アルゼンチンタンゴ。
男と女。
絡み合う視線。縺れ合う肢体。
エキゾティックな顔の美しい女。しなやかな細身の美しい男。
導き、拒絶し、追いかけて一つになる。
あからさまな駆け引き、男と女が一つになるための、前戯。
…そんなセクシーで象徴的なダンスシーンから始まりました。
新田の駆け引きのお相手はダンス講師の女性。
あまりにも彼女が綺麗で思わせぶりで、以前読んだ原作のイメージまんまだったので
騙されそうになりました、私。
まさかこの冒頭のシーンがラストと対称になっているとは。
鈴木監督の左右対称への執着が通奏低音のようにそこここに在る。
ホテルの入り口。ロビーを左右に分ける通路。突き当たりのフロント。
しかし今回、その均衡を乱すものがある。
山岸のいるコンシェルジュのコーナーが向かって左の端に位置している。
フロントがホテルの真ん中、中枢として動かずにいるのと対称的に
コンシェルジュの山岸は厄介な客の要求に応えるべく常に動いている。
ホテルという小宇宙を動き回る遊星のような。
彼女の動きが一見バラバラに見える事象を関連付けていく。
ホテルマンのフリをし、ロビーに目を配り客の動きを監視する新田。
ホテルマンとして客の様子を見逃さず自律的に動く山岸。
ホテル・コルテシアの中で2人はまるで組織の外側に居るかのように振る舞う。
ところで2人の関係性は、残念ながらというかやはりというか、前作から進展なし。
対等のプロフェッショナル=バディのままで、タンゴを踊る関係にはない。
前作のラスト、目の眩むような美貌と色気で新田を幻惑した山岸。
笑顔が素敵だし勇気あるし賢いし、ため息のでるプロポーション。
新田だって内心惹かれているはずなのに。
凛としたタイトスカートの後ろ姿に胸がときめかないはずはない。
そこで今回も能勢がいい仕事をする。
「新田さんはあなたを、守ろうとしてるんです。」
絶妙な一言。ハッとする山岸。
そう、能勢は2人のキューピッドでもある。
その証拠に、チャペルのシーン。
彼の背中に一瞬、ステンドグラスの天使の羽が生えているではないか。
チャペルと言えば、恋人との哀しい思い出話をする仲根緑の、聖女のような美しさ。
きめ細かな白い肌、艶やかな髪、切れ長の黒い瞳。
涙を流す潤んだ目の光がつよい印象を残す。
哀しい身の上話にすっかり同情した様子の刑事とコンシェルジュ。
仲根緑は内心ほくそ笑んでいたに違いない。
だが、皮肉にもその瞳によって仮装パーティの喧騒の中、新田は彼女を見つけ出す。
直感と理論の両方とで新田は消去法的に犯人を割り出した。
まず、真犯人候補は偽名で宿泊している3人に絞られる。
・殺された女性と関係のあった浦部。
・山岸に無理難題を押し付ける日下部。
・夫婦を偽る仲根。
最も怪しい浦部が、張り込んでいる刑事をパーティ会場から誘い出す。
が、彼は犯人に操られた囮だと分かる。
真犯人は刑事達を遠ざけたかった場所、つまりパーティ会場にいるはずだ。
そして日下部は会場に来ていない。
残るは仲根。
しかし殺されたのは若い女性で、当時付き合っていた彼氏以外の男がいる。
犯人は男性。
仲根緑は女。
しかし…
この結論に新田の<型破り>な個性が遺憾無く発揮される。
柔軟な発想、大胆な推理。
まさか冒頭のアルゼンチンタンゴが鍵になるとは!
ファントムの仮面を着けた者を新田はダンスに誘う。
踊るのはタンゴ。
仮面の下の印象的な瞳は間違いなく仲根緑。
新田は敢えて女性のパートを踊る。
ファントムの中の人は男か?女か?
