現代アート、特にストリート・カルチャーから派生してきた種類のアートの
<価値>って何?

というギモンをユーモアたっぷりに、ギミックに、
しかも面白く見せてしまうドキュメンタリー。

...や、ほんとにドキュメンタリーなの?
全部やらせちゃう?

見終わった後、思わずMBW(ミスター・ブレイン・ウォッシュ)をググってしまいました。

監督:バンクシー。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%90%E3%83%B3%E3%82%AF%E3%82%B7%E3%83%BC

芸術テロリストって呼ばれているらしい(笑)

この映画の問いかけってある意味重いです。
アートがビジネスとして成立すること。
一見落書きみたいな作品が高値で取引されること。
メディアやインターネットを巧く利用すれば、無名のアーティストの作品でも
数万ドルの値がつくこと。

アートに崇高さを求め、アーティストの仕事にある種の神秘性を見出そうとする人には、
とても挑戦的な作品だと感じられるかもしれません。

個人的にはMBWの作品には全く独創性も美しさカッコよさも感じないのだけれど、
皆は彼の<仕掛け>を楽しみ、楽しませてくれたことに価値を見出している。
ように見えました。

ん~...しかしやっぱりMBW=バンクシーじゃないかなぁ...。

あ、そうだ。

ほんの一瞬ですけど、BECK、ノエル・ギャラガー、ブラッド・ピット、ジュード・ロウ
といった方々が映りこんでいたりします♪
さすがLA。

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