昨夜は早く寝ちゃったので後半録画で見ました。
泣くな、はらちゃん
「ハッピーエンドのその後が大変なんだよね。」
例えば両想いの二人が結ばれたとして。
至福は一瞬で、その後の二人にはいろんなことが起きるだろう。
生きていく現実。
生まれて初めて殴られ蹴られ、はらちゃんは痛みを知る。
相手を殴り返して、自分の中の暴力を知る。
無菌室で培養された生き物をばい菌がウヨウヨいる世界へ放り出すようなもので、
次々に感染し、痛めつけられ、荒んでいく。
はらちゃんと仲間達にとって、コッチ側ってそんな場所。
ハッピーエンドのその先の世界。

そんな場所でも、一度は彼らが「こっちで暮らしたい!」と思えたのはかまぼこ工場のみんなや越前さんの家族のような人達がいたからこそ。
コッチ側だっていろいろあるし人間の営みってしょーもなかったりやるせなかったり
不条理で残酷で、越前さんが愛想をつかしちゃうのも無理ないかもだけど、
でもやっぱり生きてることは素晴らしいし、素敵な人はたくさんいる。
最終回ではそのへんもキッチリ描いてくれるだろうと期待してます。
PRICELESSもそうだったけど、コメディ風味のファンタジーだからこそ
描ける世界だよなと。
泣くな、はらちゃん…や、泣かされてるのはコッチなんですけど(笑)

長瀬くんって凄い。
キレた演技が上手いなーと簡単に言ってしまえないような切羽詰まった目をして、
はらちゃんの中で何かが弾けとんだのがはっきり分かった。
一瞬でMAXまで感情を持っていく力技。圧倒的。
しかもカッコよくて男前だし(笑)
彼も役になり切るというより、自分と融合させるタイプだなと思った。
きっと相性、いいよね…。

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