初めてMIYAVIのポートレイトを見たとき漢字のタトゥーが目に焼き付いた。
『不退転』
胸に大きく刻まれたその文字が、きっと彼なのだろうと思った。
木村拓哉の世間一般のイメージがどんなだか私には正しくはわからない。
客観的な目線で見るには長い間追いかけすぎてしまった。
ただ、よくある「猪突猛進、単細胞直情型」的な目線での意見を見るたび、
わかってないなぁと思っていた。
彼は、とりわけ初対面の人にはたぶんガードが固い。
三池監督が「趣味、威嚇でしょ?」と仰ったらしいが、よくわかる。
仕事仲間とかロケの現場とかファンに対しては物凄く気を使うだろうけど、
繊細に人を見るし、感じるし、察するし、色々考え込むタイプだと思う。
それが、MIYAVIとの対談では随分ストレートに出ていた。
「熱くて重いんですよ、この男。」
そう言いながらちょっと目を外す感じね、あれがまさにw
マツコの「夜の巷」でも見え隠れしてたけど、業界で嫌という程いろいろ見てきて、
こう言えばああなる、見てる人はこう思うだろうと分かってもいる。
今までWSやらバラエティで対談してきた人の大半はそのルールを心得ていて
木村拓哉が本気で戸惑っている場面ってあまり記憶にない。
MIYAVIは、黒船みたいな人だ。
日本の芸能界のルールは、この人にはあまり関係がない。なんたって「不退転」だ。
木村拓哉の、時には過度かとも思える慎重さや理性的な態度をガンガン壊しにいく。
「共演して感じたんです。」
「何を?」
「例えば、<爆発したい!>とか。」「ソロ、やりましょうよ。」
MIYAVIのがぶり寄りのトークは「無限の住人」を見たからこそじゃないだろうか。
あの映画の中の木村拓哉は、ところどころで理性のタガが外れていた。
それはドラマでの彼のお芝居でしばらく見ていない「胸踊る感じ」だった。
映画ではICWRのShitao以来だ。
あの芝居をみて、MIYAVIは木村拓哉の心の叫びを聞いたと思い、それに呼応して
「Live to Die Another Day」を書いた。
歌詞のsome riseがサムライに聞こえ、どことなく宗教音楽を思わせるメロディの。
その曲がどれだけあの映画にハマっているかは・・・言う必要がないですよね。
木村はMIYAVIのことを「自由!!」だと表現した。
それはたぶん、木村自身が一番欲しているところであったろうし、
今、ようやくその願いが叶い始めた。
SONGSのMIYAVIのツアー映像に木村のナレーションが入る。
独特の柔らかいけどくっきり響く声が、映像に寄り添うように聞こえる。
MIYAVIは、彼の音楽ユニットの船長であり、その船は世界中を航海する。
身軽に、自分の音楽を求めている人の元へ赴く。
「踊りたいの?踊りたくないの?」彼の音楽は明快に問いかける。
日本人とかアメリカ人とか関係なく、自分の音でみんなを踊らせてやる。
シンプルで強烈な野心。
収録された彼のミニライブ映像を見た木村の言葉が印象的だった。
「Japan!が、いろんな国の中の一つの都市として聞こえた。」
MIYAVIのルーツは日本だけど、彼の武器は音楽であり、そこに国境はない。
でも彼の胸にあるタトゥーの文字は決してルーツを忘れないための言葉であり。
MIYAVIの野心は、木村拓哉にはとても親しい感覚のはずだ。
武器は、ギターでなく刀。
『不退転』
胸に大きく刻まれたその文字が、きっと彼なのだろうと思った。
木村拓哉の世間一般のイメージがどんなだか私には正しくはわからない。
客観的な目線で見るには長い間追いかけすぎてしまった。
ただ、よくある「猪突猛進、単細胞直情型」的な目線での意見を見るたび、
わかってないなぁと思っていた。
彼は、とりわけ初対面の人にはたぶんガードが固い。
三池監督が「趣味、威嚇でしょ?」と仰ったらしいが、よくわかる。
仕事仲間とかロケの現場とかファンに対しては物凄く気を使うだろうけど、
繊細に人を見るし、感じるし、察するし、色々考え込むタイプだと思う。
それが、MIYAVIとの対談では随分ストレートに出ていた。
「熱くて重いんですよ、この男。」
そう言いながらちょっと目を外す感じね、あれがまさにw
マツコの「夜の巷」でも見え隠れしてたけど、業界で嫌という程いろいろ見てきて、
