サマージャンボのCM。
15秒と30秒と60秒があって、60秒はジミーちゃんとキムラが入れ替りバージョン。
さんまのラジオ番組ヤングタウンでCMの裏話が出て、実は他に何テイクか撮ってる
そうです。

『ジミーが頭掻いてたら、

キムラ「大丈夫?」
ジミー(鼻をつまんで)「大丈夫」
キムラ「どこ?どこ?」

(注:レポだけではどんなCMかよく分かりませんがw)

スタッフにはめちゃくちゃウケたらしい。
キムラがジミーのことをTVで見て、「こうすれば生きる」ってのをわかって
くれて、いろいろなことをやってくれたみたい。』

先日のわっつによると、監督の黒田さんが「どこ使うかわかりませんが」と言ってた
そうなので、オンエアされずに終わっちゃうのかも。

それにしてもキムラらしくないですか?
ジミーちゃんのデータをインプットして、相手を想定した上で現場に臨む。
演出家の目線も備えた演者。
ここからすぐに思い出すのは、もう何度も引用してますが、日本魅録の香川さんが
本人にぶっつけで質問したインタのこの部分。

香川「現場での閃きを重視する?」
木村「します。でも、相手が誰なのか、事前にイメージして組み立てる。」

CMの現場でもこの手法を踏襲してるわけだ。
本来商品を<売る>ために作られるCM。
作品としての長さも秒単位、長くて一分の、極短い世界に於いても、当たり前に
しっかり演じてる、彼流に言えば<生きてる>んだね。
キムラのCMが印象的で効果的なのは当然かも。

ただ、必ずしもそれが最良のアプローチとは限らない。
例えばShitaoとか。
ほとんど手がかりなく現場に挑んで、直感で演じてみた結果があれですから。
ある意味<キムタク>っぽくないお芝居を引き出すには有効なのかもしれません。
なんにしても尋常でなくカンの鋭い人ですもん。
自分の内面で起る事、自分の外側で起きている事。
その両方を一瞬で読み取って判断を下し的確に表現する。

そうだ。
27時間、深夜の座談会でタモリがさんまに言った言葉にはっとした。
「この人、周りが全部見えてるんだもん。で、一瞬に判断して、順番に全部に反応してツッコミ入れるから。」
これ、誰かに似てませんか?
自分の内面を覗くカメラと、周囲360度を一度に俯瞰するカメラを備えてる人物。

お互いにわかり合えるというより、その2人でないと分かり合えないものがある。
…のかもしれません。



追記)
27時間ざーーーっと見て、今年も好きだったなぁ…たけしの深夜のネタ。
毎年恒例の火薬田ドンと、今年はみょ〜な魔術師(外国人設定w)に扮して
三回も出てたけど、基本は同じ。
体張って、しょーもないコントをたった一人でやってるだけ。
…なんだけど、一番素直に笑えたかも。
古き良き時代のフジTVのお笑いの匂いがする。
徹底的にばかばかしい。
でも、なーんにも知らなくても笑える。たぶん、日本人でなくても笑える。
宇宙人でも笑うかもしれない。

「何もかもみな懐かしい」@沖田艦長

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