薫衣香(くのえこう)
2014年8月26日 香り
実家で遺品の整理をしていて見つけた。
紫と茜いろの紙袋を開くと和紙に包まれた小さな匂い袋が五つ。
平安時代、『衣のためのお香』として使われた
『えび香』『薫衣香』を
現代風にアレンジしたものだそう。
天然の桂皮・白檀・丁字などを用い調香しましたと書いてある。
嗅いでみると甘いお香の香り。
京都土産の匂い袋、あの感じに近いかな。
さっそくたんすに一袋入れてみた。
しばらく時間を置いて開けてみるとほんのりとよき香り。
子供の頃、母が使っていた白檀のせんす。
夏、着物を纏った母がせんすを使うとふわふわ漂った香りを思い出す。
子供の頃はなんだか妙に鼻について好きになれなかったけれど。
蒸し暑い空気、足の下、汗で湿り気を帯びた畳の感触。
うす翠色の着物姿の母。
*銀座、香十のお品。
http://www.koju.co.jp/shop/products/detail.php?product_id=768
紫と茜いろの紙袋を開くと和紙に包まれた小さな匂い袋が五つ。
平安時代、『衣のためのお香』として使われた
『えび香』『薫衣香』を
現代風にアレンジしたものだそう。
天然の桂皮・白檀・丁字などを用い調香しましたと書いてある。
嗅いでみると甘いお香の香り。
京都土産の匂い袋、あの感じに近いかな。
さっそくたんすに一袋入れてみた。
しばらく時間を置いて開けてみるとほんのりとよき香り。
子供の頃、母が使っていた白檀のせんす。
夏、着物を纏った母がせんすを使うとふわふわ漂った香りを思い出す。
子供の頃はなんだか妙に鼻について好きになれなかったけれど。
蒸し暑い空気、足の下、汗で湿り気を帯びた畳の感触。
うす翠色の着物姿の母。
*銀座、香十のお品。
http://www.koju.co.jp/shop/products/detail.php?product_id=768
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