南極チャン#1.

2011年10月17日 TV
昨夜はよく眠れなくて、夢まで見てしまいました(笑)
こういう経験あんまりないな。
大げさに言ってしまうと、単なるドラマ以上の、結構大きな感情的経験をしたような。
3.11.で味わった感情の動きを、追体験してるみたいになっちゃって・・・。
といっても、直後の不安感よりも、「なんとかしなきゃ!前に進まないと!」と
少しずつ気持ちが回復しつつあるときの、あの感じに近い。

もうね~・・・くらもっちん好きだよ。
青さと繊細さの共存具合が絶妙。
キムラが「感情豊かでスーパーマンみたいな凄いヤツ」と表現してましたが、その通り。
最初のシーンで、岩山の上に石を積んで、死んだ仲間の思い出に手を合わせるシーンで、
既に一目ぼれしました←(笑)
や、あれは・・・ワンコも惚れるだろう!!!!(かなりムリクリ)
その、ワンコたちの可愛いこと。
それぞれすごくキャラ立ってるし。
タロジロはもちろん、男前のリキも素敵だし・・・あのもさっとしたシロにモエw
このドラマを見てしまうと、通りですれ違う大型犬が全て、愛しく見えてしまうという
オマケ付き!


人間関係もこれから大いに盛り上がりそうですネ。

1.くらもっちんに異常な執着を見せるツンデレ氷室。
2.くらもっちんに一目惚れ!?な星野教授。(ツンデレ氷室には冷たいw)
3.くらもっちんに「着いていきますっ!!」状態の学生・犬塚。
4.くらもっちんに過剰にアツい兄貴っぷりの内海さん。
で、当の本人は白崎教授を一途に尊敬しているというね。

でも、くらもっちん・・・みゆきちゃんへのその態度はちょっとズルイ。
彼女の気持ちに気付いてないわけはないと思うのだが。
「大事な家族だと思ってるから。」
ちょ・・・そんなこと言われたら、南極から戻ってくるまで嫁に行けないやん!!

なぁんてね。

今回すっごくツボといいますか、思わず涙するシーンが多かったんですけど、
敢てひとつあげるとしますと。

倉持が戦艦大和の設計者:牧野氏を訪ねるシーン。
その前フリとして「運の強い船とそうでない船がある」っていう話がなんかリアルでね。
船って、乗組員にとって生命線じゃないですか。
それが「運の強い/そうでない」で左右されてしまうという事実。
運の強さ=性能じゃない、っていうところにまた、なんていうんだろう・・・。
人間の力の及ばない部分で、命の明暗が別れることもある、という事実の象徴みたいで。
それを踏まえた上での、宗谷の設計を牧野氏に敢て頼みにいく倉持の心に去来するもの。
敗戦の象徴でもある悲劇の船=大和のトラウマを、宗谷の航海を成功させることで
乗り越えていこうとする意志の強さ。
加藤剛がいいんですよね・・・端正な顔に浮かぶ空虚な表情が。
それが、倉持の切実な訴えによって生気を取り戻していく。
まぁ言ってみればサイドストーリー的部分ではあるのですが、あそこのね、
宗谷は夢を乗せていくべきだと思うんです・・・という意味の倉持の言葉に、
このドラマの一つのテーマが語られていた気がしました。

さて。

全体的には満足なんですけど、ちょっと気になったのが・・・BGMデカくないすか?
キメシーンで必ず聞こえてくる女声のスキャットっぽいのがちょーっと気になった。
でね、ジャイさんのカット割りって、少年漫画みたいだな~って。
キメシーンで必ずドupをもってくるんだよねー・・・。
引きのシーンでも「あれ?どっかで見たような?」ってデジャヴ感が(笑)
もちろんそれぞれの絵面はとても綺麗なんだけど。
でも、今回はストーリー的にその手法がピタリと嵌ってるから、あんまり気にならない。

キャスティングが素晴しいよね。
どんな小さな役でも、「あー・・・この役はこの人しかできないかもな!」って思います。
これって結構凄いことじゃないかな。

とりあえず早く第二話が見たい!!

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