大きな手、逃げない瞳。
2015年6月2日 キムラさん コメント (4)アイムホーム番宣での北大路欣也さんの言葉。
「たくましいので驚いた。ごっついんだ、手が。」
あの一言がとにかくインパクトがあって。
表情や声のトーンも加わって、あ、この言葉にはある実感が伴ってるんだろうなと
何となく感じた。
華麗なる一族では対立する父子。手を握るシーンは…なかった気がする。
でも濃密なお芝居の空間で何度も身近にお互いを見ていたはず。
8年後の再会で北大路さんを心底驚かせたキムラの手。
その前に太秦のでのエピソード「息子が行くんでよろしく。」と粋な計らいの話を
木村自身の口から聞けたのも嬉しかったせいか、太秦とキムラの手の変化が私の中で
しっかり結びついたのだった。
宮本武蔵。
筋肉が着き過ぎて服の袖がきつくなるほど刀を振り回したというキムラ。
その刀を握るのは、手だ。
過酷だったろう宮本武蔵を生きた証が、彼の掌にしっかりと記憶として刻まれた。
太秦をよく知る北大路さんが、それに気づかない訳が無い。
だからあの言葉は、ある意味とても父親的だと思う。
息子に刻まれた月日を文字通り肌で感じ、成長を実感した、というような。
父が息子を想うように…役柄を超えた精神的な絆。
その関係性が7話のあの救いのシーンの凄味に反射したのかもしれない。
宮本武蔵といえば、もう一つここにも。
東京新聞5/30の記事。
キムラのインタビュー。
「父親役もサラリーマン役も今まで経験あるので」
「描き方が異なるだけで現場でやってることは変わらない」
クールに淡々と答える。相変わらず一ミクロンも揺るがない(笑)
で、そんなキムラが
「宮本武蔵で見せた、強い姿とともに弱い姿の表現が魅力的で」
「そういう姿が生きる作品を探した」
と語る横地ゼネラルプロデューサー。
これ、嬉しかったな。
ICWRのShitaoを見た時「ああこれだ。私が見たかったのはこんな彼だよ!」と思い
この先TVでもこんな心を鷲掴みにされる役が見れるかも!とワクワクしていたのに。
…安堂ロイドの黎士まで何年かかっただろう。
TBSの植田P、テレ朝の横地GP。
その二人以外の誰も、彼の中のShitaoの部分を引き出そうとしなかった。
ことによると気づいてさえなかったかもしれない。
(とりわけフジはICWRのスポンサーでもあったのに)
フランス人のトラン・アン・ユン監督が一目で見抜き、鋭い刃で切りとって、
光を当てて見せたというのに。
安堂ロイドから武蔵を経て、ようやく家路久に辿り着いた。
失われた数年間の重さ。
もし宮本武蔵が無かったら?
家路久のあの細やかなお芝居を見ることも無かったのだろうか?
…何となくだけど全ては宮本武蔵=太秦で繋がっている。
そして北大路さんのあの言葉は事によると発したご本人でさえ予想もしないほどの
ニュアンスを、キムラ自身に感じさせたんじゃないかと思う。
「たくましいので驚いた。ごっついんだ、手が。」
あの一言がとにかくインパクトがあって。
表情や声のトーンも加わって、あ、この言葉にはある実感が伴ってるんだろうなと
何となく感じた。
華麗なる一族では対立する父子。手を握るシーンは…なかった気がする。
でも濃密なお芝居の空間で何度も身近にお互いを見ていたはず。
8年後の再会で北大路さんを心底驚かせたキムラの手。
その前に太秦のでのエピソード「息子が行くんでよろしく。」と粋な計らいの話を
木村自身の口から聞けたのも嬉しかったせいか、太秦とキムラの手の変化が私の中で
しっかり結びついたのだった。
宮本武蔵。
筋肉が着き過ぎて服の袖がきつくなるほど刀を振り回したというキムラ。
その刀を握るのは、手だ。
過酷だったろう宮本武蔵を生きた証が、彼の掌にしっかりと記憶として刻まれた。
太秦をよく知る北大路さんが、それに気づかない訳が無い。
だからあの言葉は、ある意味とても父親的だと思う。
息子に刻まれた月日を文字通り肌で感じ、成長を実感した、というような。
父が息子を想うように…役柄を超えた精神的な絆。
その関係性が7話のあの救いのシーンの凄味に反射したのかもしれない。
宮本武蔵といえば、もう一つここにも。
東京新聞5/30の記事。
キムラのインタビュー。
「父親役もサラリーマン役も今まで経験あるので」
「描き方が異なるだけで現場でやってることは変わらない」
クールに淡々と答える。相変わらず一ミクロンも揺るがない(笑)
で、そんなキムラが
「宮本武蔵で見せた、強い姿とともに弱い姿の表現が魅力的で」
「そういう姿が生きる作品を探した」
と語る横地ゼネラルプロデューサー。
これ、嬉しかったな。
ICWRのShitaoを見た時「ああこれだ。私が見たかったのはこんな彼だよ!」と思い
この先TVでもこんな心を鷲掴みにされる役が見れるかも!とワクワクしていたのに。
…安堂ロイドの黎士まで何年かかっただろう。
TBSの植田P、テレ朝の横地GP。
その二人以外の誰も、彼の中のShitaoの部分を引き出そうとしなかった。
ことによると気づいてさえなかったかもしれない。
(とりわけフジはICWRのスポンサーでもあったのに)
フランス人のトラン・アン・ユン監督が一目で見抜き、鋭い刃で切りとって、
光を当てて見せたというのに。
安堂ロイドから武蔵を経て、ようやく家路久に辿り着いた。
失われた数年間の重さ。
もし宮本武蔵が無かったら?
