とっても聞きたくなって検索したらちゃんとありました。
ようつべって凄い・・・。

戸川純はお芝居を演じるように歌う。
音域広いし、表現力もあると思う。
(芝居がかって大仰で、<自然で日常的>とは真逆の表現法)
個性的を通り越してグロテスクだったりするけど、いい日本語の歌詞を書いている。
大多数の人にとってできれば目を逸らしておきたい部分かもしれないけど、
人間が日頃抑圧している衝動・本能からくる業が根底に横たわってる気がする。
音もハードコア・テクノwでパンキッシュだったり、アングラ歌謡曲みたいで
すごく良く出来てると思う。
ようつべのコメントの中には英語の書き込みもあって、
ニナ・ハーゲンとかケイト・ブッシュ、スージー・スーと比較してたり、
「日本の’80年代音楽はクール!!」みたく好意的なのも面白い。

たぶん彼女は半分ユーモアのつもりでやってたんだろうけど、
当時は100%真剣にやってると思われてたような気がする。
不思議ちゃんでかなりヤバい子、みたいな。
「レーダーマン」や「玉姫様」でTVの歌番組にも出演したけど、
はんぶん放送事故扱いだった記憶がある。
まぁイロモノ扱いされてもしょうがないかな~・・・。
インパクト凄すぎだもんね(笑)

今、改めて見るとかなり笑えるし、でもめっちゃカッコイイ。
(*注:「肉屋のように」はグロテスクが苦手な人は見ないでください;)


「玉姫様」
http://www.youtube.com/watch?v=duDNQoJVlRI&feature=related

「肉屋のように」
http://www.youtube.com/watch?v=qFA19tfP75A

「バーバラ・セクサロイド」
http://www.youtube.com/watch?v=GCdsAWzGdBQ&feature=related

その一方でうつくしい日本語の歌を情念たっぷりに歌っている。

「蘇州夜曲」@刑事よろしく←ビートたけし、若いっ。
http://www.youtube.com/watch?v=UKq2fdHlel4

<おまけ>
渡辺はま子の「蘇州夜曲」

http://www.youtube.com/watch?v=PiwU-vV3oiY
(これを聞くと何故か泣きそうになります(つД`)・゜・)

あ~。
CDのボックスセットが欲しくなってきたっ!!



Moon Lovers・・・月のこいびとたち。
月に帰るんでなく、
「連れて行って」なんですね、MAYUKOさま。

「私を月まで連れてって」といえばこの曲。

たくさんのミュージシャンがカバーしていますがこれが一番好き。

甘くジャジーでロマンティック、どこかアンニュイなボサ・ノヴァのメロディに、
少したどたどしい英語の、囁くようなヴォーカル。
所謂歌が上手いのとは違うんですが、コケティッシュで、なぜかナイーブ。
アストラッド・ジルベルトは「イパネマの娘」と「いそしぎ」が有名ですが、
どの曲ももう何回聞いたかわかりませんが飽きない。
永遠の輝き・・・。
私の音楽的好みの原型はこれかもしれない。
↑のジャケフォトをクリックしてamazonのページから試聴できます。
7曲目。

そして。

実はこの曲、タモリさんと競演した『今夜は営業中』で歌ってるンですよ、彼。
その声がねー・・・ものすごくセクシーで。
メロディが声質にピッタリで。とにかくスウィ~ト(笑)忘れられないんです。
実際に歌ったのはほんのさわり程度ですけど。
ソロで歌ってくれないかなー・・・。
ご本人はハードロックがお好きなようですが、むしろこういう曲が似合うと思う。

あ、あとですね、Sergio Mendezがスマスマに登場したときに歌ったMas Que Nadaも
めちゃくちゃ好き。
ラテン音楽の色っぽさってすっごく似合うのにな~。
ダンスも腰クネクネ系だし(笑)

http://www.youtube.com/watch?v=gsU3jVNzgsk

こんときのソロの声もエロいわぁ☆
もっともっとヴォーカル聞かせてほしかった・・・。

好きなものと似合うものは違うんだよ~~~~キムラさんっ!!!!

