本ってファッションだと思う。
のっけから来ました。ポエマーキムラ。
「本は読まない。マンガと脚本は読むけど。」
と長年(?)公言し続けた彼に、いったい何が!?
彼と本。
とても印象的だったのがすますまの「同学年」企画。
作家女子を前に彼が発した一言はとっても衝撃的かつ興味深いものであった。
「僕、本ってよめなくて。情景がばーっと頭に浮かんできちゃって、
うわーっとなるんで」
...この人そーとーなビジュアルシンカーやな、と思いました。
字面を追うのを妨げるほどにくっきりしたビジュアル。
一方で彼を読書から遠ざけつつ、他方で台本のリアルな解釈(日本魅録参照)
に欠かせない特殊な才能ともいうべき能力。
そのキムラさんが!最近リビングの片隅で本を!自主的に読んでいる!!!!!
もう、それだけで事件ですよ奥さん。
彼にそうさせたのは出っ歯のおじきではなく、知性派芸人(笑)ピーこと太田光氏。
(以前『タイタンの妖女』をオススメしてたらしいが、いきなりそれは無理ダロw)
とりあえず彼の著書『文明の子』から入ったそうです。
そっから、さらに向田邦子...いやいや、よきチョイスですよ太田さん!!
これに対するキムラの感想が素敵。
「女性をすごく具体的にディテールまで描ききっている。自分の目の前に、
その女性が出てきそうな」
どこまでもビジュアルシンカーである。
でも向田作品の核心の一つを理解してるなぁとも思う。
24時間バイトでも明らかだけど、とにかくこの人は尋常でなくカンがいい。
ちなみに過去スタッフさんからいただいた本も思い出して読んでるそうだ。
久世光彦さんの『今さらながら大遺言書』。
これにはキムラについて久世さんが綴られたとても印象深い一文がある。
それを読み、
「言ってくれたことそのものより、そういう視点で見ていてくれたのが嬉しかった」
そうなのです。
久世さんご存命のうちに知ってていただきたかったな...。
でも未だに本と「目を合わせられない」(←あまりにも独特すぎるけどよくわかるw)
「次の行にスムーズに行けなくて同じ行をまた読んでたりしてイラッとする」
(ちょ!本を読み出した幼児ですかw)
可愛らしいすぎる御年39歳(余計)
さて。
たけしと一緒に宮城で仕事したらしい(例のCMですね)彼は、会話の中で
「作りたいという情熱だけじゃなく、そこに意味を持たせないといけないと思う」
と考えるようになったらしい。
その志は高く・美しく、それ自体には何の異議もない。
ただ、彼自ら語っているように、ドラマや映画は政治家の活動ではない。
大局を語るために制作されたような作品は大方大味で色気のないものになりがちだ。
そうでなくて、あくまでも人間らしい目線で、人の気持ちに寄り添うような作りで
あってほしいと思う。
向田作品のように。
今回は『ときめきのカケラたち in school』と題して学校について語っている。
居てほしい先生に金八先生の名前を出してるけど、この先、自分がやる作品の中に
そういうのもアリかも。
...私はそーゆーのアリとナシだったら、ナシ。
子供心に「胡散臭っ!」と思ってたので、大人になった今なおさらいらないし←勝手w
モジャクラみたいな先生ならまだ、アリかな。
それより帰り道、気になる女子の制服のシャツの袖が二つ折りになってることに
気づいたり、
他にだれもいない屋上で男友達と一つのイヤホンを片耳ずつで音楽聞いてたっていう
いかにも彼らしいロマンティシズムにグッとくる。
そして、今現在スタッフや共演者と一緒に読む台本をどうしよう?と
考える作業にはいったらしい次の現場の、具体的な話を早くお聞きしたいですな。
冒頭の言葉。
<本は文学ではあるけど、伝えたいことを詰め込んだ形のファッションでもある>
彼にとってファッションは言葉であり主張であり、その人自身を表現する手段であり
一種のコミュニケーションでもあるんですね。
いつものことですが、言葉選びと表現のオリジナリティが素晴らしい。
のっけから来ました。ポエマーキムラ。
「本は読まない。マンガと脚本は読むけど。」
と長年(?)公言し続けた彼に、いったい何が!?
