北風が冷たいのに(編集しました)
午前中は日差しもあって暖かかったですが、3時を過ぎると
灰色の雲に覆われて冷たい北風が吹き始めました。
…今年の冬は殊更寒いですね。
去年の今頃はまだ出番がなかった厚手のジャケットやコートが
既に活躍中。
でも我が家のベランダの薔薇は頑張ってます。
冬の薔薇は秋の薔薇よりさらにゆっくりと膨らんで、じわじわと花開きます。
初夏から夏は褪せたようなピンクだったのに、こっくりした薔薇色。

PRICELESS。

9話の二三男は今までよりちょっと弱気だったり悲しげだったりの表情が見れて
よかったなー…。
怒りも悲しみも喜びも戸惑いも、全身から溢れさす彼だからこそ、
回りの人たちに愛され慕われる。
それから、声。
言葉が口先だけじゃなく心から発したものだと感じさせる。
どうして皆が二三男の周りに集まるのか。
生きるエネルギーとか、人を包み込む大らかさとか暖かさとか。
この人に着いていったら明日はどうなるかわからない。
けれど、きっと笑ってられる。
そんな気持ちが心の底からわき上がってくるからじゃないだろうか?

金田一二三男は実に不思議な男だ。

で、そんな不思議な存在に血肉を与え、考え・感じ・行動する一人の人間としての
体温みたいなものを、キムラが演じてるというより体現しているからこそ、
あの世界が成立してるんだと思う。
それこそ「あるわけねぇだろ、んなもん!!」ですけど(笑)
昨日の速感にちょっと書いたけど、だから金田一はキムラにしかできない。


来週は一部生放送だそうな。
12/24といえばキムラは札幌か。
…一体どんな生放送になるんだろう?と放送直後は結構不安だったのですが。
ドラマの雰囲気を壊すのを良しとするようなスタッフじゃないよね。
「EDメンバーでJumpin’ Jackの生歌演奏でしょ?それしかないじゃん。」@ツレ。
なんかボリウッド(=インド)映画のラストの大団円みたいじゃん(笑)
でも、アリだな。
ドラマの世界観が好きだから、一気に現実へと引き戻すような興ざめな演出は
絶対ありえないと信じてます。

(迷走気味のスーパーマネージャーの口出しがあったとしても、ねw)

コメント

nophoto
明石
2012年12月19日21:01

こんばんは。
8話の感想でも触れてらっしゃいましたけど、このドラマ、
光の演出もいいですよね!
今回も土下座のシーンの光の当たり方や、過労の模合さんがクラっとするところの
まぶしい光などが印象的でした。
倒れ込む模合さんを受け止めてからの金田一の行動がまた、
情に厚く、でも流されず、器の大きさがとっさの行動に表れる、そういう人そのもので。
気持ちいいです。
キムラさん自体がこうなんだと思えてしかたないほど。

二三男の人間性を知った広瀬さんが「先代に似てる!」と思ったのも納得できます。

HT
2012年12月19日21:23

明石さんこんばんは。

土下座のシーン、髪の色が光に透けて金茶色でしたね。

>キムラさん自体がこうなんだと思えてしかたないほど。

役を<生きる>と表現する人らしいなー…と思います。
逆に言ってしまうと、だからこそ『キムタク当て書きの脚本』なんて誹りを受けてしまうのかも。
キムタクそのものしか演じられないから演技の幅が狭い、とか(苦笑)
役柄選びと演技の幅とはまた違う話なんですけど、見てる側は普通そこまで考えませんよね。
皮肉なものだ…。

「先代に似てる!」
このドラマ、意外と古風ですよね。
やっぱり親子だなぁとか、血のつながりがある故の愛と裏返しの憎しみとか。
金田一は鉄平の生まれ変わりなのかもしれません(笑)