新田はそれを、タンゴのパートを逆転することで確かめようとした。
「アルゼンチンタンゴは男同士で踊ってもいいそうです。」
と差し出す新田の手。
誘いに乗るファントム。
新田はリードする/追いかける者=男ではなく、リードされる側=女として
タンゴを踊る。
男は女に、女は男に。
小柄なファントムは慣れた様子で男として新田をリードする。
ファントムの攻めるダンスを受ける新田の目はしかし、獲物を狙う肉食獣。
男と男。
複雑に屈折しもつれ合い、倒錯する性のダンス。
冒頭のスタンダードなタンゴと見事な対称を成す。
伏線回収。
マスカレードナイトは女優さんのお芝居に圧倒されました。
曽根万智子の木村佳乃。
こんなチャンスないでしょ?と語る笑顔に滲み出る狂気。
被害者面の下の悪意と殺意。
仲根緑の麻生久美子。
尊大な蒼白の仮面の下のトラウマと憎悪。
美しい切れ長の瞳が、酷薄な男のそれに変わる。
妹の面影を求め、裏切りのたびに女を殺す。
殺す為に愛すような彼の目に、山岸と新田はどんな風に映っただろう。
お前の負けだ、と勝ち誇る彼に挑むように手を差し出す新田。
アルゼンチンタンゴ。
そのリードとフォローの役割を知っていたからこそ犯人を特定し、
心の内を見透かした。
計画が失敗に終わったと知った仲根の流す涙。
その殺意のきっかけが警察組織にあるという皮肉。
ハンカチを差し出す新田の、苦い思い。
木村拓哉はマスカレードシリーズの主人公であるけれど、物語の中では
どちらかと言うと物語を直接動かすのではなく、それぞれのパートを繋ぎ合せ、
まとめ上げ、他の主要キャラクターが自由に動けるよう舞台を支える役割に見える。
その点で個人的にはやはりHEROシリーズを連想してしまう。
雨宮と久利生の恋は成就されずに終わった。
マスカレードシリーズはどうなるのだろう。
もし新田と山岸が男女の関係になるとしたら…
2人はホテル・コルテシアから飛び出さなくてはいけない。
ホテルの中は非日常の世界、ある種の舞台。
2人の役割はプロフェッショナルなホテルマンと刑事なのだから。
絶対に何かあるから。
とやっぱりありました、エンドロールの後。
ロサンゼルスへと旅立つ山岸の前に現れた新田。
仮面を着けてあの特徴的な歩き方でこちらへ向かってくる彼は、
新田浩介でなくステージの上の木村拓哉そのもの・笑
前髪を下ろしていっそう若々しく美しく見える彼に、流石の山岸も胸が高鳴る。
…反則です、それ。
そう、このシーンは前作と見事に対称になっている。
おまけに男女のポジションが前作とは逆転している。
鈴木監督の拘りが今回、とてもいい仕事をした。
ところで。
マスカレードシリーズ、次回作はあるだろうか。
作者の東野圭吾氏は新作書く気満々のようだ。
…となると。
次回はマスカレードの扮装の2人がホテルのロビーで出会うしかない。
左右対称の、真ん中で並び立つ美しき男と女。
グランドフィナーレしかないではないか。
男と女。
絡み合う視線。縺れ合う肢体。
エキゾティックな顔の美しい女。しなやかな細身の美しい男。
導き、拒絶し、追いかけて一つになる。
あからさまな駆け引き、男と女が一つになるための、前戯。
…そんなセクシーで象徴的なダンスシーンから始まりました。
新田の駆け引きのお相手はダンス講師の女性。
あまりにも彼女が綺麗で思わせぶりで、以前読んだ原作のイメージまんまだったので
騙されそうになりました、私。
まさかこの冒頭のシーンがラストと対称になっているとは。
鈴木監督の左右対称への執着が通奏低音のようにそこここに在る。
ホテルの入り口。ロビーを左右に分ける通路。突き当たりのフロント。
しかし今回、その均衡を乱すものがある。
山岸のいるコンシェルジュのコーナーが向かって左の端に位置している。
フロントがホテルの真ん中、中枢として動かずにいるのと対称的に
コンシェルジュの山岸は厄介な客の要求に応えるべく常に動いている。
ホテルという小宇宙を動き回る遊星のような。
彼女の動きが一見バラバラに見える事象を関連付けていく。
ホテルマンのフリをし、ロビーに目を配り客の動きを監視する新田。
ホテルマンとして客の様子を見逃さず自律的に動く山岸。
ホテル・コルテシアの中で2人はまるで組織の外側に居るかのように振る舞う。
ところで2人の関係性は、残念ながらというかやはりというか、前作から進展なし。
