Go with the Flow
2020年2月1日 キムラさん コメント (2)個々のアーティストのカラーが強く出た楽曲の寄せ集めが第一印象。
けれど、歌い手の声が絶対的で力技で押し切ったようなアルバム。
一曲目のFLOWがいい。
歌詞は無い。
でもサーフボードにワックスをかける音のテンポが心臓の鼓動のリズムに高まって、
波打ち際を走って海へ滑り込む瞬間の高揚感へと繋がっていくようで。
その後の繰り返し出てくる浮遊感のある旋律は砕ける波頭をスローモーションで
見ているような、溶けて波と一緒に流れ出すような感覚。
その永遠の白昼夢にOne and Onlyのゴリゴリっとしたギターが割り込む。
リアルな音。リアルな肉体。
そう、One and OnlyはMVがリアルでかっこ良すぎて、
最早曲単体では存在できない。
映像が出てきちゃうんです。
同様の感じがローリングストーンにも。
MVで曲の世界が強化され完成したなと思いました。
冒頭モノクロ部分では意図的なのか、音も小さめ。
時の流れの外側に佇み、誰に向けてか、小さな声で歌う男。
「なにひとつ確かなものなんて ないってことなんてないさ」
この部分をふくらませてあの映像になったのかも?
時の流れの外で歌う男に、幼い少年だけが気づいて立ち止まる。
声に気づいた少年は人に歌が届いたのを象徴しているのか?
聴く人を得た男の存在に、色が着いて彼を取り込んだ世界に色が蘇る。
バックから光に照らされカラーに変わる瞬間の木村さん。
至高の美しさ。
曲を演じる木村拓哉。
彼の解釈が深く的確だからこそ光る、シンプルな演出。
あの木村さんとっても色っぽいと思いませんか?
台詞なし。全身で表現する彼を、アップと引きの絶妙なバランス。
森山直太朗さんと水口紋蔵さんとで描き出す「木村拓哉」を木村拓哉が演じる。
曲単体でいい!!と思ったのはyour songとMy Lifeです。
your songの歌詞、聞いても読んでも胸がギュッと掴まれる感じ。
川上洋平さんも歌っているので聴き比べてみました。
川上さんは歌詞の世界観を歌を通じて描き出す。
木村さんは歌詞の「僕」になって歌う。
この曲を初めて聞いた時「僕」が木村さん自身だと感じました。
木村さんもその声も「適当なコードで紡がれた透明な」存在ではないのに、不思議。
透明なカラダに生まれた「僕」が「きみ」の心に届いてきみの歌になる。
もしも世界中から音が消えて周り中が敵になっても、僕は味方さ。
いつか…僕に飽きても、時々は思い出して歌ってね。
この「僕」を、アイドルの儚さと読み換えてみたり。
ゲームの中のキャラクター:八神と読み換えることもできる。
私は…あの切なさでShitaoを思い出してしまいました。
木村さんの声が切なくて一途で、母性本能がくすぐられます 笑
のびの良い高音と独特のビブラートが色っぽい。
可愛らしさと色っぽさが同居している。
47歳でも変わら無いですねぇ、そういうところ。
My LifeはLOVE PSYCHEDELICO全開。
レッチリ・リスペクトと一部で言われてるのすごく分かる。
初聴きでかっこ良すぎて倒れました。
ここまでアーティストのテイスト全開で攻めてくるとは驚きですが、
NOKIさんのラジオによると
木村さん自ら「らしさ全開で!」とリクエストしてたらしい。
難しいと思うよ、あの曲は。
G時代は曲提供のアーティストさんたち、かなり個性を薄めてたんでしょうね。
LOVE PSYCHEDELICOの提供曲あったなー。好きだったけど。
歌詞カードないと聞き取れない部分が多いけど、
流れる雲のように、風のように、花びらが舞うように、振り返らずに…と
旅立ちを促すような歌。
聴いてると何故か万次が浮かぶ。
声も自由で力強くて、何ものにも囚われない永遠の旅人を連想させるから、
かもしれません。
弱い僕だから。
最初と最後にスタジオの生の音が入ってるのはセッションならでは。
パートごとに録音しミキシングすれば仕上がりもパーフェクトだけど、そうせずに
生々しさに拘って、余計に曲が輝いたと思う。
ライブ感が違う。
今の47歳のリアルな木村拓哉をくっきりと焼き付けること。
それは忌野清志郎さんへのメッセージ。
この曲を贈られた頃より強くて大きな大人の男に育った今だからこそ、
気負いなく素直に言える。
