追加の映像が流れ始めました。

http://kensatsugawa-movie.jp/index.html

先日購入の映画雑誌のレポート通り二宮くんと木村、どちらも今までのイメージを
一新する芝居を見せているのが分かります。
もともと対照的なキャラクターの役者さんに思える二人。
声の響かせ方が全く違っていて。
吼える二宮、凄む木村。
高く金属的にまっすぐ前に放たれる声と、深く内側から響いて引き込む声。
あの感じがもしかしたら二人のキャラクターと関係性をまんま暗示してるのかも。
それと、公開された映像がアップを多用した編集なので、圧が凄い。
最上は目の動きひとつで顔つきが違ってくる感じ。
なんだか切羽詰まった表情ばかりでこれはしんどそうだなぁと。
声・目線・ちょっとした身体の動き。
それだけで場の空気も変えてしまうようなところ、あるじゃないですか?
飲まれちゃうなぁきっと・・・。
映像が硬質な感じなのも、緊張感を狙っての演出でしょうね。
細かいところまで凝った映像で構成されて居るのは間違いない。

で、Twitterで話題になってるフライヤー第二弾、無事に確保しました。
新宿のバルト9。
チラシのラックに無かったので訊いてみたらなんと!
インフォメーションカウンターの、お兄さんの目の前に(笑)
「お一人様一部でお願いしております。」
・・・W主演ですからね、まぁそうなるか。
これがまたすごくよく出来てるといいますか。
とにかく映像が美しいのが分かって興奮しました。
漆黒、朱赤。金、メタリックなグレイ。
特に目を引いたのが「深緑から陰鬱なブルーグレイの森の色」。
ポツンと佇む白いシャツの男。逞しい二の腕。細い腰。足。俯き加減の顔。
魂を吸い込まれそうな色彩の、森の底に居る男。
その左上にはずぶ濡れの男のアップの顔。
Shitaoだ。 と反射的に思いました。
森で処刑され、その子宮で再生し、終わりなき苦痛の世界へ放り出される男。
原田監督は、見たのかもしれないな。

少し前に「ウィッチ」という映画を見ました。
欧米の人たちは、森には魔が棲むと考えていたらしく、得体の知れない存在は
森の中からやってくる。 又は、心に隙のある者を森の中へと誘い込む。

『白雪姫は森の中、魔女の継母の毒林檎で死ぬ。』

死と誘惑。罪の香り。
最上は何に誘われて森の底まで降りてしまったのか。
・・・ということであのフライヤーの想像力を掻き立てるパワー、すごいです。
そしてあの構図でもうひとつ思い出したものが。
コーエン兄弟のフィルム・ノワール「ミラーズ・クロッシング」のポスター。

https://movies.yahoo.co.jp/movie/ミラーズ・クロッシング/23008/

右手に銃の男と跪いて命乞いする男。
ここから物語は二転三転としていくのですが、傑作なのでぜひ。

しかしまだほんの一部分しか解禁されてないのにもうこれ。
妄想が漲ってどうしようもありません・・・あと二ヶ月弱あるのに。
キャンペーンも始まりますし、いよいよ、ですね。
なんだかドキドキしてきた。

コメント

nophoto
裕子
2018年7月11日11:29

HT様

確かにフライヤー第2弾の雨に濡れた最上検事、シタオでした、
そして今発売の木村さん表紙も(とくにJMovieMagazine)は予告の最上ではなく
あのシタオ。HT様のご慧眼に驚くばかりでございます!

「ウイッチ」は見ていませんが、森の持つ怖さと神秘さと狂気がひとを狂わせて
いく、という映画のようですね。興味深いのがこれがアメリカ映画であることです。シューベルトの「魔王」を思い出しましたが、何と言っても森と言えばヨーロッパの印象があるのですが、それをアメリカがあのような映画を作ったということが凄いなぁと。

「ミラーズ・クロッシング」も残念ながら見ていないのでネットでポスターを
探しましたが、絵画のようでした!映画みたいです。

最近CSテレビばかり見ているのですが、英国の人気俳優さんが出ている牧師が主人公のドラマでもうシーズン3くらいもあるのですが、その俳優が今度は
新しい別のドラマで非情な性犯罪者の殺人犯を演じています。目つきから話し方、髪型まで変えてすごいです。英国アカデミー賞を獲った作品です。
カッコよくて美しく素敵な牧師役から一転して悪の権化に。それを英国の視聴者はしっかりと受け止めるんですね。
もし木村さんがこのような役をやったらどうなるだろうか。ファンは受け止められるだろうか、などと考えてしまいます。

「検察側の罪人」、ともかくドキドキです。原作を読んでいないので余計に心
躍ります!

HT
2018年7月13日22:41

裕子様、こんばんは。

いよいよ始まりましたね、雑誌ラッシュ。
木村のグラビアがどれも良くて、おっしゃる通りShitaoの空気を纏っている。
当分髪を切る予定はない=まだ撮影は先と言ってはいたけれども、
どうしても期待してしまいます。
あの目つきは森を彷徨う運命の男にふさわしい・・・。
「ウィッチ」はヨーロッパの古い恐怖映画の空気感と「大草原の小さな家」を連想する
最小単位の人の集合体=家族の閉鎖性、危うさの描写がアメリカらしい。
機会があったらぜひ見てくださいね。

>>新しい別のドラマで非情な性犯罪者の殺人犯を演じています。目つきから話し方、髪型まで変えてすごいです。英国アカデミー賞を獲った作品です。

面白そう!
・・・木村のファンは、どうでしょうね。
受け入れられる人、無理な人、様々でしょう。
20代30代で【みんなの望むキムタク像】を演じきったのですから、これからはどうか
自分の可能性を極限まで追求してほしいと思っていますが、こればかりはね。
「一線を、超える」
コンセプト通りのお芝居を観れるかとワクワクしております!