前篇がどーーーーしてもイマイチ腑に落ちないので考えてしまう。
男女のLOVEシークエンスに時間割き過ぎたよなぁ。前半約一時間が返す返す…。

命を賭けた剣のやり取りって見方を変えればものすごく官能的だと思う。
対峙し、あらゆる感覚器官を駆使して逐次スキャンする緊張感。
どんな些細な変化でも次の一手を読む手がかりになる。
それはむしろ、相手と同化するような体験かもしれないと想像してみたり。
正式に剣術を学び、洗練された<肉体の知性>として吸収し、その強さ故アンニュイに陥りつつある清十郎と小次郎が、教育も教養もない野生の生き物・武蔵の挑戦に
久々に血をたぎらせる。
…みたいな後半の流れになるんだろうなと予想。
その高揚感はもしかしたら本能で惹かれ合う愛の昂りに近かったりして。
小次郎と清十郎はだから、あの二人であのキャラクターなんだろうな。

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