ふみくん覚醒。

いや〜…予想以上の「転」がきたわぁ。
今回はガッツリ脚本の面白さで見せてくれました。
台詞もよーく練られていて、ふっと漏らした一言がずしーんと重かったりとか。
でも押し付けがましくないんだよなぁ。
ナビでキムラが言ってた「そんな普通に言うの？」って、まさにこの辺りかな。
でもそのバランスがいい。
先週の絶妙な掛け合いの続きの冒頭から、群像ドラマな中盤、そして終盤。
ひたすらお馬鹿なほどポジティブな二三男が初めて見せる姿。
いや〜…こういう展開になってくるとやっぱキムラは魅せますね。
ミラクル社の入り口フロアでカンッ！と床を蹴った瞬間からどんどん変わっていく。
歩き去る後ろ姿からもう、違ってる。
廃材置き場で魔法瓶を漁る後ろ姿…ようやく見つけた一つを大切そうに懐に抱える。
そこからラストまでひとっことも喋らないんだけど、それが返って二三男の心の内を
切ないほど物語ってた。
まぁ初っ端からビジュ良くて、「おおっ☆」となってるところにびしょ濡れ。
萌えまくったんですけどw

あー…リピしてツボかたりしたいけど、まだ本調子じゃないのでこの辺で。

そうそう。
忘れないうちに書いとこう。
TVナビの対談を読んで、中井さんってとってもソフトで人当たりのいい方ですが、
ことお芝居に関してはほんとに一本筋の通った方だなぁと。

「お芝居してるときは素になるから、相手のことがよくわかる」
「裸をみせてるようなものだから」

お芝居してるんだったらそれは＜素＞じゃなくない？
…とも思えるような発言ですが、ここに中井さんのお芝居への真摯さが
滲みでてるなぁと思ったんですよ。
つまりお芝居に全身全霊打込んでいる時、役者さんは感情・感覚、文字通り心身共に表現にのめり込んでいるわけです。
ということは本来、その瞬間には

「自分をよく見せたい」とか「こんな台詞orお芝居するの恥ずかしい」とか、
所謂余計な自意識なんつーもんは消え去っているはずなのです。

よって、

役を演じること＝自意識の鎧を脱ぎ捨て、全てをその瞬間に捧げること。

だと、語ってらっしゃるんだと思うのです。
ですから、

「役者さんはお芝居をしてるときに＜素が出る＞」

っちゅー表現になるわけですね。
逆に言えば、自意識（ナルシズムも含め）を捨てきれないお芝居なんて、
大前提として「あり得ない」とおっしゃってるようなものですよね。

いやー…。
中井さんと対峙するのってすっげー覚悟がいるんだろうなぁ…。


ってことで、まだまだTVナビ語りも続きます（笑）