メンタルもフィジカルも
2014年12月27日 キムラさんすごく研ぎ澄まされた。
あの武蔵を言葉で表現するならまさにこれだなぁ。
ピシッと切れそうに寒い京都の冬の空気。
引き締まる こころ と からだ。
武蔵は見事だったねぇ。
まさに研ぎ澄まされてたよ、キムラは。
前半の熱く荒削りな青年が後半、静けさすら纏った凄みのある男へと成長を遂げる
過程で、もしかしたらキムラ自身がシンクロしながら変化したんじゃないかと思える
位に…見る側の私は物語の中の武蔵を見ながら同時に木村拓哉が役者としての何かを
手探りで見つけ、我が身に取り込んでいく過程を見たのかもしれない。
HEROでの久利生の、自然体で居ながら凄みのあるお芝居。
あれは武蔵(とロイド)を通過した彼ならではだと思ってます。
…でも役者として120%出し切って満足できたかしら?と思わずにいられません。
あと、27時間はあってもなくてもよかったかも(笑)
キムタクへの不当な評価を覆す契機となったのは分かりますし、一般からの圧倒的な評価を高めたのはあのノンストップライブであったのも理解していますが、最終的に
1/5へと帰結させようとするTV局やマネージメントの方向性を見るにつけ、
予想していたとはいえあからさますぎて、却って醒めた部分は確実にありますし。
なので。
来年の展開としてはとにかく役者としての木村拓哉を今年以上にたっぷり・豊かに
見せつけていただきたいなぁと思っております。
ロイドと武蔵を通過した彼に、久利生は恐らく容易い。
いえ、手を抜くなんて思ってはいません。そんな役者じゃないから。
でも役不足だよなぁと痛烈に思うのです(武蔵メイキングを見てからはとりわけ)。
話が変わります。
昨晩MAYUKO様のツイートを見てあわててtbsにチャンネル切り替えまして。
『鶴瓶の!型破り偉人伝』松田優作編を見ました。
見た目の格好良さは広く知られるところですが、優作は嫉妬深く非常に自我の強い、
しかしびっくりするほど繊細で細やかなところのある男性だったようです。
番組はとっても面白かったんですけど、ちょっと考えてしまいました。
丁度先日、マツコの怒り新党で『勝新太郎伝説』を見て、その型破りな怪物っぷりと
何とも言えないチャーミングさに感動していたのもあり、いや〜…勝新といい優作といい、昔の映画スターってどうしてこう揃いも揃って強烈に魅力的なんだろう?と。
例えば勝新太郎はハワイでドラッグ所持で逮捕されてますが、そのときの記者会見がまぁ人を食った内容で(笑)
とっても魅力的で大爆笑しちゃって、思わずリスペクトな位だったのですけど。
これ、今誰かが同じことやったらクレームの嵐で、事務所のHPは大炎上・閉鎖。
連日連夜の電話でスタッフは疲弊。嫌がらせの連続で家族はノイローゼでしょう。
スターとは。
毒や闇の部分までも一気に飲み込み、ゴージャスな存在感とユーモアで包みこんで、
サービス精神のスパイスをたっぷり振りかけて、どうぞ!と差し出す存在。
子供は複雑な味わいの食べ物や飲み物を拒否します。
が、オトナはスパイスの辛みや渋み、苦み、発酵風味までも楽しんで味わえる。
そこには単純で分かりやすい味付けの食べ物には決して存在しない、深みや奥行き、
余韻がある。
世の中から、オトナの為の匂いや味がどんどん消滅して行っているのは、誰あろう
私たち受け手側の責任かもしれない。
…そう思いました。
久々に見た優作の、とりわけ後ろ姿がとても美しくカッコ良く、セクシー。
私、「あの人とキムラに共演してほしかった…」ってのはほとんどないのですが。
唯一、松田優作と彼とが同じ画面に映り込むことがなかったのが本当に口惜しくて。
以前ビストロにいらした松田夫人もおっしゃってましたけど、絶対に二人は
気の合う同士になれたと思うし(痛)
お芝居で共演も面白かったんじゃないかと思うのです。
