もう四月も半ば。
もう四月も半ば。
久々に晴れて風もなく穏やか。
気づけばソメイヨシノもシダレザクラも終わって
華やかな八重桜。
薄紅と白のポンポンみたいに丸い花、細い枝が
少し重たげに揺れている。
これを見ると今年も桜の季節が過ぎて行くんだなと思う。
時折吹く温かい風に乗ってふんわり優しげな、
どこか懐かしい花の香り。
ああ、もう藤が咲いている。
近づくと華やかで少しお白粉めいた甘い匂いが辺りに漂う。
馥郁とした梅や儚い桜の香りとは全く違う、
成熟したむせ返るような匂い。
誘われてミツバチがぶんぶんうなりながら蜜を集めていた。
写真は撮れなかったけれど、スズランも咲いてます。
こちらはツンと澄んだ清潔な香り。
藤が華やかな大人の女なら、スズランの香りは瑞々しい少女のようだ。


帰宅後友達にダビングする為に、「五人旅」と「がんばり」を編集。
CMを切るので、ざーっと早送りしてみる。
五人旅はチームプレイ、がんばりは個人プレイ、になるのかな。
ビジュアル的には「がんばり」が好きだなー。
昨夜のカメラマンをリピート。
…カメラ操作を練習するキムラのリアクションがいちいち面白い。
指南役のカメラマンさん、昔からずーっとsまpを撮ってきた方なんですねー。
画面に流れる、デビュー当時のかなり恥ずかしい黄色い衣装のアイドル時代。
ロンゲのワイルドビューティー。
ハッとした。
目が貪欲なんだよね。ギラギラしててさ。
なんつーか…オレを見ろ!そしてひれ伏せ! って命令してる感じ(笑)
傲慢だよなぁ。や、嫌な感じじゃないの。野生の生き物みたいな魅力的な傲慢さ。
んで、パッと映像が今現在のキムラに切り替わる。
同じ人(当然だが)なんだけど、あれっ?と思う位ちがう。
ご本人は嫌だろうけど、年取って角がとれていろいろ丸くなったんだよなぁと思う。
切れ長っぽかった目が、丸くて大きくてなんつーか、やっぱ可愛くなったよなぁ。

秘境飯のロケの間中、機敏に動いて引きやら寄りやら、的確に細かく状況判断しつつカメラのレンズをU字工事の二人から決して外さないのは凄い。
指南役のカメラマンさんの言葉「カメラマンの気持ちが絵に出て来る」を、しっかり
心に刻んで実践してるんだな。
その素直さは彼の美徳の一つだなとつくづく思う。
「(U字工事が)黙って俯いてると何か喋れー!と思うし、普通のこと言われるとはぁ…となる。何か面白い事がないと(編集で)バッサリだし。」
と、日頃撮られる側に居るから余計に実感しただろう言葉を語る目は、きらきらして
少年のようで、もう見てるだけで幸せなカットがたくさんあった。

しかし。
2009年から始まった「がんばりますっ!!」だけど、「全力坂」と「トマト生活」と比較するとやっぱ物足りない。
なんだろうな〜。
…もしかしてキムラが終始まん丸できらっきらの少年の目のまんまだったから?
肉体的・感情的に飛び抜けた経験値を持つ彼の自制心を失わせ、周到に隠されている禁断の扉(笑)を開き、野生の獣をおびき出すには至らなかった…ってとこかな。
想定の範囲内。見てる側にとっても、たぶんキムラにとっても。
そこを突破してこそ!の、がんばりますっ!!なんだけどな。
いや、ビジュアルもリアクションも、小窓に至るまで萌え萌えですけどねw

その点草つはほんっと、こういうバラに向いてると思う。
五人旅も凄かったけど、プロレス中継も凄かった。
昔むかしの富士登山やトライアスロンでもそうだったけど、常に想定外の男だ(笑)

あ。
もしかしてはからずもキムラが口にした「仲間がいるじゃん。」
これも企画的にはマイナスだった気がする。
トマト生活みたく隔離されて孤立させたほうが絶対堪えるもんな。
…やっぱり無人島しかないか。
いやいや。そうだ!
どっか地下室に閉じ込める企画がいい!日焼けしないし!←鬼。

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