彼と本。
とても印象的だったのがすますまの「同学年」企画。
作家女子を前に彼が発した一言はとっても衝撃的かつ興味深いものであった。
「僕、本ってよめなくて。情景がばーっと頭に浮かんできちゃって、
うわーっとなるんで」
...この人そーとーなビジュアルシンカーやな、と思いました。
字面を追うのを妨げるほどにくっきりしたビジュアル。
一方で彼を読書から遠ざけつつ、他方で台本のリアルな解釈(日本魅録参照)
に欠かせない特殊な才能ともいうべき能力。
そのキムラさんが!最近リビングの片隅で本を!自主的に読んでいる!!!!!
もう、それだけで事件ですよ奥さん。
彼にそうさせたのは出っ歯のおじきではなく、知性派芸人(笑)ピーこと太田光氏。
(以前『タイタンの妖女』をオススメしてたらしいが、いきなりそれは無理ダロw)
とりあえず彼の著書『文明の子』から入ったそうです。
そっから、さらに向田邦子...いやいや、よきチョイスですよ太田さん!!
これに対するキムラの感想が素敵。
「女性をすごく具体的にディテールまで描ききっている。自分の目の前に、
その女性が出てきそうな」
どこまでもビジュアルシンカーである。
でも向田作品の核心の一つを理解してるなぁとも思う。
24時間バイトでも明らかだけど、とにかくこの人は尋常でなくカンがいい。
ちなみに過去スタッフさんからいただいた本も思い出して読んでるそうだ。
久世光彦さんの『今さらながら大遺言書』。
これにはキムラについて久世さんが綴られたとても印象深い一文がある。
それを読み、
「言ってくれたことそのものより、そういう視点で見ていてくれたのが嬉しかった」
そうなのです。
久世さんご存命のうちに知ってていただきたかったな...。
でも未だに本と「目を合わせられない」(←あまりにも独特すぎるけどよくわかるw)
「次の行にスムーズに行けなくて同じ行をまた読んでたりしてイラッとする」
(ちょ!本を読み出した幼児ですかw)
可愛らしいすぎる御年39歳(余計)
さて。
たけしと一緒に宮城で仕事したらしい(例のCMですね)彼は、会話の中で
「作りたいという情熱だけじゃなく、そこに意味を持たせないといけないと思う」
と考えるようになったらしい。
その志は高く・美しく、それ自体には何の異議もない。
ただ、彼自ら語っているように、ドラマや映画は政治家の活動ではない。
大局を語るために制作されたような作品は大方大味で色気のないものになりがちだ。
そうでなくて、あくまでも人間らしい目線で、人の気持ちに寄り添うような作りで
あってほしいと思う。
向田作品のように。
今回は『ときめきのカケラたち in school』と題して学校について語っている。
居てほしい先生に金八先生の名前を出してるけど、この先、自分がやる作品の中に
そういうのもアリかも。
...私はそーゆーのアリとナシだったら、ナシ。
子供心に「胡散臭っ!」と思ってたので、大人になった今なおさらいらないし←勝手w
モジャクラみたいな先生ならまだ、アリかな。
それより帰り道、気になる女子の制服のシャツの袖が二つ折りになってることに
気づいたり、
他にだれもいない屋上で男友達と一つのイヤホンを片耳ずつで音楽聞いてたっていう
いかにも彼らしいロマンティシズムにグッとくる。
そして、今現在スタッフや共演者と一緒に読む台本をどうしよう?と
考える作業にはいったらしい次の現場の、具体的な話を早くお聞きしたいですな。
冒頭の言葉。
<本は文学ではあるけど、伝えたいことを詰め込んだ形のファッションでもある>
彼にとってファッションは言葉であり主張であり、その人自身を表現する手段であり
一種のコミュニケーションでもあるんですね。
いつものことですが、言葉選びと表現のオリジナリティが素晴らしい。
コメント
HTさんの目を通した木村さんが素晴らし過ぎて・・・!
最近の画面で、やや浮腫み気味?と凹んでましたが、
何だか、あらためて惚れ直してしまいます。
次の現場、作品。ワクワクドキドキして待ちたいです。
私の目を通したキムラ=半分は妄想の産物
...という可能性もあるので、どうかmyojoを一読してご自分の目でお確かめください(笑)
私にとって彼は、その美しい外見と佇まいや生き方はもちろんのこと、
とってもへんてこりんな不思議な生物でもあるんですよ。
とってもわかりやすい反面、謎めいていて。
仙人かと思ったらただのおバカ兄ちゃんだったり。
年齢の倍も達観してるかと思ったら、小学生以下のレベルだったり。
それらがバランスよくアンバランスに配合された塩梅が魅力的なのです。
次の現場、とにかく<自分が>ハマれるような作品であればいいです←w