対等のプロフェッショナル=バディのままで、タンゴを踊る関係にはない。
前作のラスト、目の眩むような美貌と色気で新田を幻惑した山岸。
笑顔が素敵だし勇気あるし賢いし、ため息のでるプロポーション。
新田だって内心惹かれているはずなのに。
凛としたタイトスカートの後ろ姿に胸がときめかないはずはない。
そこで今回も能勢がいい仕事をする。
「新田さんはあなたを、守ろうとしてるんです。」
絶妙な一言。ハッとする山岸。
そう、能勢は2人のキューピッドでもある。
その証拠に、チャペルのシーン。
彼の背中に一瞬、ステンドグラスの天使の羽が生えているではないか。
チャペルと言えば、恋人との哀しい思い出話をする仲根緑の、聖女のような美しさ。
きめ細かな白い肌、艶やかな髪、切れ長の黒い瞳。
涙を流す潤んだ目の光がつよい印象を残す。
哀しい身の上話にすっかり同情した様子の刑事とコンシェルジュ。
仲根緑は内心ほくそ笑んでいたに違いない。
だが、皮肉にもその瞳によって仮装パーティの喧騒の中、新田は彼女を見つけ出す。
直感と理論の両方とで新田は消去法的に犯人を割り出した。
まず、真犯人候補は偽名で宿泊している3人に絞られる。
・殺された女性と関係のあった浦部。
・山岸に無理難題を押し付ける日下部。
・夫婦を偽る仲根。
最も怪しい浦部が、張り込んでいる刑事をパーティ会場から誘い出す。
が、彼は犯人に操られた囮だと分かる。
真犯人は刑事達を遠ざけたかった場所、つまりパーティ会場にいるはずだ。
そして日下部は会場に来ていない。
残るは仲根。
しかし殺されたのは若い女性で、当時付き合っていた彼氏以外の男がいる。
犯人は男性。
仲根緑は女。
しかし…
この結論に新田の<型破り>な個性が遺憾無く発揮される。
柔軟な発想、大胆な推理。
まさか冒頭のアルゼンチンタンゴが鍵になるとは!
ファントムの仮面を着けた者を新田はダンスに誘う。
踊るのはタンゴ。
仮面の下の印象的な瞳は間違いなく仲根緑。
新田は敢えて女性のパートを踊る。
ファントムの中の人は男か?女か?
新田はそれを、タンゴのパートを逆転することで確かめようとした。
「アルゼンチンタンゴは男同士で踊ってもいいそうです。」
と差し出す新田の手。
誘いに乗るファントム。
新田はリードする/追いかける者=男ではなく、リードされる側=女として
タンゴを踊る。
男は女に、女は男に。
小柄なファントムは慣れた様子で男として新田をリードする。
ファントムの攻めるダンスを受ける新田の目はしかし、獲物を狙う肉食獣。
男と男。
複雑に屈折しもつれ合い、倒錯する性のダンス。
冒頭のスタンダードなタンゴと見事な対称を成す。
伏線回収。
マスカレードナイトは女優さんのお芝居に圧倒されました。
曽根万智子の木村佳乃。
こんなチャンスないでしょ?と語る笑顔に滲み出る狂気。
被害者面の下の悪意と殺意。
仲根緑の麻生久美子。
尊大な蒼白の仮面の下のトラウマと憎悪。
美しい切れ長の瞳が、酷薄な男のそれに変わる。
妹の面影を求め、裏切りのたびに女を殺す。
殺す為に愛すような彼の目に、山岸と新田はどんな風に映っただろう。
お前の負けだ、と勝ち誇る彼に挑むように手を差し出す新田。
アルゼンチンタンゴ。
そのリードとフォローの役割を知っていたからこそ犯人を特定し、
心の内を見透かした。
計画が失敗に終わったと知った仲根の流す涙。
その殺意のきっかけが警察組織にあるという皮肉。
ハンカチを差し出す新田の、苦い思い。
木村拓哉はマスカレードシリーズの主人公であるけれど、物語の中では
どちらかと言うと物語を直接動かすのではなく、それぞれのパートを繋ぎ合せ、
まとめ上げ、他の主要キャラクターが自由に動けるよう舞台を支える役割に見える。
その点で個人的にはやはりHEROシリーズを連想してしまう。
雨宮と久利生の恋は成就されずに終わった。
マスカレードシリーズはどうなるのだろう。
もし新田と山岸が男女の関係になるとしたら…
2人はホテル・コルテシアから飛び出さなくてはいけない。
ホテルの中は非日常の世界、ある種の舞台。
2人の役割はプロフェッショナルなホテルマンと刑事なのだから。
絶対に何かあるから。
とやっぱりありました、エンドロールの後。
ロサンゼルスへと旅立つ山岸の前に現れた新田。
