sensualな由紀夫。
2012年2月17日 キムラさん コメント (2)Gift。
由紀夫はその設定からして二つの相反する個性の人間が、
溶け合うことなく裏表・陰陽の形で存在している。
由紀夫は陽。タケヒロは陰。
写真でいうと由紀夫はポジ。タケヒロはネガ。
つまり由紀夫は人間としては必ずあるはずの『後ろめたい部分』を失った、
無垢な存在である。
(実は<失った>のでなく<抑圧していた>わけですが、それが分るのはラスト近く)
日常生活ではポジの人格として動いている由紀夫だが、
ふとしたはずみでネガ=タケヒロと入替る。
由紀夫が届け物をする先は、いかにも人間らしい欲望と謀で塗れた世界。
ポジ=無垢なる存在の由紀夫の目に映る人間たちの、滑稽で生々しく悲しい姿。
その部分を悲劇的でなくむしろ、面白おかしくある種のユーモアを交えて描き出す。
あー...語りだしたら長いから割愛←え?
でもGiftがこんなに長い間いろんな人の心を捉えて離さない理由のひとつは、
由紀夫(=キムラ)の容姿の美しさと、常にその周りをオーラのように取り巻いている
官能の香り、だと思います。
ってことで。
個人的なモエポインツ=sensual(官能的)な由紀夫を思い出すままに。
クローゼットから生まれた由紀夫。全裸。血塗れ(ウホッw)
...しかし綺麗な顔と体の人は、全裸でも卑猥ではないなぁと実感。お見事。
戎岡(岸辺一徳)に抱きしめられる由紀夫。
既に絶滅種であろう薄暗い喫茶店の片隅。
ちょっと見、可愛い男の子をお金で買ったゲイのオッサンw
しかしその手に握られているのはトカレフ。...暴発したら由紀夫、死んじゃう!!←
なんとハードボイルド、かつsensualな...一番好きかもしれない、このシーンが。
アナタ、いい感じよ。
金のために危ない橋を渡る女医が、ごく自然に、年上の女らしく抱き寄せた細い腰。
戸惑う由紀夫。
しかし彼のネガ=タケヒロは女の扱いを心得ていて、無意識の領域からその体を操る。
お目覚め由紀夫。
長い睫が動いて、澄んだ瞳がゆっくりと動く。
アレ?
誰かと思ったらベッドに居たのはなぜか野長瀬(笑)
GUCCIのシャツとCKのトランクスで眠るんですネ、由紀夫ちゃんw
シャツの下には何もつけてなく。ううむ、正統派w
頭をぶん殴られてスプリンクラーでびしょ濡れになった由紀夫が目を開く。
縋るチアキをみて「お前、誰?...だれでもいっか。」
その指を咥える。
いつもなら無邪気に誘惑するチアキは、怯えて言葉を発することすらできない。
由紀夫の瞳は、暗く野獣のように底光りして、いつもの彼ではない。
ネガ=邪悪なタケヒロが姿を現す。
回想シーン。
あなたはそんなヤツじゃなかった。
バタフライナイフを器用に操るタケヒロに美樹が詰め寄る。
誤って彼女の手の平を、鋭い切っ先がスッと掠める。
滲む赤い血。
白い手に、唇を押し付け騎士のごとくキスしながら、鮮血を吸いとるタケヒロ。
顔を上げた唇は妖しく濡れている。
カラコン効果でどっからどう見てもヴァンパイア!!!!!!!←ヴァンパイア好きw
岸和田=山内との邂逅。
由紀夫の顔を両手で挟み、愛しくてたまらない仕草で見つめる岸和田。
訝し気な由紀夫。
またもやゲイのオッサンに愛される美青年の図(違)
海千山千、魅力的で器の大きな男の、その手の温もり、隠しきれない深い愛情。
記憶が戻ってない由紀夫にとっては意味不明な行動。
しかし血の繋がり、恐るべし。