こう言えばああなる、見てる人はこう思うだろうと分かってもいる。
今までWSやらバラエティで対談してきた人の大半はそのルールを心得ていて
木村拓哉が本気で戸惑っている場面ってあまり記憶にない。
MIYAVIは、黒船みたいな人だ。
日本の芸能界のルールは、この人にはあまり関係がない。なんたって「不退転」だ。
木村拓哉の、時には過度かとも思える慎重さや理性的な態度をガンガン壊しにいく。
「共演して感じたんです。」
「何を?」
「例えば、<爆発したい!>とか。」「ソロ、やりましょうよ。」
MIYAVIのがぶり寄りのトークは「無限の住人」を見たからこそじゃないだろうか。
あの映画の中の木村拓哉は、ところどころで理性のタガが外れていた。
それはドラマでの彼のお芝居でしばらく見ていない「胸踊る感じ」だった。
映画ではICWRのShitao以来だ。
あの芝居をみて、MIYAVIは木村拓哉の心の叫びを聞いたと思い、それに呼応して
「Live to Die Another Day」を書いた。
歌詞のsome riseがサムライに聞こえ、どことなく宗教音楽を思わせるメロディの。
その曲がどれだけあの映画にハマっているかは・・・言う必要がないですよね。
木村はMIYAVIのことを「自由!!」だと表現した。
それはたぶん、木村自身が一番欲しているところであったろうし、
今、ようやくその願いが叶い始めた。
SONGSのMIYAVIのツアー映像に木村のナレーションが入る。
独特の柔らかいけどくっきり響く声が、映像に寄り添うように聞こえる。
MIYAVIは、彼の音楽ユニットの船長であり、その船は世界中を航海する。
身軽に、自分の音楽を求めている人の元へ赴く。
「踊りたいの?踊りたくないの?」彼の音楽は明快に問いかける。
日本人とかアメリカ人とか関係なく、自分の音でみんなを踊らせてやる。
シンプルで強烈な野心。
収録された彼のミニライブ映像を見た木村の言葉が印象的だった。
「Japan!が、いろんな国の中の一つの都市として聞こえた。」
MIYAVIのルーツは日本だけど、彼の武器は音楽であり、そこに国境はない。
でも彼の胸にあるタトゥーの文字は決してルーツを忘れないための言葉であり。
MIYAVIの野心は、木村拓哉にはとても親しい感覚のはずだ。
武器は、ギターでなく刀。
コメント
先日、職場で歓送迎会があり、珍しく映画が話題になりました。皆さんの関心はやはり美女と野獣。40代半ばまでの若い方たちにとって、ジャニーズもせいぜい嵐が上限。木村さんは20年にわたり変わらず、格好良いをワンパターンでやっている人という印象のようです。ジャニーズの人は年を取らないので、気持ち悪いという意見も。聞いているだけで、こちらは意見も何も言いません。
木村さんが役者としてやっていこうとされるなら、別に悪役をするとかする必要があるのではなく、年相応の多様な役に挑戦される必要があるのではと思いました。
追記:最近薔薇のお写真をアップされませんが、今年の薔薇はどうですか?木村さんの映画のことで、お忙しいのかしら。
無限の住人、見に行かれたのですね。
拝見いたしました。
納得の感想です。
一般の方の感想をTwitterでかなり拝見したのですが、今までの木村の映画とは
全く違う好評っぷりにちょっと戸惑うほどです。
私はGiftというドラマで木村拓哉にハマったので、ジャニーズとかアイドルとかの意識
はあまりなく、むしろ役者としては枷ではないか?と思っていました。
>>年相応の多様な役に挑戦される必要があるのではと思いました。
そうなんです。
長年彼のマネージメントを手がけてきた飯島三智女史は、彼をあくまでアイドルの
範疇に収めるためか、熱血直情ヒーロー役に偏った役選びをしてきたように思います。
私が見たかった彼のお芝居は圧倒的少数派で(苦笑)
SMAPの解散、飯島女史との決別を経て、これからの彼が楽しみです。
アライフの医師役、私には年相応に見えました。
ちなみに無限の住人は、彼自身が三池監督からオファーを受けたので、飯島マネは
関わっていません。
今年の薔薇は天候のせいか良くないですね・・・。
新芽の頃(桜の咲く頃)に天候不順と強風で傷がついたのか、うどん粉病が大発生。
ただでさえ西向きで生育の遅れがちな我が家。