あの武蔵を言葉で表現するならまさにこれだなぁ。
ピシッと切れそうに寒い京都の冬の空気。
引き締まる こころ と からだ。
武蔵は見事だったねぇ。
まさに研ぎ澄まされてたよ、キムラは。
前半の熱く荒削りな青年が後半、静けさすら纏った凄みのある男へと成長を遂げる
過程で、もしかしたらキムラ自身がシンクロしながら変化したんじゃないかと思える
位に…見る側の私は物語の中の武蔵を見ながら同時に木村拓哉が役者としての何かを
手探りで見つけ、我が身に取り込んでいく過程を見たのかもしれない。
HEROでの久利生の、自然体で居ながら凄みのあるお芝居。
あれは武蔵(とロイド)を通過した彼ならではだと思ってます。
…でも役者として120%出し切って満足できたかしら?と思わずにいられません。
あと、27時間はあってもなくてもよかったかも(笑)
キムタクへの不当な評価を覆す契機となったのは分かりますし、一般からの圧倒的な評価を高めたのはあのノンストップライブであったのも理解していますが、最終的に
1/5へと帰結させようとするTV局やマネージメントの方向性を見るにつけ、
予想していたとはいえあからさますぎて、却って醒めた部分は確実にありますし。
なので。
来年の展開としてはとにかく役者としての木村拓哉を今年以上にたっぷり・豊かに
見せつけていただきたいなぁと思っております。
ロイドと武蔵を通過した彼に、久利生は恐らく容易い。
いえ、手を抜くなんて思ってはいません。そんな役者じゃないから。
でも役不足だよなぁと痛烈に思うのです(武蔵メイキングを見てからはとりわけ)。
話が変わります。
昨晩MAYUKO様のツイートを見てあわててtbsにチャンネル切り替えまして。
『鶴瓶の!型破り偉人伝』松田優作編を見ました。
見た目の格好良さは広く知られるところですが、優作は嫉妬深く非常に自我の強い、
しかしびっくりするほど繊細で細やかなところのある男性だったようです。
番組はとっても面白かったんですけど、ちょっと考えてしまいました。
丁度先日、マツコの怒り新党で『勝新太郎伝説』を見て、その型破りな怪物っぷりと
何とも言えないチャーミングさに感動していたのもあり、いや〜…勝新といい優作といい、昔の映画スターってどうしてこう揃いも揃って強烈に魅力的なんだろう?と。
例えば勝新太郎はハワイでドラッグ所持で逮捕されてますが、そのときの記者会見がまぁ人を食った内容で(笑)
とっても魅力的で大爆笑しちゃって、思わずリスペクトな位だったのですけど。
これ、今誰かが同じことやったらクレームの嵐で、事務所のHPは大炎上・閉鎖。
連日連夜の電話でスタッフは疲弊。嫌がらせの連続で家族はノイローゼでしょう。
スターとは。
毒や闇の部分までも一気に飲み込み、ゴージャスな存在感とユーモアで包みこんで、
サービス精神のスパイスをたっぷり振りかけて、どうぞ!と差し出す存在。
子供は複雑な味わいの食べ物や飲み物を拒否します。
が、オトナはスパイスの辛みや渋み、苦み、発酵風味までも楽しんで味わえる。
そこには単純で分かりやすい味付けの食べ物には決して存在しない、深みや奥行き、
余韻がある。
世の中から、オトナの為の匂いや味がどんどん消滅して行っているのは、誰あろう
私たち受け手側の責任かもしれない。
…そう思いました。
久々に見た優作の、とりわけ後ろ姿がとても美しくカッコ良く、セクシー。
私、「あの人とキムラに共演してほしかった…」ってのはほとんどないのですが。
唯一、松田優作と彼とが同じ画面に映り込むことがなかったのが本当に口惜しくて。
以前ビストロにいらした松田夫人もおっしゃってましたけど、絶対に二人は
気の合う同士になれたと思うし(痛)
お芝居で共演も面白かったんじゃないかと思うのです。
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