さんすま、続き。

2014年12月24日 TV
見てなかったところ・もう一度見たいところをざっと。

この手の番組を日頃全然見ないキムラヲタの視線で感じた事。
バラエティに於ける技量って、その瞬間自分に期待されてることを的確に読み取り、
その要求の通りと見せかけつつ、ちょっとだけ斜め上のリアクションを見せられるかどうか、で決まるのかもしれないなぁ。
自分を客観的目線で捉え直し・自意識すらも<見せ物>として利用しながら、視聴者にどう見えているかを瞬間的に判断すること。
全く好感抱いてなかったヒロミと坂上忍ですが、昨夜のあの空気感の中では、救いですらありました。
上手いんだよなぁ。自分の立ち位置がめちゃくちゃ分かってる。
sまpはバラスキルの高い人たちのイメージあったんだけど、あくまでそれは自分達の
フィールドでの話であって、完全アウェー=日テレだとなんか不安定(笑)
その中で、ゴロさんのトーク力&客観性は揺るぎない。
5人の中で一番安定してるの、もしかして彼なのか?
一歩違うとめちゃくちゃ下衆で後味悪くなる危なっかしいお題を、否定も肯定も
せず…あたかも春風の如く(笑)華麗に吹き抜けて煙に巻いちまった。
素晴らしい。
あとね、意外とキムラが頑張ってたよねー。
対ももちのキレキャラ➡ちょう可愛いキャラ
対本田翼ちゃんの痛いとこ突かれた年上イケメン
思い切ってやり切って、ヘンに意味深にせず正面突破(笑)彼ならではかも。
ゴロさんもキムラもとっても大人だよなーと思いました。
日テレ特有の古くさくて下衆い感じをキッチリ逆手にとり、いい感じに落とし込むのは、自分の立ち位置をしっかり把握できてないと無理ですよね。
番組そのものは全然面白くなかったけれど、演者の言動から見える自己認識の仕方や
バラエティの構造をどう捉えているか?とが透けて見えるのはなかなか面白い。
でもやっぱりこの番組、20年を期にいったん打ち切ったらどうだろう。
毎年大騒ぎして放映するほどの内容じゃないですし。
なくても全然構わないというかむしろ、見る労力が勿体ないので←

もう一つ、図らずもいろんなことが見えてきた出来事が。
2とp背中合わせ、ってほんとに需要あるんですかね。
マネージメントがあのテの売り方を狙ってるだけでしょ、と疑ってるんだけど。
で、察しのいい(?)ファンが敢えてその図に乗っかって遊ぶ、という。
キムラ、がっつりいってましたよね、背中合わせ。
あれってさ。明らかに流れ的にはももちの『たくち』と同じでしょ?
「さかがみさんー!!お仕事ですからー!!!」と叫んだキムラのアレと。
2とp背中合わせっちゅーシチュエーションにリクエストを出しまくった時点で、
投票した側は「アレをもう一回見たい!!」と局側にお願いしてる訳で。
前回がどんな流れor動機でああなったのか、全く覚えてないのですが、『再現』してしまった時点でそこには『作為』が介在するのを証明しているわけで。
つまりあそこで視聴者に(もしかしたら期待値以上の)サーヴィスを提供してみせたキムラは、いわゆる2とpファンの心理を十二分に理解して、再現してみせたと。
行為への好き嫌いは別として、ほんとマジでプロフェッショナルですなぁ。
そしてまた、裏を返せばあのテの行為はほぼ、演者としての彼(等)の、作為的とは見せない、見事な作為によるあまりにもバラエティ的なサーヴィスなのだなぁ。
…と確信したのでありました。

そうだ。
ラスト、たけしがキムラの目を見ながら話してたよね。
27時間のときもだったけど、あの人見知りのたけしが…。
極自然にキムラの方を向いて、一生懸命喋ってるのを見てちょっと嬉しかった。
またああいうときのキムラはなんとも言えない良い顔をしてるのですよ。
尊敬と保護者的見守り感の入り交じった…。
密かに萌えるのですw

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