エミネムのLose Yourselfのショックから立ち直るのにちょっと時間がかかった。
むげにんの撮影時にこれを聞いてたのか〜…って。
万次と木村自身と両方にダブって聞こえる歌詞。
歌詞と話し言葉や書き言葉の違い。
ひとつの単語、センテンスが暗示するイメージの質量が桁違いで自由ってこと。
最小限の言葉で最大限の表現を。
どう解釈するかは受けとった人それぞれでいい。
でも、でもこんなにストレートだとね(苦笑)

むげにんの仕事の最中に日本和装のCMが決まったんだなぁ。
公開は2017年だからちょっと気が早い。かな。
WSでメイキングを見た時、あれ?この人は…とグレーのロン毛の男性に目がいった。
黒田秀樹氏。ギャツビーのCMでおなじみの。
メイキングからして色っぽかったからなぁ。
ウェットスーツを脱ぎながら部屋に入ってきてそのまま着物に着替える。
着付けの仕草がまた色っぽくてねぇ。
しゅっと襦袢を纏い、加えた帯をキュッと締め、羽織をはおって完成。
この一連の動作を、何度もリピート。
すこし俯き加減の斜め顔の、匂うような美しさ。
綺麗なシルエットを描く横顔の清々しさ。
「ドキドキします。」…あの声。
ちょっとだけ鼻にかかった甘くて、心地よく響く音。
黒田氏は木村拓哉の美しさをよーく知っている。
どこをどうやって撮ったら彼の美貌と艶が際立つか。
所作の滑らかさ、計算された色気を余すことなく。
カメラが被写体に惚れ込んでる、この感じ。
本人もきっと信頼して身を預けてるんだろうな。
帯を歯で咥える動作は木村の提案。
「こういうの、アリですか?」って着付け指導の方にちゃんと確認して、監督の
OKが出てから動きに取り入れた。
CMの中ではちょいとドキッとするいい感じのアクセントになってたね。
この時期に木村に新しい仕事が入るのはとってもありがたいこと。
着物はきちっと着ると暖かいんだなーって。
そう、着物は暖かいんだよ。
万次、みぞおちのとこまで開いてるってどんだけ風通しがいいのか。
京都の冬は何度か体験したのだけれども、足元からしんしん冷える。
ほんとに…お疲れ様でした。
でも、めっちゃ楽しみです(笑)

むげにんの撮影は終了してしまいました。
しかも未だに万次のビジュアルはヴェールに包まれたまま。
しかしCMで何となく想像がつくというね。

ひたすら前に進む。

2月にUOMOの表紙を飾るとのこと。
何でこの時期に????…という謎はあるものの、とにかく嬉しい。
安堂ロイドからこっち、割と途切れなく仕事してくれてる木村だから…。
マネージメントがミチからジュリーへ交代したけど、私はそれほど悲観してなくて。
だって今まで「映画やります!」とスマショのVTRで断言したのにやらなかったよね…等々、悔しくて悲しい思いを何度重ねたことか。
舞台をやって欲しい。キムタクでない役をやって欲しい。
…その願いすら聞き届けられなかった日々。
それを思い出せば、なーんかね(笑)
辛い経験ってできたらしない方がいいんだけれども。
時にはそれは、人を強くする。

少なくとも木村は、前に進むと約束してるんだもの。

コメント