先週半ばから梅雨空です。
睡蓮鉢では今年たぶん9輪目の睡蓮の花が咲きました。
睡蓮とか蓮とか水の中から茎を伸ばし美しく咲く花を見ると
何故かShitaoちゃんを連想してしまう私。
純白の花弁が露に濡れていたりしたらもうモロです。
病気ですね、はい(笑)
で。
久々にICWRの特典に入ってるインタビューを見ました。
Shitaoの中の人、いろいろ話してます。
映画出演を決めたきっかけとか(画面から匂いがしたっていう)ミンダナオに向かう機内で『紛争危険地帯』と知ってややビビったとか。
ほぼ無宗教の自分がある意味十字架を背負ったShitaoを演じることへの躊躇いとか。
でも、彼は役に入ったときの気持ちとか感覚とか、何が大変だったとか、メンタル的にどうだったとか、そんな話は一切しません。
(たぶんメンタル的・肉体的にシビアだったから余計に)
ただ一言、「いろいろプランを考えて演じるのは違うなぁと思った。」と。
それを裏付けるのが、トラン監督の次の言葉。
「彼はリハーサルや撮り直しが好きじゃない。『もう一回撮りますか?』と聞くと、
大抵『いいえ。』と答えた。」
「何故なら(ワンテイク目で)完全にやり遂げたとわかっているから。」
以前『一分』の撮影風景を見た身としては、「あれ?」と思いました。
完璧を求める山田監督の演出に従って、何度も何度もリハーサルを重ね細かく修正を加え乍らお芝居を完成させて行く彼を見ていたので。
映画にしろドラマにしろ、キムラ本人の口からそれぞれの役柄を演じるに当たっての心構えみたいなものが語られることは滅多にない。
しかし、その理由は物語の中のShitaoを見れば「ああ、そうか。」とわかる。
再生シーンの空から降って来る雨に打たれる生まれたての姿、そして以前も
書いたけど、涙を流すシーンでの痛々しいほど無垢な佇まいを見れば。
あれは…考えてやれることじゃない。
Shitaoがキムラタクヤの内側から立ち現れてそこに存在しているからこそ、だから。
またそれこそが恐らく監督の望んだものだったから。
ある役を<演じること>とどういう姿勢で向き合うか。
全ては現場とスタッフ、とりわけ監督とのコミュニケーションで決まっていくこと。
キムラは、自分のやり方を押し通すのとは真逆の位置に居る。
睡蓮鉢では今年たぶん9輪目の睡蓮の花が咲きました。
睡蓮とか蓮とか水の中から茎を伸ばし美しく咲く花を見ると
何故かShitaoちゃんを連想してしまう私。
純白の花弁が露に濡れていたりしたらもうモロです。
病気ですね、はい(笑)
で。
久々にICWRの特典に入ってるインタビューを見ました。
Shitaoの中の人、いろいろ話してます。
映画出演を決めたきっかけとか(画面から匂いがしたっていう)ミンダナオに向かう機内で『紛争危険地帯』と知ってややビビったとか。
ほぼ無宗教の自分がある意味十字架を背負ったShitaoを演じることへの躊躇いとか。
でも、彼は役に入ったときの気持ちとか感覚とか、何が大変だったとか、メンタル的にどうだったとか、そんな話は一切しません。
(たぶんメンタル的・肉体的にシビアだったから余計に)
ただ一言、「いろいろプランを考えて演じるのは違うなぁと思った。」と。
それを裏付けるのが、トラン監督の次の言葉。
「彼はリハーサルや撮り直しが好きじゃない。『もう一回撮りますか?』と聞くと、
大抵『いいえ。』と答えた。」
「何故なら(ワンテイク目で)完全にやり遂げたとわかっているから。」
以前『一分』の撮影風景を見た身としては、「あれ?」と思いました。
完璧を求める山田監督の演出に従って、何度も何度もリハーサルを重ね細かく修正を加え乍らお芝居を完成させて行く彼を見ていたので。
映画にしろドラマにしろ、キムラ本人の口からそれぞれの役柄を演じるに当たっての心構えみたいなものが語られることは滅多にない。
しかし、その理由は物語の中のShitaoを見れば「ああ、そうか。」とわかる。
再生シーンの空から降って来る雨に打たれる生まれたての姿、そして以前も
書いたけど、涙を流すシーンでの痛々しいほど無垢な佇まいを見れば。
あれは…考えてやれることじゃない。
Shitaoがキムラタクヤの内側から立ち現れてそこに存在しているからこそ、だから。
またそれこそが恐らく監督の望んだものだったから。
ある役を<演じること>とどういう姿勢で向き合うか。
全ては現場とスタッフ、とりわけ監督とのコミュニケーションで決まっていくこと。
キムラは、自分のやり方を押し通すのとは真逆の位置に居る。
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