杏仁の香り。

2012年11月28日 香り
杏仁の香り。
寒くなると温かみのある甘い香りに惹き付けられませんか?
香水はもちろん、飲み物も甘くしたミルクコーヒーや紅茶が
欲しくなります。
濃いミルクティにはスパイスやジンジャー。
コーヒーにはアイリッシュ・クリームというミルクココア風味のリキュールを。
とっても甘いですが、アイリッシュウィスキーがベースで
比較的アルコール度が高く、17度。
もう一つ、今凝ってるのがDISARONNOというイタリアのリキュールです。
アルコール度数28度。別名『アマレット』といいます。
黒いスクリューキャップを回して口を開けます…ふんわりとなんとも言えない、
甘く蕩けるような芳しい香りが漂う。
あれ?この匂い? そうだ、杏仁豆腐。
アマレットは16世紀にイタリアで生まれたリキュールで、杏の核から取ったエキスで
香り付けをしてあるんだそう。
杏仁豆腐の杏仁や桜餅の桜の葉にはクマリンという香り成分が含まれていて、
それが甘くて少しパウダリーな、うっとりするような芳香を放つのです。
香水にも杏仁の香りのものがありますが、杏の核ではなく、トンカビーンという
植物の種子から抽出したクマリンを利用するようです。

ちょっと話がそれてしまいました(笑)

温めたカップに少し多めにアマレットを入れて、熱いコーヒーとミルクを注ぐ。
湯気とともにふわっと立ち上る杏仁の香りが、深みのあるコーヒーの香りと
入り交じって、なんとも贅沢な気分になります。
アルコールで体も暖まりますし、オススメです。

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