4話と5話ってお話の構造的には似てますよね。
冷酷非情(と見せかけて実は私情)な二代目社長がバッサリ切り捨てる部分を、
二三男が拾って次につなげていく、という。
先代が息を引き取る前に言い残した言葉「二三男こそ(社長に)ふさわしい」を
二話に渡って証明してるわけで…ストーリー的にはあんま前には進んでない。
それだけに先週と今週のこの印象の違い=演出の違いが、いかに作品のイメージを
左右するかを、実感したのであります。
今週も実はスポットライトは二三男以外に主に当たってる印象。
なんといってもモアイ、そして二階堂、フジッキー社長(名前覚えろよw)。

ただ、ヲタ的にはかなり満足度高かったです、今週。
何でだろう?とつらつら考えたのですが、やはりキムラのお芝居の細かいところを
うまぁく掬い上げてるからかなぁ。
初っ端10分の三人の掛け合いは最高ですね。
凄いテンション。
ネガティブ発言連発のモアイさんと、頑にモアイさんを拒む二階堂さん。
二人の橋渡しをしてるようで実は話をややこしくしてるふみくん。
真ん中をカーテンで仕切り、お互いの顔は見えないけど会話は聞こえる。
このセット、上手く考えたなー。
で、カメラはあまり動かさず、カーテン越しの噛み合ない会話のズレの面白さを
丹念に拾う。
会話の主役はモアイさんと二階堂さん。
しかも二人の会話は独り言の応酬のようなもの。
で、ふみくんは狂言回し的役割。
それだけに、ふみくんの喋りだすタイミングやトーンがとても大切。
…こういうのキムラはほんっとに上手いね。
それも、自分だけが自己主張するんじゃなくて相手のアクションを生かす
リアクションを返す。
コメディのやり取りといえばHEROとCHANGEで共演した阿部ちゃんを思い出すけど
中井さんとの掛け合いもちょっと近いね。
自分から突っ込んでいくよりむしろ、受けるほうの上手さ。

ちっちゃいツボなんですが、カーテンのこちら側でモアイさんと並んだふみくん。
よーく見ると仕草やなんかが微妙にモアイさんにシンクロしてるんですよ。
正座して膝に手を置いたモアイさんの横で、足を伸ばしてちょこんと座り、
膝に両手を揃えたふみくんが可愛い過ぎて萌え☆

…と。

冒頭の10分だけで長々書いてしまった;
まだまだツボがあるので、そこんとこはまた改めて。

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