「弱い僕だから」と。
そんな気がしました。
けれど、歌い手の声が絶対的で力技で押し切ったようなアルバム。
一曲目のFLOWがいい。
歌詞は無い。
でもサーフボードにワックスをかける音のテンポが心臓の鼓動のリズムに高まって、
波打ち際を走って海へ滑り込む瞬間の高揚感へと繋がっていくようで。
その後の繰り返し出てくる浮遊感のある旋律は砕ける波頭をスローモーションで
見ているような、溶けて波と一緒に流れ出すような感覚。
その永遠の白昼夢にOne and Onlyのゴリゴリっとしたギターが割り込む。
リアルな音。リアルな肉体。
そう、One and OnlyはMVがリアルでかっこ良すぎて、
最早曲単体では存在できない。
映像が出てきちゃうんです。
同様の感じがローリングストーンにも。
MVで曲の世界が強化され完成したなと思いました。
冒頭モノクロ部分では意図的なのか、音も小さめ。
時の流れの外側に佇み、誰に向けてか、小さな声で歌う男。
「なにひとつ確かなものなんて ないってことなんてないさ」
この部分をふくらませてあの映像になったのかも?
時の流れの外で歌う男に、幼い少年だけが気づいて立ち止まる。
声に気づいた少年は人に歌が届いたのを象徴しているのか?
聴く人を得た男の存在に、色が着いて彼を取り込んだ世界に色が蘇る。
バックから光に照らされカラーに変わる瞬間の木村さん。
至高の美しさ。
曲を演じる木村拓哉。
彼の解釈が深く的確だからこそ光る、シンプルな演出。
あの木村さんとっても色っぽいと思いませんか?
台詞なし。全身で表現する彼を、アップと引きの絶妙なバランス。
森山直太朗さんと水口紋蔵さんとで描き出す「木村拓哉」を木村拓哉が演じる。
曲単体でいい!!と思ったのはyour songとMy Lifeです。
your songの歌詞、聞いても読んでも胸がギュッと掴まれる感じ。
川上洋平さんも歌っているので聴き比べてみました。
川上さんは歌詞の世界観を歌を通じて描き出す。
木村さんは歌詞の「僕」になって歌う。
この曲を初めて聞いた時「僕」が木村さん自身だと感じました。
木村さんもその声も「適当なコードで紡がれた透明な」存在ではないのに、不思議。
透明なカラダに生まれた「僕」が「きみ」の心に届いてきみの歌になる。
もしも世界中から音が消えて周り中が敵になっても、僕は味方さ。
いつか…僕に飽きても、時々は思い出して歌ってね。
この「僕」を、アイドルの儚さと読み換えてみたり。
ゲームの中のキャラクター:八神と読み換えることもできる。
私は…あの切なさでShitaoを思い出してしまいました。
木村さんの声が切なくて一途で、母性本能がくすぐられます 笑
のびの良い高音と独特のビブラートが色っぽい。
可愛らしさと色っぽさが同居している。
47歳でも変わら無いですねぇ、そういうところ。
My LifeはLOVE PSYCHEDELICO全開。
レッチリ・リスペクトと一部で言われてるのすごく分かる。
初聴きでかっこ良すぎて倒れました。
ここまでアーティストのテイスト全開で攻めてくるとは驚きですが、
NOKIさんのラジオによると
木村さん自ら「らしさ全開で!」とリクエストしてたらしい。
難しいと思うよ、あの曲は。
G時代は曲提供のアーティストさんたち、かなり個性を薄めてたんでしょうね。
LOVE PSYCHEDELICOの提供曲あったなー。好きだったけど。
歌詞カードないと聞き取れない部分が多いけど、
流れる雲のように、風のように、花びらが舞うように、振り返らずに…と
旅立ちを促すような歌。
聴いてると何故か万次が浮かぶ。
声も自由で力強くて、何ものにも囚われない永遠の旅人を連想させるから、
かもしれません。
弱い僕だから。
最初と最後にスタジオの生の音が入ってるのはセッションならでは。
パートごとに録音しミキシングすれば仕上がりもパーフェクトだけど、そうせずに
生々しさに拘って、余計に曲が輝いたと思う。
ライブ感が違う。
今の47歳のリアルな木村拓哉をくっきりと焼き付けること。
それは忌野清志郎さんへのメッセージ。
この曲を贈られた頃より強くて大きな大人の男に育った今だからこそ、
気負いなく素直に言える。
「弱い僕だから」と。
そんな気がしました。
コメント
アルバムの解説、有難うございました!
