すますまビストロ以外はざっと見たけど驚くことになにも書き加えることがない。
歌の衣装は(比較的)良かったですねー。
ブルーが好きなキムラのワードローブにああいう服があっても不思議じゃないけど、
彼のファッションは決して爽やか系ではないからな。
もともとSM@Pに興味があって見始めたのではないので、5人が居る!ってことに
wktkするわけでもなく。

ここしばらくCM捕獲で気を紛らわせてた感じかなー。
捕獲したCMを見てるとどれも素敵なんだけど、何かが足りない。
なんだろう?
…と思いつつ、自分の感じに一番近い言葉を探す。

セクシーならDANDY HOUSE。
コミカルでワイルドなら海賊。
柔らかくてハッピーならプレモル。
クリーンでファッショナブルならNikon。
足りないものは何だろう?

あー、アレだ、昏さが足りないのかも知れない。
色で言えばブルーグレイ。時間で言うと黄昏時。
ちなみに、たそがれ、とは『誰そ彼』(あれはだれ?)という江戸時代の言葉を
語源にしているそうです。
どことなくうっすらと昏い画面に、知ってるようなしらないような男が現れる。
もちろん私は彼がキムラタクヤだと知っているのだけれども、映像の中の彼は、
彼であって彼でない。
その彼は、長くてもせいぜい30秒という尺の中で、誰かの人生のある一こまを
演じている。
そこが黄昏の世界であればあるほど、ものの輪郭はぼやけていき、
そこに居る彼の一挙手一投足を何か意味深で非日常的なものに変えていく。
…そういう昏さに文句なしに惹かれるのですが。
もちろん30秒と言わず、もっと長かったら言う事はありませんけど(笑)

向田邦子を少しずつ読み返しています。
『男どき、女どき』読了。
面白いなー…。余韻が残るんですよね。
ちょっと美味しいお酒を飲んだ後みたいな。
目に映る景色が少しだけ変わって見えるような。
描かれているのはごく日常の、男・女のいる風景。
そこに生じた小さな違和感が、あるとき日常をくるりと鮮やかに裏返してしまう。
しかし裏返ったところで完全に崩壊するわけでもなく、それでも日常は続いていく。
キムラが語っていたように、そこにはとてもリアルな女の手触りと感覚がある。
短編ばかりなので、ちょっとした空き時間にも読めてしまいますし。
また、エッセイも収録されていて、これも「上手い!」と唸ってしまいます。
映像関係のお仕事をされてる方の文章って、抽象的じゃないんですよ。
具体的で具象的、映像的。

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