仮面を着けてあの特徴的な歩き方でこちらへ向かってくる彼は、
新田浩介でなくステージの上の木村拓哉そのもの・笑
前髪を下ろしていっそう若々しく美しく見える彼に、流石の山岸も胸が高鳴る。
…反則です、それ。
そう、このシーンは前作と見事に対称になっている。
おまけに男女のポジションが前作とは逆転している。
鈴木監督の拘りが今回、とてもいい仕事をした。
ところで。
マスカレードシリーズ、次回作はあるだろうか。
作者の東野圭吾氏は新作書く気満々のようだ。
…となると。
次回はマスカレードの扮装の2人がホテルのロビーで出会うしかない。
左右対称の、真ん中で並び立つ美しき男と女。
グランドフィナーレしかないではないか。
コメント
素敵な映画
冒頭と最後のタンゴの違い。深い洞察に感激です。またみたくなります。有難うございました。
山岸のコンシェルジュコーナーがシンメトリーから外れていること、新田がフロントから押し出されて、二人が遊星のように存在しているとのご指摘、目から鱗でした。
マスカレードのパーティー自体がホテルの正規な業務でないので、ホテルという虚構の上にさらに流動する非日常が載るという構造の謎が分かったような気がします。
鈴木監督素敵。映画はこうでなくっちゃ。
アルゼンチンタンゴ自体には、今まで「濃そうなダンス」という印象をもっていたのみなのですが、どうやら心身共に濃厚そうで。
相手ありきの体でのコミュニケーション。
そのタンゴが単なるつかみではなく、ガッツリ鍵となっているのもさすがでした。
犯人の嗜好や生き方をもダンスで感じ取る。それができる新田浩介に説得力がありました。仮面から覗く目によって相手を見抜いたのも。
どの映画でも木村拓哉の眼にやられてしまうのですが、
今回は木村佳乃さんや麻生久美子さんの眼の演技にも惹きつけられ、俳優魂を感じてぐっときました。
新田浩介は体のキレも素晴らしく、シアターに深く響く声にも魅了されました。
そして、緊迫したインカム通話時でさえ手首や首筋が色っぽいという…マスカレード・ホテルの時よりさらに魅力が増したような。
山岸さんと新田さんが新たな展開を迎えるには、ホテルの外で合わなければならないというご指摘に納得です。
いままでの潜入捜査官の新田さんの縛りから解き放たれた新たな彼の一面も見たい!
木村拓哉を絶賛してくださっている東野圭吾さんの、次は新田に何をさせましょうかというコメントが、新田さんの趣味や特技を超えたものに結びついてくれるといいなと夢見ています。
コメント有難うございました。
マスカレードナイト、面白いですよね。
私は3回見たのですが、毎回発見があります。
冒頭のタンゴ、ファンサ?と思ったらちゃんと伏線でした。お見事!
楽しんでいただけて書いた甲斐がありました。
マスカレードナイト、物語の軸が多すぎて、よく2時間ちょいに纏めたなと。
鈴木監督はじめスタッフの方々も相当練りに練った脚本なのでしょう。
1日の出来事にぎゅっと凝縮したのが大正解でしたね。
映画の感想で「舞台のようだ」と仰ってるのを見かけました。
まさにそれがこの映画の構造を特徴付けてますよね。
ホテルという空間の特殊性を上手く生かした点で前作を超えたと思います。
木村さんのビジュアル最高でした。
歳を重ねるごとに色気の質が変わったというか、懐の深さを感じます。
昔より断然声がいい。低くてよく響く、それでいてゆらぎを感じる声。
鍛えた手足の筋肉や腱が袖口から覗いたり、ダンスの動きで浮かび上がるのが
また最高に色っぽいですよね。
次回作では更に深化した大人の色気で魅了してほしい…
いくつか映画の感想を読んだのですが、新田山岸のバディに着目したものが多く
他の女優さんの芝居があまり語られないのが残念で。
(ネタバレを避ける為かもしれませんが)
今作は木村佳乃さん麻生久美子さんのお芝居が凄かった。
前作の松たか子を超えるお芝居はないだろうと思ってたのですが。
特に麻生さん。
背が高くないのに内面は男性の難しい役どころを見事に演じきってました。
彼女にとってもやりがいのある役だったのでは。
ラストの新田とのやりとり最高でした。
やっとお出ましいただけて嬉しい限りでございます。
もうそろそろだろうなと何度もこちらを訪ねておりましたので
本当に嬉しいです(何度も言います)!
