先週の続きでうえPがゲストのワッツ。
木村は周りの人たちはよーく観察してモノマネまで交えて話してくれるけど
自分の話はあまりしないので、こんな企画は大歓迎です。
それにしてもうえPも木村も柴田さんこと木村文乃ちゃんのこと好きすぎ(笑)
彼女を「好き」な理由が二人とも同じで、木村が手術シーンのリアルに拘って
オペテクニックを磨いてくれば文乃ちゃんは器具出しのタイミングに拘る。
互いに切磋琢磨する現場って素晴らしい。
出演部だけじゃなくカメラの中山こういちさんのエピソードも素晴らしい。
アライフは最初映画と同じ24コマで撮影するアイデアがあったけどテストしたら
手間暇予算がかかりすぎで断念したけれど、ラストのシアトルのシーンだけは
中山さんのこだわりで24コマ撮影になっていると。

*映画とドラマの映像はなぜ違うのか
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q13106003368

そうか。
シアトルのシーンだけ映像の質感がざらっとして見えたのはそのせいだったのか。
ちょくちょく映画っぽいカメラワークだなぁと感じたのも意図的だったのね。
全編24コマで撮ったとしたら全然雰囲気違ってたろうな。見たかった。
でも、TVドラマならではの制約もあり。
映画みたいなスケジュールは組めないだろうし。
そんな中でスタッフの希望をできるだけ形にしていくうえP。
そのスタンスに胸が熱くなりました。
顔の見えるプロデューサーだよね。
そんな彼が木村のソロ一発目のドラマを企画してくれた。
ヲタとしてとっても幸せなことだと思う。
寄せられたメッセージも嬉しいものばかりだったね。
数字とか満足度なる胡散臭い物差しで記事を書きたがるメディアとは別次元で、
励まされたとか選んだ(医療の)道に誇りを持てる、といったナマの声。
うえPも木村も中山さんも、名前の出てこなかったたくさんのスタッフさんも、
伝えたいことがあるからいろんな困難にぶち当たっても歯を食いしばって、
智慧を出し合って
必死で作り上げてきた意味が、実感できたワッツだったのでは。
シアトルのシーンといえば。
外国人エキストラさんの雰囲気がアライフらしくなかったので
お互いコミュニケーションをとってる感じをと木村がお願いしたってエピソード。
「出演部」を名乗るだけあるね。
脚本を深いとこまで考えてずっと全体を見てきたから分かることな気がする。
その木村が、柴田さんがシアトルに来なかった結末が心残りらしい(笑)
うえPも乗り気なことですし、ここはシーズン2かSPやらないと収まらないでしょ。
その時はぜひ、夜の沖田先生を。
沖田と柴田と井川の三角関係を軸に進行するとかも面白いんじゃないかな。


今、無限の住人関連で続々と雑誌が発売されてますね。
近年なかった状況です。飯島ブロックがなくなるとこんなに凄いのか(笑)
記事は似通ったものが多くて、グラビア勝負?みたいな状況にもなっていて。
グラビア中心の映画雑誌って似通った感じになりがちじゃないですか。
グラビアだけ見るとやっぱりファッション雑誌のほうが好きかなぁ私は。
そんな中、インタビューや記事の深さ細やかさはキネマ旬報が一番かな。
I COME WITH THE RAINの時、トラン・アン・ユンのインタビューを掲載したのが
唯一、キネマ旬報だったと記憶しています。
役者さんのインタビューももちろんだけど、監督が何を考え・感じてそうしたのか。
映像やキャスティングの拘りも知りたいので、あれは嬉しかったなぁ。
映画って監督のカラーがにじみ出てる作品の方が印象的な作品が多い気がする。
これは好みの問題でしょうけど。
で、三池監督のインタビュー。
この方にキャスティングしてもらって本当に良かったなぁと、ジワっと。
「死ねない」万次と「降りれない」木村拓哉の背負った運命が似ている、と。
見えている風景も、抱え込んだ孤独感も同じではないかと直感し、誘った。
彼の渦に現場の全員が巻き込まれ、なんとか生きて還らねばという状況だった、と。
監督の直感が、木村拓哉の精神と肉体を得て、映像として見事に具現化された。
そんな印象を受ける言葉でした。
一方木村はSMAPの解散騒動前夜の不穏な空気の中での撮影でしたが、
「撮影の間は個人の痛みや諸々は不要なので。」
そうなんですよね。
先の見えない不安や辛さの真っ只中にある時、目の前の作業に没頭するのは、
平静を保つ有効な手段なのは間違いない。
困難なほど、あれこれ考えてる余裕なんてなくなりますから。
どれに、やっぱり追い込まれてたからこそな部分もあった気がする。
右目を完全に潰した状態で早朝から深夜まで、極寒の京都の山中で
ワラジに着流しという格好で、危険な殺陣にスタントなしで挑む。
アイドルの顔をもつ彼としては後先考えない振る舞いでもあっただろうし。
その時の木村の頭にはもう、そこのところは消えてたのかもしれない。

うえPと三池監督。
ソロ初のドラマと映画で、この二人に背中を押してもらった。
木村拓哉の運の強さといいますか・・・会うべき人に会える引きの強さ。
三池監督にはもっと早くお会いしたかったと言ってましたけれども。
「これができたんだから、次は・・・」って発言もありましたし、
運命の導くままに新しい作品と出会って欲しいと心から願っています。

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