家路久のあの細やかなお芝居を見ることも無かったのだろうか?
…何となくだけど全ては宮本武蔵=太秦で繋がっている。
そして北大路さんのあの言葉は事によると発したご本人でさえ予想もしないほどの
ニュアンスを、キムラ自身に感じさせたんじゃないかと思う。
コメント
全く同感です!
HI様の卓見にいつもほれぼれしてしまいます。
北大路さんは二代目の役者さんですよね。
幼い頃からお父様の役者としての姿をずっと
見ながら育ってきたのですから、言われることに
中井さん同様重みと真実味があります。
それを人一倍感受性の鋭い木村さんが感じない
わけがありません。
どの世界でも同じですが、真に優れた人との出会いが
そのひとをさらに大きくしていくのだと思います。
本当にトラン・アン・ユン監督のような製作者が
日本にもいてくれたらいいのにと思います。
木村氏の才能を欧州の監督のほうが分かってくれるのでしょう。
もっとも日本にも植田さん、横地さんがいてくれるので
期待できるかも知れません。
そして木村さん自身ももっと欲を出していいと思っています。
(どこに言えば伝わるでしょうね)
家路久とダンディハウスのブラック拓哉、カメレオン役者です。
キムラは本当に人との出会いに恵まれているなぁと思います。
それは運もあるし人を惹きつける天賦の才能でもあるだろう。
とりわけ彼が心から人を愛せる人だから、かもしれないですね。
>>木村氏の才能を欧州の監督のほうが分かってくれるのでしょう。
日本にもきっと居ると思うんです。
山田監督が気づいたように、植田P横地GPが見抜いたように。
でもTVドラマの世界のある程度力のある人たちは、役者さんの資質を見抜いて優れたドラマを作るより、数字やパワーバランスのコントロールに興味があるのかも。
或いは、いいドラマのイメージが見る側から乖離してるのかもしれない。
そんな人たちとはもう仕事しなくていいんじゃないかと思ってますが(笑)
>>そして木村さん自身ももっと欲を出していいと思っています。
最近はずいぶんはっきりやりたいことや夢を語るようになったと思いませんか?
陰で頑張ってるんですよ!なんてそぶりも見せないけれど、あれだけはっきりした
考えを持つ男性が、言いなりになるとは思えないんですよねー…。
水面下でいろんなやり方で闘っているんじゃないのかなー…。
いるのでつい間違えてしまいました。
失礼いたしました。
そうですよね、水面下で闘っているんですよね。
他のメンバーが舞台を、というのを聞くと
いいなぁって思ってしまいます。
私も「板」の上の木村さんが見たくて仕方ないのです!
やっぱり裕子さんでしたか(笑)
HI様、って書くのは裕子さんだけなのでわかりましたw
水面下で闘ってる、ってのはあくまでも私の推測ですが…。
あれだけハッキリ物事を言う男性が納得できない物事に従順に従うはずがないと、
そう思うんですよ。
…キムラの舞台ですか。
見たいですね。
でも今のマネージメントだとどうかなぁ…。
なんでもかんでも<平等に>ですからね。
それぞれの持ち味や個性を無視した平等なんてあり得ないんですけどね。
所詮アイドル事務所だよなぁと思うことが最近多いかもw