って、まぁ単なる私の好みですね。

色気のあるおっさん その2
色気のあるおっさんで個人的には絶対外せないのがこの人、
RadioheadのヴォーカルThom Yorke(トム・ヨーク)。
ICWRでRadioheadの曲が3曲使用されていたので知ってる方もいる・・・かな?
彼らはもう20年近く活動しているので(でもアルバムは7枚だけ)、当初は初々しく屈折した小柄な青年だったトムも、40代のいいおっさんになった。
子供もできて丸くなった部分もあるが、いかにもイギリス人っぽい捻くれた歌詞と透き通った歌声、うつくしいギターの音色、メロディには毎回魅了される。

From The BasementはNigel Godrich (ナイジェル・ゴドリッチ)という音楽プロデューサーが自分のスタジオでミュージシャンに演奏してもらった様子を集めたDVD。
(画像参照/amazon.から拝借してきたのですが小さすぎる・・・)

Radioheadはこの中で4曲(うち2曲はトム・ヨークのピアノソロ)演奏しているのだが、
圧巻はReckoner。

http://www.youtube.com/watch?v=2JjRemHXW2I

ジャジーで哀愁の漂う繊細なメロディ。
トムの澄み切った、どこか悟りの境地漂う声、音楽に完全に支配されたような演奏。
一人を除き皆いいおっさんなのだが、圧倒的な音楽のクオリティの高さと緊張感、このGならではの<場の空気を染め上げる>オーラに思わずひれ伏しそうになります。

ICWRで使用されたNUDE(リリとドンポのラヴ・シーン)も演奏してます。
こっちはRadioheadのアルバム特典DVDとして発売。

http://www.youtube.com/watch?v=Zxvsq-IluaA

男の色気は顔だけじゃない。
・・・いや、トム・ヨーク、顔も結構可愛いおっさんなんだけどさ。
ものすごくオシャレだし。


追記)

数日出かけます。
その間更新できませんがキムラさん関係で何か動きがありそうな予感もしないでもない。
(某所で「髪を短くした」カキコ有)
そろそろかなぁ。
HDDセットして行ってきます。


昔っから色気のあるオジサマに弱い。

リリーさんにドッキリした私は、過去に魅了されたおっさんを思い出す旅に出た。
まず思い出したのがSerge Gainsbourg(セルジュ・ゲンズブール)である。
このジャケのくたびれたオカマみたいな写真はご本人ですが、セルジュはオカマさんではない。
しかも既に故人である。
心臓に疾患があって医者に止められてるにもかかわらず、酒とジタン(高ニコチンのフランス煙草)を摂取し続けて、最後はやっぱり心臓で亡くなった。

フランスの音楽というとたぶん、シャンソンとか小じゃれたフレンチ・ポップを思い出すかもしれないけど
(CMでも使われたフランス・ギャルの「attends ou va-t’en」はセルジュの作曲。フランソワーズ・アルディの「さよならを教えて」も)、
実はこの国は人種の坩堝で、特にパリはいろんな国の人がひしめいているらしく、音楽もエスニックでごちゃまぜで独特で、とても面白い。
アメリカやUKとは一味違ったスパイスの効いた味わい。

さて、↑の写真のアルバムは80年代初めの作品で、その頃のダンス・ミュージックの影響が色濃く漂っている。

でも発売当時センセーショナルに取り上げられたのは娘のシャルロット・ゲンズブール(まだお子ちゃま)とデュエットした「Lemon Incest」という曲である。

http://www.youtube.com/watch?v=LE06lqT0Y2g&feature=related

和訳すると「レモンの近親相姦」・・・・おっさん、何考えてンや。
ああ・・・でも今聞いてもやっぱりクラクラするわ~この声(はぁと)
シャルロットも超・カワユス☆

この人、以前スマスマにも登場したジェーン・バーキンと長く同棲関係にあった。
シャルロットはジェーンとセルジュの娘である。
(シャルロットは女優として見事花開き、去年のカンヌでラース・フォン・トリアーの「antichrist」で女優賞を獲った)

前置きが長くなりましたが、セルジュは単なるエロオヤジではない。
まず、声がすこぶるいい。低音で渋くて、耳元で囁かれたら確実に落ちる。
で、歌詞もいい。
ものすごく傷つきやすくて繊細な人だとすぐに分る。
ジプジーの血を引く人らしく、内面は様々な屈折をかかえ、自分の容姿にもものすごいコンプレックスを持っている。
ジャズでもラテンでもクラシックでもロックでもレゲエでも、とにかく自分が「面白い!」と思えばなんの抵抗もなくすんなり取りいれてみる。
全てが<自分基準>のおっさんである。
なんてカッコイイんだろう。
近くにいたら絶対タイヘンな思いをするだろうが、傍から見てる分には恐ろしく魅力的である。

こんなものすごいおっさん、顔がいいだけの若造が100人束になっても勝てないだろう。
華麗なる女性遍歴(笑)が物語る。

ブリジット・バルドーとのデュエット、Bonnie&Clyde(「ボニー&クライド」)
痺れます。
バルドーもすっごくクール。

http://www.youtube.com/watch?v=QKfBJMIANsM


・・・そして。
色気のあるおっさんの例に違わず、彼も繊細そうな、芸術家の手をしている。

Soldier of Love

2010年3月7日 音楽
ずーっと気になってたSADE(シャーデー)のニュー・アルバム。
みてくださいこのジャケのカコイイこと。
バックの風景はたぶんマヤ遺跡・・・・・・・何故?