今回のナイト、何回見ても飽きないのがすごいです。
皆様お書きになっているように冒頭のアルゼンチン・タンゴ、
あれは「完全な掴み」ですよね、そしてラストにしっかり回収する、
素敵です。
全体のことはもうHT様が完璧に教えて下さっているので
本当に有難く思います。
私は木村さん、いえ新田刑事の細かい動きと佇まいがいよいよもって
美しくなっているのに感動しています。
歩いても走っても佇んでいても、絵になっていて物語の筋などどうでも
よくなってしまいそうになります。
能勢さんとホテルプールサイドで話シーンでの寒そうな仕草。
ホント、寒いよねって思わず口走りそうになります、
でもそれがとてもカッコいいんです(笑)。
仲根緑が切ないラブストーリーを新田刑事と山岸さんに聴かせて
してやったりとその場を去った後、二人で語り合っているところに
能勢さんがお邪魔ではなかったかと入ってくるシーンでの、新田刑事の
邪魔だったよ、と少しは思っていても、そんなことないですよ、との
気持ちを一瞬の動作で表すところ、ものすごく上手い!と思ってしまいます。
AからBに移る感情の動きをA’、A”そしてB、B’と段階的に動作をつなげていく木村さんの表現の仕方が大好きです。
それからHT様のいわれるように女優さんたちが素敵でした。
とても力量のある方々ばかりで前回よりも見応えあったと思いました。
犯人役の麻生さん、カッコいい!
そしてちょっと捻くれた感想なのですが・・・
新田さん、いつ帰ってくるか分からない山岸さんとのディナー予約するより
待っていてくれているかも知れない美人のダンス講師さんのところに行って
ご覧になれば、って言いたくなりました(笑)。
だって中村アンさん、すごく素敵でしたから。
まだ何回かあの愛するべき人々に会いに行ってみたいです。
お久しぶりです。
なんども来ていただいたようで、申し訳ありません。
久々に長文のブログを書きました。
その瞬間の感動や感情を表現するにはTwitterで十分なのですが、自分の中で
咀嚼して思考を定着させるにはやはりこちらですね。
>>AからBに移る感情の動きをA’、A”そしてB、B’と段階的に動作をつなげていく木村さんの表現の仕方が大好きです。
すごく分かります。コンマ数秒の表情や身体の動きの情報量が、いわゆる「自然に」
見えるお芝居を生み出しているんですよね。
Yamatoの打ち上げのエピソードを思い出します。
「あなたは何であんな芝居ができるの?」と橋爪功さんに突っ込まれ困っていたら
山崎努さんが「拓哉は1秒を細かく分けて演じているんだよな。」
と助け舟を出してくださったと。
<AからBに移る感情の動きをA’、A”そしてB、B’と段階的に動作をつなげていく>ですよね、まさに。
犯人役の麻生さん、惚れました・笑
新田さんはたぶん相当モテるので、ホテルコルテシアを一歩出たらどこかの美人に
早速アポイントメントをとってるかもしれません。
山岸さんが帰国するまで禁欲を貫く…タイプには見えないなぁ。
コメントありがとうございます。
楽しんでいただけて嬉しいです!
そんな恥ずかしいなんておっしゃらずに、お気軽にコメントくださいね。
40代最後の年を目前にますます輝く木村さん。来年も楽しみですね!
ご返信有難うございました。
>>自分の中で咀嚼して思考を定着させる<<
HT様のその作業の大ファンですので、これからもよろしく
お願いしたします!!
「拓哉は1秒を細かく分けて演じる」、そう山崎努さんが言われたのですか。
さすがに分かっていらっしゃる。
私的には木村さんはエンターテインメント界のモーツアルトだと
思っています。あの繊細で、美しく軽やかで芸術的でそのくせ
エロティシズムをふんだんに感じさせる表現者は木村さんとモーツァルト
以外にはないと思っています。。。
図らずも今日は木村さんの49歳のお誕生日ですね。
彼をこの世に送り出して下さったミューズの神様に大感謝です!
Flowにメッセージ書いて参りました。
世界には、君以外には歩むことの出来ない唯一の道がある
その道はどこに行き着くのか、と問うてはならない
ひたすら進め! (by F.ニーチェ)
エンタメ界のモーツァルトですか…。
演じること、表現することを運命つけられた人なのだなぁと思うことしきりです。
彼の40代最後の一年が輝かしいものになるよう祈らずにはいられません。
ニーチェの言葉。
新曲「mojo drive」の歌詞を連想しました。
「きみの先に道はない。
荒野を切り拓いて進め。」