土曜の27時間TV水泳大会から昨夜のネプリーグ&キスブサまで。
バラエティにおける木村のスキルの高さを実感した3日間でありました。

とりわけ昨夜のネプリーグを見て、なんてチャーミングな人だろうと実感。
いや、前々からわかってはいたんだけど、改めて。
映画HEROの宣伝で来てるんだけど、とにかく楽しそうなんだよね。
一瞬もじっとしてなくて、ずっと喋ってるし、表情がクルクル変わるし、小芝居連発するし、遊園地にやってきた夏休みの子供みたいにテンション高い。
テンション高過ぎると、大丈夫か木村(汗)ってちょっと心配になったりもするけど
昨日は全くのノンストレス。
ヤッシーとコヒさんが居たから。
ヤッシーが突っ込んでコヒさんがボケる。その真ん中で木村がのびのび遊んでる。
カメラの有る無しに関わらずいつもあんなふうにやってるんだろうなって気がする。
その上でTVの映り方もしっかり心得ていて、だからノンストレスだった。
HERO TVの松タクデートと同じかな。
木村本来のナチュラルさがダイレクトに感じられた。
それはファンだけじゃなくて一般もだったようで、Twitterの反応見てたら、キムタク可愛い!面白い!優しい!の声がたくさん。
sまp役割分担やその他キムタク固定イメージのせいで誤解されまくってたもんな。
一般視聴者にとってのタレントのイメージはTVで見た印象が全てだ。
それは木村以外のタレントさんへの私自身の目線も同じだしとは思いつつ、プライド以降、意図的な叩き記事があきらかに目に増えて、月恋以降は悲しいことにそっちの不当な見解が主流になって、頂点に達したのは安堂ロイド中だった気がする。
素晴らしくヲタ萌えするドラマで、今でも大好きで続編を熱望する作品なんだけど、当時の扱いは不条理かつ不可解なほどに残酷だった。
悔しくて辛かったけど、こんな理不尽な扱いは長続きしない。マスコミも安置も何の闇の力か知らないが、一方に極端に振れた反動は必ずくる。
…と思っていたのが現実になりつつある気がしてちょっと嬉しいんです、実は。
で、なぜ状況が好転しはじめたんだろう?と考えてみると、木村が悪い方に大きく
振れちゃったキムタクイメージを自ら壊し始めた…というか、少しずつ距離を置き、演じるのを止め、私たちの知る<木村拓哉>らしく居る場面が多くなった結果では
ないかと思う。
キムタクのイメージを変えたのはファンの応援でもマネージメントの采配でもない。
木村拓哉自身。
思えば彼はずっとそうして来たんだよねきっと。

…話がそれました。
ネプリーグはHEROチームのテンションに引っ張られる形で福士くんや翼ちゃんも
すごく楽しそうで、時々素顔が出ちゃった感じも良かったな。
で、『あすなろ抱き』ですよ。
「俺じゃだめか?」
って…福士くん乙女になっちゃってるし!!!!!
さらっと真顔でちゃんと色っぽく囁いてる木村に、もう降参。
ハンパな役者や芸人なら笑いを取りに行くだろう。
しかも相手は同性。普通なら戸惑いが見えてもおかしくない。
それが一切ない。
木村はキッチリ<秘めた想いを告白する男>を演じていた。
福士君は男性だけど、そんなの関係なかった。
もともと両性具有的だと認識されがちな木村だから、ああいうシチュエーションも
すんなり受け入れられたとも見えるけど、個人的にはちょっと違う感じを持ってる。
むしろ、彼は性別・年齢を全く意識せずに人を愛せる人、だと思う。
あのビジュアルであの声で、愛される要素をたくさん持っている人が、愛されるのと同じパワーで人を愛する。
愛にもいろいろあるけど、木村のは癒しに近いと密かに思っている。
彼のその個性をより極端な形で具現化したのがShitaoで、癒しを求めて群がる人々を性別年齢関係なく受け入れ、癒し、血を流すShitaoは、あるアングルから捉えた木村拓哉の姿そのものである。
そしてShitao(の肉体)が癒すたびに痛みを感じ血を流すのは彼が神様じゃなく
傷つきながら人を愛せる人間だからで、同様に木村拓哉は神様でなく人間である。
とは言うものの、ネプリーグで無邪気にはしゃぐ(と同時にTV映りも完璧に把握している)木村と、血塗れの救世主Shitaoを重ね合わせる人は少ないでしょうけど…。
あと、木村は小芝居挟むのが大好きだけど、ちょっとしたコントみたいな寸劇でも、彼の中にはしっかりと人物の造詣があって、その上で演じてるから面白い。
瞬間的にその役になり切っちゃうんだけど、自分だけじゃなく相手をも世界観に取りこんでしまうのがこの人のすごいとこ。
いろんな人を見て、情景を観察し、膨大な量のTVや映画を見ているらしいのもたぶん
その特技の裏付けとなってるんじゃないだろうか。
結果として人物の心の動きを細やかにリアルに再現できる。
彼が女性心理をかなり正確に細やかに掴んでいるのは、心の中に女性の目線を持ってるからだけど、それは女っぽい部分があるというより、観察・分析して得た手がかりから推論を導く能力がものすごく高い。
机に向かってじっとしてるのは苦手そうだけど、実は勉強家で努力家で、その積み重ねが人の心を掴む能力を補強しているんだと思う。

…ネプリーグだけでかなりのボリュームになってしまったので27時間その他の感想はまた次に。

コメント

たぬきん
2015年7月29日6:58

ネプリーグ、面白かったよね!(´∀`*)ヤッシーとコヒさんの木村くんに対するスタンスが絶妙で楽しかった!変に気を使う訳でなく、持ち上げる訳でもなく。ヤッシーの松尾芭蕉問題での前回出演の時の発言や、コヒさんのケラケラ笑いながら「本当は今すっごく悔しいんでしょ?」が最高!