これまでポピュラー音楽のCDアルバムを全曲聴いたことが
なかったのですが(Gの時の曲さえ)、今回は木村さんのソロという
だけで頑張って聴き倒しました(笑)。
たしかにHT様の言われるように
「個々のアーチストのカラーが出た楽曲の寄せ集め」
「それを歌い手の声が絶対的な力技で押し切った」
13人の作曲家、作詞家が木村さんに宛てたラブレターの
ようで、調性も実に様々でよくぞこれだけの趣きと調性の違う曲を
自家薬籠中の物として歌いこなしたものだと木村さんの歌唱力を
感嘆せずにはいられません。
音域もかなり広くて、曲もそれぞれにかなり難しいです。
それはそうでしょう、作曲家、作詞家が天下の木村拓哉に贈るのですから
全知全力で創り上げた作品に違いないのですから。同じ調性の曲がそれぞれ2曲ずつあるように思わるのですが(ポピュラー音楽の調性を聴いただけで知るのはとても難しいです)でも曲想は全然違いますし、その違いを見事に歌い分けていますよね。
オペラ歌手も歌唱力と共に演技力が求められるようですが、木村さんの幅広い
演技力が歌唱にも出ていて、聴いていると「舞台がみたい!」という想いに
猛烈に駆られます。
個人的に曲単体で頭に入り込んでしまうのは
Speaking to worldとA Piece of My LifeとMy Lifeです。
№8の「もしもこの世界が、いつか言葉を忘れる日も、人がその愛を。。」
ここの一連の詩を木村さんの優しくも高らかな声で聴いていると
涙が出てしまいます。同じように№12もとても詩がいいんです。
個人的に長いこと子供、生徒たちと関わってきた所為でしょうか、
この2曲は学校で生徒たちにも歌ってもらいたいと思いました。
My Lifeははじめ聴いたときは何と難しい、と思ったのですが、何度も
聴いているといかにも木村さんが「大好物!」と言って意味がよく分かり、
HT様の言われるように「声も自由で力強くて」しかも生き生きとしていて
あぁ、この曲がアルバムにあって良かった!って思っています。
そして同じく一曲目の「Flow」、この曲から全てが始まる、という想いを
起させてくれる素晴らしい序曲だと思いました。
勿論、このソロアルバム全曲が大好物です!
コンサートは関西の方に拾っていただきましたので
19日が初体験になります。
HT様、めいっぱい楽しんでいらして下さいませ!
ソロライブ行きました。
どの曲もSMAP時代のものも、今の木村拓哉の声と表現によって
新しい命を吹き込まれていました。
ソロになってライブでパフォーマンスする意味。
19日にはきっと裕子様も新しい何かを発見されることと思います。
舞台が見たい!!!
その気持ち、更に強まりました。