目をまん丸に見開いた表情からは、岸和田への不思議な信頼と関心とが見て取れる。
...このシーンの二人に、説明的な台詞はありません。
全ての感情・感覚のやりとりは仕草と表情と気配だけでTVのこちら側に伝わってくる。
緒形拳さんってこういうお芝居すばらしいですよね。
一分の稽古シーンでも感じましたけど。
「...。」の表現の巧さ。
受け手(=由紀夫)側の俳優さんの力量も試されるシーンだと思うんです。
だって彼は無言のうちに『この感覚。懐かしいけど知らない。誰?』と
語らねばならないのですから。
<わかりやすい>演技が持ち味の俳優さんがやりがちな顔芸的表現は、
(例:眉間に皺を寄せて深刻そうに見せてみる)ここにはひとかけらもない。
あるのはただ<その人>になり切って瞬間、心の動きのままを表現する人の感性。
ああっ!思わず脱線しちまったぃ。
ということで、Giftは到底日記1日分で語りきれるよーなシロモノではありませんでしたw
...改めて書き出してみると、由紀夫、男と絡みすぎw愛されすぎw狙ったダロ。
で。
うんと年上か彼より体の大きい俳優さんとの相性がいいんだよな何故か。
(最近ではICWRでのクラインとShitao。同じフレームに収まったのは一瞬だがw)
sensualをキー・ワードに書いただけでも、10人居れば10通りの
sensualな由紀夫が居るに違いありません。
だからキムラにsensualな役柄を!
由紀夫はその設定からして二つの相反する個性の人間が、
溶け合うことなく裏表・陰陽の形で存在している。
由紀夫は陽。タケヒロは陰。
写真でいうと由紀夫はポジ。タケヒロはネガ。
つまり由紀夫は人間としては必ずあるはずの『後ろめたい部分』を失った、
無垢な存在である。
(実は<失った>のでなく<抑圧していた>わけですが、それが分るのはラスト近く)
日常生活ではポジの人格として動いている由紀夫だが、
ふとしたはずみでネガ=タケヒロと入替る。
由紀夫が届け物をする先は、いかにも人間らしい欲望と謀で塗れた世界。
ポジ=無垢なる存在の由紀夫の目に映る人間たちの、滑稽で生々しく悲しい姿。
その部分を悲劇的でなくむしろ、面白おかしくある種のユーモアを交えて描き出す。
あー...語りだしたら長いから割愛←え?
でもGiftがこんなに長い間いろんな人の心を捉えて離さない理由のひとつは、
由紀夫(=キムラ)の容姿の美しさと、常にその周りをオーラのように取り巻いている
官能の香り、だと思います。
ってことで。
個人的なモエポインツ=sensual(官能的)な由紀夫を思い出すままに。
クローゼットから生まれた由紀夫。全裸。血塗れ(ウホッw)
...しかし綺麗な顔と体の人は、全裸でも卑猥ではないなぁと実感。お見事。
戎岡(岸辺一徳)に抱きしめられる由紀夫。
既に絶滅種であろう薄暗い喫茶店の片隅。
ちょっと見、可愛い男の子をお金で買ったゲイのオッサンw
しかしその手に握られているのはトカレフ。...暴発したら由紀夫、死んじゃう!!←
なんとハードボイルド、かつsensualな...一番好きかもしれない、このシーンが。
アナタ、いい感じよ。
金のために危ない橋を渡る女医が、ごく自然に、年上の女らしく抱き寄せた細い腰。
戸惑う由紀夫。
しかし彼のネガ=タケヒロは女の扱いを心得ていて、無意識の領域からその体を操る。
お目覚め由紀夫。
長い睫が動いて、澄んだ瞳がゆっくりと動く。
アレ?