最大の盛り上がりは福士君へのあすなろ抱きですがw
ツイッターの盛り上がりがとんでも無かったですなw ヲタ以外の人の反応が一々楽しくてあちこち読みに行って笑い転げておりましたわ。かなり若い世代までもが「あすなろ抱き」って言ってて、もうこれは固有名詞になってんのねと驚きました。…そう言えば私「あすなろ白書」は見て無いんだった(;・∀・)

ファンだけが知ってた木村くんのチャーミングな部分やわんこな部分がじわじわ一般にも認知されて来ているのが嬉しいよね!(´∀`*)

>キムタクのイメージを変えたのはファンの応援でもマネージメントの采配でもない。木村拓哉自身。

それですよ、それ!そこが木村くんらしくていいなぁと思うのであります。マネージメントなんて逆に足引っ張ってんのか?って思う事もしばしばですからな(´-ω-`)あとは日焼け(ry

HT
2015年7月29日19:52

師匠いらっしゃいませーーーーーー!!!

>>ヤッシーとコヒさんの木村くんに対するスタンスが絶妙で楽しかった!変に気を使う訳でなく、持ち上げる訳でもなく。

そうそう。二人とも木村のこと分かってるんだよなーと思った。
木村が楽しそうで、見てるウチらも楽しくて本当、感謝だよ。

>>かなり若い世代までもが「あすなろ抱き」って言ってて、もうこれは固有名詞になってんのねと驚きました。…そう言えば私「あすなろ白書」は見て無いんだった

はい。私も見てません。見る予定も今のところないっす←
固有名詞だよ既に。本当に浸透してる言葉ってそうじゃない?
元々のドラマを見てなくて、あのシーンだけしか知らなくても通じる、っていう。
あすなろ抱きに関しては10年前より今のが浸透してる感じがするんだけど…。
これもまた特殊な例だよねw

マネージメントは本当にアホ。
アイドルを扱うのは上手いんだろうから、後輩くん売り込みに徹したらいいよ。
そっちがダメなんだから、木村のビジュ管理に全力を尽くせばいいよ!!
とりあえず日焼けだよな!
スポンサーにウラから手を回して『収録中は日焼けしません』誓約書を書かせろ!!

nophoto
裕子
2015年7月31日16:29

HT様

いつもながらの的確で素敵で愛にあふれた木村拓哉論、
有難うございました。
これを木村さんが読んでくれるといいのにってすごく思います。
ワッツに送ってみられては?
ネットやツイッターでは酷いのも目にしたでしょうが
きちんとしたものも読んで欲しいです!

ロイドは一般的視聴者の理解を超えた作品でしたから、
ムリないでした。自分たちに理解出来ないとあたかも
それを作った側に非があるように言い募るが大衆ですから。

8月の半ばからドイツの本屋大賞をとった作品が
csで放映されますが、タイトルが「ドイツの不条理な物語」。
そして製作者がインタビューの中で「頭を使ってよく考えて(見て)
くれ」と。昨年放映されたもののシーズン2ですが、日本で製作者が
そんなこと言おうものなら頭を使ってまでみたくないよ、って言われ
そうですが、さすが沢山の思想家や文学者を生んだ国の制作陣だけの
ことがある、と感心しました(笑)。

でもアイムホームも実はそんなに易しい内容ではなかったでしたよね。
いつも家に来る青年がアイムホームってけっこう難しいですね、って
言ってましたもの。自分・自己が分かってないものには他者をも
理解することはできないというそれこそ実存的テーマ?を含んでいましたから。

確かに先日の一連の番組での木村さん、可愛い(笑)!
仕草や表情も可愛いけど彼は性格が可愛いですね。
年齢を重ねるに従ってひとに可愛い!言われるのは大事なことかも。
もっとも彼は同時に人一倍coolでもありますから。だからチャーミングなの
でしょう。

明日またHERO観て来ます。
高い壁を周りにはり巡らしているのは何も大使館ばかりではありませんよね、
私の周りにも全く唯我独尊、しっかりと巨大な壁を自分の周りにつくって
ひとを寄せ付けない困ったひと、います。どう攻略するか。
久利生検事の言葉が参考になりそうです。

HT
2015年7月31日20:26

裕子様。

いやいやこんな文章読んだらキモくて鳥肌たっちゃうと思いますよ木村さんはw
それ以前にわっつのメッセージ欄に字数が収まりませんw

頭を使って見る(読む)。
それを面倒と思うか思わないかはその人がTVを見たり本を読むときのスタンスに
直結してるので、難しいですね。
今の日本はみんな疲れすぎていて、そんな余裕を失いつつあるのかな…などと
思ってしまうこともあります。
アイムホームに関してはウチの旦那の同僚(30代男子)が「面白いっすね。」って
言ってたらしいですよ。日頃あまりドラマを見ない人らしいんですけど。
アイムホームがロイドより受け入れられたとすれば、たぶんよりリアルな日常に近い部分での話だったから、かもしれません。
最近の傾向として、視聴者はよりリアルさに拘り、絵空事を嫌うらしいですよ。
ロイドの設定自体が「あり得ない!」の一言で片付けられかねないのかも。
「頭を使ってよく考える・見る」が難しいことと受けとられるのと、繋がるかも。

うちも明日HERO見に行きますよ。
息子と一緒です。
久利生の言葉にどんな反応を示すのか楽しみです(笑)