素晴しい役者さんとワンコたちのお芝居。

それぞれの会話、目線、仕草にぐぐっと惹きつけられてしまいました。

特に倉持とお母さんの、最初のやりとり。
倉持に激情をぶつける母のあの酷い仕打ちがあったからこそ、和解のシーンが生きてくる。
倉持と美雪の再会。
言葉よりもっともっと深い思いが二人の目線の絡み合いから伝わってくる。
樺太犬の先生の温かい言葉、思いやりのある距離感が、倉持の心を解していく。
想いの半分も言葉にできない憔悴しきった彼が、その決意を最初に伝えたのは
美雪だったね...。
なんていうか、本当に気持ちが入ってる役者さん同士のやりとりってーのは、
見てるコッチの心理をコントロールしちゃうんだなぁ、と。(当たり前やんw)


そして一頭、また一頭と命の灯が消えていく。
犬があんなお芝居できるなんて想像もつかなかったです、すんません。
リキとクマ、シロ。
みんなすごすぎ。


それだけに返す返すブツ切りにされたシーン、多用される役者のクローズアップが...。
あまりにも残念すぎた。
同じアングルばっかりで、ちょっとため息が出てしまったよ。
こう、もうちょっと奥行きのある見せ方ができたんじゃないか?とか。

ああもうこのもどかしさ!
来週の予告でもな~んとなく雰囲気がわかっちゃったというか。
う~ん。
最後の、太陽を見つめる倉持の吹っ切れた表情が妙に悲しい。

しかし心の痛みに耐える倉持の表情は絶品である。
萌えながら泣く人(@師匠)になっちゃってすんませんw

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