ブルーバユーと粉粧楼の蕾が一つずつどうにか近日中に咲きそうです。
もちろん木村の映画もありますが、去年から飼い始めた保護猫:ムサシの相手もあり
つい手軽なTwitterに頼ってしまっております・・・。
Twitterをしておられるとのことで、Googleで検索をしたら、発見しました。こちらに薔薇の写真をアップしておられるのですね。ブルーバユー、やはりきれいですね。
少し前になりますが、横浜イングリッシュガーデンに行った時、いろんな薔薇がとてもきれいで、ブルーバユーも素晴らしかったです。薔薇がお好きなら、楽しめると思います。
MIYAVIさんの「存在証明」、改めて感じ入っています。
今日も万次さんに会って来ましたが、何度見ても同じところで感動し、
涙してしまいます。
見終わった後、予告編でみた映画がどれもうすっぺらに思えてしまい、
困ってしまいました。当分他の映画が見れませんね。
あるツイッターであのディズニー映画を見た後無限を見たら、前にみた映画のことをすっかり忘れてしまった位無限の印象が強烈だったとありましたが、さもありなんと。死と生、善と悪、これらについては幾多の名著があります。しかし
文字で読むのとそれを映像で見るのとでは私個人としては映像で見るほうがはるかにより強烈に感じます。百読は一見に如かずもありかと。
SCONGSのMIYAVIさん、積極的でしたね。
でもあれくらい言ってくれないと木村さん、なかなか動きません。
一流の音楽家の実力を知っているからこそ、自分はまだまだと思うのでしょう。
あのバラエティで臆面もなく歌い踊っていた者たちを見ていたからなおさら
ソロ活動を躊躇するのでしょうね。歌筋を鍛えてから、と言っていたので
それを待つしかないと思います。
「MIYAVIのルーツは日本だけど、彼の武器は音楽であり、そこの国境はない」
音楽の強みですね。ロックであれ、クラッシクであれそこは同じだと思います。
でも演技だってそうではないかと思います。木村さんの演じ方は以前から思っているように欧州型です。「どんな役をやってもそこに演じる役者自身の人間性、魅力が出てないのなら演じる意味がない」
木村さんのこれまでのドラマでの役もまさにこれだったと思います。
だからこそ彼のドラマを見てピアニスト、美容師、パイロット、アイスホッケー選手そして検事(わたくしの知人の息子さん)に実際になった人々がいるのでしょう。ひとの人生を左右するほどの演技をする役者はそうは存在しないでしょう。「A LIFE」のBBSにも沖田先生のような医者になりたいという書き込みが沢山ありましたね。きっとそんな医師に木村さんが診てもらう日が来るかも知れません。
凄い!思います。木村さんにとって役者冥利に尽きるとはまさにこのことではないでしょうか。
今や40代の半ば、もっとも油の乗った世代です。
海外ドラマの主人公の多くが熟年です。要するに人間として熟成してくる年代だからでしょうね。また視聴者自体が成熟している証拠でもあると思います。
でも日本はどうでしょうか。
今後木村さん世代が(浅野さんや脚本家、演出家も含めて)頑張って日本の幼稚な受け取り側を少しでも覚醒させてくれることを祈るばかりです。
いつも長文になり申し訳ございません。
ブルーバユー、素敵ですよね。
至近だと調布の深大寺植物園のバラ園にブルーバユーのコーナーがあります。
オールドローズのコーナーもあり、なかなか充実してますよ。
ジャパンプレミア含め5回見ました。
HERO、ヤマトが2回ずつなので自分でもめちゃくちゃ気に入ってるんだなぁと。
1回目より2回目、3回目と見るほどに癖になる不思議な引力がある。
ただ題材といい撮り方といい好き嫌いは分かれる作品ですし、コミック原作といっても
マニアックな作品ですしね。
木村のドラマを見て人生の進路が決まった人たち。
裕子様のおっしゃる通り人としての魅力、引力が一つ。
もう一つは彼の泥臭いまでの役への拘りがあるのかなと。
万次も沖田もそうでしたが、本当に右目を潰したり多重結びの練習なんて不要といえば
そうなんですよね。
でも、やる。
CGでも同じじゃない?無意味。
と言ってしまう人には見えない何かが伝わってくるのではと。
そう思っています。
レッドカーペットの木村、見ましたか?
あのタキシード姿。
役に活かさない手はない!!