で。肝心のインタビュー部分。

現在形のキムラタクヤの内面を上手く引き出したインタビュアーの企画勝ちですねこれ。

震災後、最初の動揺が収まったあと、どんな風に平静を取り戻していったか。
そのあとああいう一連の行動をとった理由が、簡潔かつ詳細に描き出されて、
「あー・・・そうだったのか!」と腑に落ちたといいますか。

また、20代→30代前半→30代半ばの彼のメンノンの表紙の写真を3枚並べて、
表情の変化をはっきり見せる構成が面白い。
顔立ちは変わってないのに、顔つきが全然違うんですよ。
写真のチョイスも意図的なんでしょうけど。
で、このインタビュアーは20代最後の年の彼(つまりちょうど10年前)にも話を聞いてるんです。
印象として、
・・・周囲の喧騒を警戒して近寄り難いムードを漂わせていた
その彼が今は、機知とユーモアに富み包容力さえ感じさせる、と。

ここでキムラの発した言葉がね、いいんですよ。
「怖かったんだと思う(笑)」
傷つけられるんじゃないかと、周囲を威嚇してた。
今ではそんなことはないけど、と。
それは辛い状況だったろうし、今でもそんなに変わってはいないだろうに、
あのとき自分は怖がってたんだよね、って振り返って客観的に見るだけでなく、
サラッと口に出せる。
それくらい、今の彼には余裕があるってこと。
良かったな~・・・まぁ私がホッとするってのもヘンですけど。

最後にインタビュアーが感じた今のキムラの気持ち・・・40代を迎えることを
彼がどう思っているかについて表現した部分、思わず「そうそう!」と頷いちゃいました。

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