いよいよ明日ですね。


昨日は秀逸なインタビュー二本。

宇多丸さんの「アフター6ジャンクション」
木村拓哉を「革命的アイドル」と呼び、その武器は声だと言い切る。
宇多丸さん自身がミュージシャンでもあるので例えが秀逸。
ラッパーだけあってトークのリズムも、言葉の響きも、ノリがいいせいか?
木村がいつもよりずっと軽やかに、歯切れよく話してくれてましたね。
彼の考える「キムタク感」、木村のお芝居が時に醸し出す「ノイズ」。
よくみてらっしゃるなぁ・・・役者としての木村拓哉を。
アドリブについての下りでの、「口パクじゃねーぞ!」には笑ってしまった。
ですよね。 そうだと思ってた。
この声。 
すでにインタビューで読んだ話題でも、
高い音と低い音が重なったようなあの声で話されると、言葉に色が付く。
場面が浮かぶ。人が生き生きと描き出される。
とりわけ最上を「二刀流」だと。 ここ、すごく想像の膨らむ言葉のチョイス。
そうそう、宇多丸さんが「後悔・反省してる作品はないか?」と斬り込んだ時、
ヤマトだな。と思いました。しかし木村がすらっとかわしたので、意を決して真っ向
ぶつけたような気がします。
正直、「スポーツマン山田」の話題は当時は愉快なものではなかったけれど、
好き嫌いじゃないんだなぁとはっきりと分かりました。
役者の木村拓哉に期待する故のもどかしさかな、などと考えてみたり。
それも、木村の器の大きさを見定めてのことでしょうし。
相手の本気を、直感的に見抜く人ですから・・・本気のインタビュアーには
手加減なしで応える。
だから昨日のインタビューは手練れ同士の丁々発止の勝負のようでした。


ZERO。
二宮くんって割とトリッキーな投げかけする人だなぁと。
思いつきで喋ってるようで、しっかり計算してる。
「(木村は)カリスマ」 間髪入れずの「片付けただろ。」
先輩後輩の関係性に共演者。
そのバランスを正確に読みきって投げかけしてるなぁってとこと、
質問が直感的にチョイスしたっぽいのも、彼はクレバーだねぇ。
「ヒリヒリするの好きでしょ?」  ・・・すごく分かる。
最後の質問がね、来たな!と。
あれを聞いた人、初めてじゃ無いかしら。

「求められなくなったら俳優をやめる。」

サラッと。
きっぱりと。
言い切ったね。
二宮くんがやや焦って見えたんですけど、どうでしょう。

・・・実はある時期、考えてたんですよ。
SMAPが存在してた頃。
彼は、近い将来スパッと芸能界からもこの国からも消えてしまうかも、と。
青い海と深い緑に包まれた場所で自然と調和して心安らかに平和に生きる姿。
ananやAERAのグラビアのような・・・エネルギーに満ちた緑の中で。

でもまだまだ彼は大丈夫かな。
ヒリヒリ・ゾクゾクしたい人だから。

求める人は無数に居ますし。


それにしても。

会話に出て来るあのこと・このこと。
その答え合わせを明日、この目で見るのが楽しみであり怖くもあり。
初めてだよ。見るのが少し怖い映画なんて。

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