誰かと思ったらベッドに居たのはなぜか野長瀬(笑)
GUCCIのシャツとCKのトランクスで眠るんですネ、由紀夫ちゃんw
シャツの下には何もつけてなく。ううむ、正統派w
頭をぶん殴られてスプリンクラーでびしょ濡れになった由紀夫が目を開く。
縋るチアキをみて「お前、誰?...だれでもいっか。」
その指を咥える。
いつもなら無邪気に誘惑するチアキは、怯えて言葉を発することすらできない。
由紀夫の瞳は、暗く野獣のように底光りして、いつもの彼ではない。
ネガ=邪悪なタケヒロが姿を現す。
回想シーン。
あなたはそんなヤツじゃなかった。
バタフライナイフを器用に操るタケヒロに美樹が詰め寄る。
誤って彼女の手の平を、鋭い切っ先がスッと掠める。
滲む赤い血。
白い手に、唇を押し付け騎士のごとくキスしながら、鮮血を吸いとるタケヒロ。
顔を上げた唇は妖しく濡れている。
カラコン効果でどっからどう見てもヴァンパイア!!!!!!!←ヴァンパイア好きw
岸和田=山内との邂逅。
由紀夫の顔を両手で挟み、愛しくてたまらない仕草で見つめる岸和田。
訝し気な由紀夫。
またもやゲイのオッサンに愛される美青年の図(違)
海千山千、魅力的で器の大きな男の、その手の温もり、隠しきれない深い愛情。
記憶が戻ってない由紀夫にとっては意味不明な行動。
しかし血の繋がり、恐るべし。
目をまん丸に見開いた表情からは、岸和田への不思議な信頼と関心とが見て取れる。
...このシーンの二人に、説明的な台詞はありません。
全ての感情・感覚のやりとりは仕草と表情と気配だけでTVのこちら側に伝わってくる。
緒形拳さんってこういうお芝居すばらしいですよね。
一分の稽古シーンでも感じましたけど。
「...。」の表現の巧さ。
受け手(=由紀夫)側の俳優さんの力量も試されるシーンだと思うんです。
だって彼は無言のうちに『この感覚。懐かしいけど知らない。誰?』と
語らねばならないのですから。
<わかりやすい>演技が持ち味の俳優さんがやりがちな顔芸的表現は、
(例:眉間に皺を寄せて深刻そうに見せてみる)ここにはひとかけらもない。
あるのはただ<その人>になり切って瞬間、心の動きのままを表現する人の感性。
ああっ!思わず脱線しちまったぃ。
ということで、Giftは到底日記1日分で語りきれるよーなシロモノではありませんでしたw
...改めて書き出してみると、由紀夫、男と絡みすぎw愛されすぎw狙ったダロ。
で。
うんと年上か彼より体の大きい俳優さんとの相性がいいんだよな何故か。
(最近ではICWRでのクラインとShitao。同じフレームに収まったのは一瞬だがw)
sensualをキー・ワードに書いただけでも、10人居れば10通りの
sensualな由紀夫が居るに違いありません。
だからキムラにsensualな役柄を!
コメント
あぁ~~もうやめてください~~~!! 笑
我慢できなくなってしまいます!
giftって本当に異色のドラマだなぁ。
共演者さん達が また良かった・・・
(当時母が「京香さんより木村さんの方が綺麗」ってつぶやいてた。笑)
今よりはるかに危うい感じで若さがあった木村君がピッタリと役柄にはまってて
・・・たまらん。。。。
正直 もう二度とあんな風には演じられないだろうなぁ。
だから!だから今!今の彼を輝かせる役を!!!!!
刻々と時は流れてるんだから。
我慢しないほうがいいんじゃないですかw
ぜひともGiftリピしてください。
>giftって本当に異色のドラマだなぁ。
今の時代には見当たらないですね。
個人的には、雰囲気が松田優作の『探偵物語』に似てるなぁ~...と思って見てました。
ほら、キムラがコントでマネしてたアレですよ。「工藤ちゃぁ~ん♪」
>今よりはるかに危うい感じで若さがあった木村君がピッタリと役柄にはまってて
>・・・たまらん。。。。
あの年齢にしか出せない雰囲気ですね。
何より由紀夫の設定が素晴しい。
ドラマの中で何度も「過去のない男」ってフレーズが出てくるんですが、それがまた
当時のキムラの纏っていた神秘的な空気感にぴったりでした。
今の彼を輝かせる役。
こういうのやって欲しいな~、ってのが結構あるんですけどね。
個人的には役柄のキムラはどこかミステリアスで尋常ではない人で居て欲しいんですよ。
ミステリアスでsensual。
だったら、言うことなし(笑)