J-WAVEでタイトル曲のSoldier of Love聞いたとき、
Massive Attackを思わせる重くタイトなベースとドラムにワクワクしますた。
んで、めちゃくちゃ期待しつつ、本編を聞く。
・・・・・・・・・地味やな。
渋いんですよね~、ものすごく・・・ほぼ・・・枯れてるぜの域(;´∀`)
贅肉とか全くなくって、なんつーか、修行僧の趣が・・・・。

しかしですね。

これが癖になる渋さで、聞いてると日常のモロモロを忘れてクールダウンでっす。
何よりSADE ADUの声がいい。
彼女の、様々な複雑な感情や想いを全て飲み込んだ上で、淡々と言葉を
シンプルに届けようとする、歌への誠意が感じられます。
・・・残念ながらコッチは歌詞カード見ながら理解する身ですが。

アルバムタイトルのSoldier of Loveは

I’ve Lost the use my heart
But I’m still alive

という歌詞ではじまります。

この曲の主旨は、たぶんこういうこと。

どんなにシビアな人生でもあたしは生きぬくわ。
生きるために愛し、戦い続けるの、昼も夜も。

ううむ。
SADE ADU、カッコよすぎて、自分のようなヘナチョコな人間には眩しすぎ。
美人だし。


追記)

SADE=シャーデーといえばSmooth Operator。
♪スム~スオペレタァ~♪とジャジーなメロディでハスキーでアンニュイなボーカルの曲が一番有名なのかな?
あの色っぽさはないかなぁ・・・。

友達のブロに行ったら湾岸コンビナートの巨大なクレーンの写真がupされていた。
あれを見ると今でも反射的にこのアルバムの「うめたて」という曲を思い出す。

赤と白のクレーンを「遠い島に住む 赤いキリンの群れ」と表現し、
「バスに乗って 橋を渡り 今日も埋立地にいく」と当時のまだ何もない湾岸の情景を
「まよなかに出かけよう 誰も居ない『東京原野』」と表現した言葉の鋭さ。

ウチには当時のレコード(笑)はあるがCDはない。

なのでつべで再生してみる。

お台場8ちゃんねるも汐留4ちゃんねるもシオドメアイランド(笑)も無かった時代。
その当時でさえ貴重な「げんや」の何もない空っぽな感じが、十代のアーティストには一種の逃げ場というか居場所だったのかもしれないなぁ・・・。

しかし、今聞くと演奏ヘタ・・・ってか、ショボイ・・・。
なのに鋭くて剃刀みたいな言葉の切れ味も、テクノやらレゲエやらいろんな音楽のエッセンスが垣間見えるアレンジも、めちゃくちゃいい。

久々にノスタルジックな気分に浸ったのであった。


Arctic Monkeys
お猿の生息地の北限は青森の下北半島だそーである。
アークティック・モンキーズは「北極のお猿(たち)」って意味だが、
つまりそんなの居るわけない。
あ、でも北極圏にお猿さんの仲間がいるじゃん!=人間。
前から気になっていたArctic Monkeysが実はツレの膨大なCDコレクションの中にあると知り、発掘してもらって聞く。
「Whatever People Say I Am,That’s What I’m Not」という長ったらしい(そしてヒネくれた)タイトルである。
右上の煙草咥えてるオッサンくさいフォトがCDジャケです(笑)↑

かなり期待して聞いたのだが・・・そこそこ。
所々ハッとするフレーズがあったりするんだが、割と似たり寄ったりの曲調ってか。
ずーっと聞いてると飽きる。
音はガレージっぽくてベースが重いとこなんかはなかなかカッコイイですけどね。
A Certain Romanceは良かった。スカのリズム。
透明なギターの音がSonic Youthっぽい♪
ネットで調べたらオアシスの再来(?)とか言われてたりするらしい。
オアシスにピンとこなかったんだからあたりまえか・・・・・。
2006年のアルバムだからなぁ。最新のはちょっと違ったりするのだろうか?
こんどレンタルしてみるか。

キムラさんの新ドラの情報がちょろっと。
今回は焦らし作戦ですか8ちゃんねる(笑)
まぁ・・・今ンとこ期待/不安半分ずつってことで。
いつからだろう?
素直にキムラドラマを心待ちにできなくなったのは?
・・・考えるまでもなく<<メイビー!>>野郎からなんだけどなw

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