2月1日の日記

2015年2月1日 日常
今朝のTwitterで後藤さんが殺害されたと知り大変ショックでした。
ご冥福をお祈りいたします。

ここしばらくISIL(又はISIS)のことを知りたくて。ネットで調べたり本を買って
読んでみました。
私が接したのは主に海外のニュースサイトの日本語訳サイトです。
そこで知ったことは

・彼らの最終目的は「カリフ制国家の樹立」であり、その為に自ら『イスラム国』と
 名乗っていること
・彼らの資金源は石油と(油田を占拠している)いくつかの国家の援助金
・人身売買、虐待、拷問、殺人を正当化するためにイスラム教を利用している

そしてこれは特別重要な意味を持つと思ったのが

・今までのテロ集団(アルカイダなど)と異なりインターネットを利用した情報収集 収集した情報の分析にたけ、プロパガンダによる世論のかく乱・煽動を行う

…ということ。
彼らはTwitter、Facebook、youtubeなどを利用し世界中に呼びかけています。
『おまえたちの政府の失敗のせいで人質は犠牲になり、おまえたちはテロのターゲットとなる』
つまり、
『恨むんならおまえたちの無能な政府を恨め』
ってことですよね。
これってヤクザのいちゃもんと同じじゃないでしょうか。
不条理。
こんな人をバカにした話はありませんよね。
しかしいざ日本のメディアの報道を見てみると、どうだろう。
今の事態を招いたのはアベさんだと言わんばかりの論調を一度ならず見かけました。
彼らはそれをしっかりネットでリサーチしているようです。
どこを刺激したら日本の世論に影響を与えるか、ばっちり理解してるんでしょう。
正直、私個人はアベ氏の考え方や主張は相容れない部分が多いです。
しかし今回の中東訪問は政府の説明にもあったように、複数の国家への援助・支援に重点を置いたものだったようです。
テロリストにとって利用しやすいのは戦争や内乱で政情が不安定な国家です。
不安定に乗じて人を操り、暴力で支配しようとします。
裏を返せば世界が平和で安定した状況は都合が悪い。
であれば、今回の出来事を政権批判の材料に利用するのはどうでしょうね。
テロリストに利する結果になりかねないんじゃないかなぁ。
それにしても日本のメディアって肝心なときにもダメダメですよね。
TVも雑誌もセンセーショナリズムに走って、肝心なISILの分析はイマイチ。
ぶんしゅんのような興味本位で誤報を書散らし堂々と掲載する雑誌や、デ◯夫人
(BBCにまで取り上げられたそうです)のような下劣な人間の発言を話題にし…。
なんだかなぁ。
前々から週刊誌やTVの報道に対して懐疑的な感じは持ってはいましたけれど…。
アレを鵜呑みにしちゃう人はそうそう居ないとは思いますけれど。
TVに釘付け!みたいな姿勢はほんとにまずくないだろうか?と改めて。

この方のブログは的確かつ冷静な視点で書かれていると思います。是非。
http://blogos.com/article/104587/

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