最近ファッション雑誌を見なくなった。
トレンドというものにだんだん興味が薄れてしまったらしい。
それと、自分の年齢(40代半ば過ぎ)向けに編集&スタイリング
されたであろうと思われる雑誌のコーディネートが、
全くもって自分向きでないのである。
日頃コンバースのスニーカーを愛用しているような人間は
最初から排除されているとしか思えない。
まぁ自分だって似合えば&リッチだったら履いてみたいですけど、
マノロ・ブラニクとか。
キレイですしね。

ということで。
久々に買ったファッション誌。
表紙だけ見ると無印良品がシーズンごとに無料配布してる衣料カタログみたいだ(笑)
基本1Pにワンコーディネイト。
これが見やすくていいですし、それぞれのスタイリングがすごーく計算して、拘って、
慎重に図って撮られたって感じがして好感が持てます。
一応それぞれの服のブランド&店名や価格が掲載されてますが、
写真を邪魔しない程度に、地味に小さく。

一枚一枚に思いいれがこめられてるのがわかるので、じっくり見たくなりますし、
何より服の素材感がわかるのがよい。
「透ける麻のブラウスは、マットな質感のニットを合わせるとキレイだな~。」とか、
「全身黒でも、布地の質感を変えるだけで喪服っぽくならないのだなぁ。」とか。
あと、色彩が多すぎず少なすぎず絶妙できもちいいのも好感度。

ただ、あまりにもシンプルすぎて見ようによってはそっけないかもしれない。

そこから情報を得るためには、少々の想像力が要求されるといえなくもない。

不親切といえば不親切だけど、こういう姿勢ってマガジンハウスらしさだと思うので、
私は好きだな。

何にしろ、受け手に至れり尽くせりの情報提供って親切なようで
実は有難迷惑だと思っているので...。


『白いシャツの似合う人』に、そのイメージから一番遠いところに居ると思われるクレイジー剣こと横山剣さんが登場してるのですが、とってもカッコイイです。

男女問わず<STYLE>のある人はそこに居るだけでサマになりますよね。

コメント